SKY-HIが振り返るオーディションの日々「『THE FIRST』は我々の人生を大きく変えた」【『あの日のTHE FIRST』レポート#12】

『あの日のTHE FIRST』#12 SKY-HI

文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけたオーディション『THE FIRST』。その模様を7人組ボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」と、『THE FIRST』に参加していたBMSGの練習生や所属アーティストのコメントを交えながら振り返る番組『あの日のTHE FIRST』

最終回となる第12回では、『THE FIRST』を主催したSKY-HIがフィーチャ―された。世界を目指すボーイズグループのためにこのオーディションをスタートさせた彼は、BE:FIRSTやBMSG所属アーティストになる前の彼らをどのような視線で追っていたのか──。

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SKY-HIが語るSOTA

──SOTAの第一印象について教えてください。

SKY-HI 3次審査のスタートくらいまで、どういう人なのかわからなかったです。丁寧真摯に質問には答えてくれるけど、パッと見だと何を考えているかわからないじゃないですか(笑)。“どういうグループを想定して応募してくれたのか”ということを掴むまでに、少し時間がかかりましたね。イメージしていたどおりの成長を、そのまましているのがSOTAかな。ダンスはものすごくうまいし、ラップは伸びそうだったし、歌も歌えるようになると思っていたので。

──SOTAのターニングポイントは、どこだったと思いますか?

SKY-HI 「Be Free」のパフォーマンスの日、殻を破ったような気がしますね。SOTAとちょくちょく話していたんですよ。「いわゆるボーイズグループで求められる要素のひとつである“爽やかさ”を象徴するような『Be Free』を、100%でやるのはムズいよね」って。俺もSOTAくらいの年齢だったら、もしかすると斜に構えてしまったかもしれないし。「技術だけじゃなく、感情の部分で煌びやかさを表現できたら素晴らしいと思うよ」と伝えていたんですが、本番のパフォーマンスではそれが完璧にできていたと思います。SOTAは志も高いけど、まわりをよく見ているし、何より心持ちが優しい。BE:FIRSTの現場でSOTAに助けられていることが、最近は本当に多いですね。

SKY-HIが語るMANATO

──MANATOの第一印象について教えてください。

SKY-HI まじめな方ですね(笑)。ギャグセンスが高いだけであって、今でも一番まじめ。ギャグセンスに関しても「まじめだなぁ」と思いますし。MANATOは初対面のときに感じた、「もし今回デビューをお願いするとしたら、こういったかたちで成長しているんじゃないだろうか」というぼやっとした想像を叶えてくれた方でもあります。彼の才能に触れて「これはもったいない。この才能が、あと20%パフォーマンスで出せるようになったらすごいことになるぞ」と思っていたら、本当にすごいことになってますからね(笑)。

2021年11月のデビュー時は、完全にBE:FIRSTの背骨。軸ですね。ひとりでパフォーマンスのクオリティをだいぶ底上げしている、すごい存在です。だけどBE:FIRSTのあるべき姿として、次はまた違う方がドンっていう軸を担ってくれるかなと思います。

──MANATOのターニングポイントは、どこだったと思いますか?

SKY-HI 「Be Free」でりょんりょん(佐藤涼子)のボイトレを受けたときかな。ちょっと笑いそうになりながら、大げさに顔で表現しつつ歌っていたMANATOがめちゃくちゃ魅力的だったんですよね。デビューした彼の姿を想像できた瞬間のひとつでした。

また、合宿最終審査が終わって号泣していたのもターニングポイントだった気がします。「Shining One」とShow Minor Savageを見ていると、彼の順位を下でコールしたのは間違いなく英断だった。今なら「必要な過程だった」と思えますけど、あのときは本当に胸が痛かったです。


SKY-HIが語るJUNON

──JUNONの第一印象について教えてください。

SKY-HI 見ているスタッフと自分の評価が、一番離れていたのがJUNONでした。「3次審査に残す」って言ったときも、「合宿メンバーに入れる」って言ったときも、みんなが「えっ」と言っていたのを僕は忘れていませんからね(笑)。すべてにおいて「すごく伸びそうだな」と思っていたんです。

特に印象的だったのが3次審査。ダンスが苦手な子って、自信がなさそうに見えたり目が泳いだりしがちなんですけど、JUNONは自分のパートが来たときにいける人だった。単純に実力だけで「今年のデビューに間に合うのか」って聞かれたら「ちょっと難しいかも」と思わざるを得なかったけど、「この思い切りがステージで出せるなら迷わず成長できそうだな」って。JUNONは“ポンッて壁を乗り越えグーッって進む”を繰り返していくタイプだと思うので、あと何回か大化けする瞬間が見られるのかと想像すると楽しみです。

──JUNONのターニングポイントは、どこだったと思いますか?

SKY-HI 「合宿へ行こう」と思ったときじゃない? 内定を蹴ってオーディションに賭けたのは、人生の決断としてもリアル転換期だっただろうし。“腹の括り”みたいなものを感じたな。JUNONの人生って、おもしろっ(笑)! 『THE FIRST』のシンデレラボーイですもんね。

SKY-HIが語るSHUNTO&RYUHEI&RYOKI


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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