ザ・マミィ林田、絶縁状態だった父の姿に号泣。コント中断「ちょっとやめさせてください」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『バナナサンド』

ゲストは空気階段とザ・マミィ。もぐらと酒井のクズエピソードに、笑いながらも「終わってんな、マジで」「腹立ってくる!」「嫌いなんですよ、ちゃんと生きてない奴」と怒るのがサンド伊達らしくていい。

最後は「お世話になった人に感謝を捧げるネタを披露する」という企画。ネタ前に感動のVTRが流れるというもの。深夜時代も同じような趣旨の「苦労芸人ネタ自慢大会」で号泣してネタができなくなった酒井だが、今回は林田に関するVTR。

医師一家に生まれた林田は、芸人になったことで現在まで7年以上、父親と絶縁状態だという。母親からの手紙を番組が受け取り、読み上げられる。

「私が見る限り…(父親は)誰よりもザ・マミィのファンだと思われます。笑」「先日のキングオブコント決勝、緊張でソワソワしながらお父さんと一緒に診ていました。会場の笑いが起きる度にお父さんとガッツポーズしていました。笑」といった内容に、レギュラー陣も涙をこらえている様子。

幕が上がると林田は当然のようにうつむいて号泣。それどころか、相方の酒井までも本人以上に号泣。なんとかコントをやり始めようとするも「ちょっとやめさせてください」とコントを止める林田。コントをやめたあとも嗚咽が止まらない酒井に、林田「ちょっと、追い越さないで(笑)」。

『セブンルール』

蛙亭イワクラに密着。「喜怒哀楽のもっと隙間みたいな。そういう日常に潜んでいる気持ち悪いこととかをコントで表現したいなって。『なんだこれは』って思ってもらえるように濃ゆくはなってると思います」とコントを語るイワクラ。

劇場で新ネタをかけるというが、スマホのメモには「リモート会議してる/後ろを子供の中野が通る」というメモ2行だけ。しかも当日まで中野に伝えてもない。

本番直前、「喫茶店でリモート会議してる人のうしろにめっちゃ映り込んできて『あ、すみません、今ちょっとリモート会議してて』と」「(オチは)『前ここで会社辞めたいってつぶやいてコーヒー飲んでたじゃん』って頭ポンポンとかしてハケてみたいな」と設定とオチのみ中野に伝え、ネタ合わせを一度もすることなく本番に。「いける?」と聞かれて少し考え「いけた」と答える中野がスゴい。

本番もオチの部分では「変な人のフリして私を仕事から救ってくれたってことですか?」と言うイワクラに「うん、不器用なピエロだよね」とアドリブで返す中野。スゴ過ぎ。

中野「設定がもうほぼすべて。イワクラの設定・ネタ・テーマがあるから僕もその中で自由にできているので、そこはもうめちゃくちゃ尊敬してますね」。

あと、まーごめハウスの様子はいつだって癒やし。


『フリースタイルティーチャー』

「第二回芸人界最強ラッパー決定トーナメント」Aブロック第4試合は前回準優勝のゆりやんvs市川刺身。

第1ラウンド、「浮浪者じゃないよー、高円寺に家あるよー、和式便所の家だよー、ファイナリストで1人だけだよー、勘弁してよー。今日もションベンやったらはずれちゃったよー、オイ拭くのめんどくせぇよー、拭いてくれよぉー」と独特の節回しで笑わせた刺身が3-2で勝利。

審査員のいとうせいこうも「市川くんの圧倒的な新しさ。『なんとかしてくれよ』って頼むだけ。でもそれは韻も踏んでるしバイブスもあるっていう演歌ラップみたい」と賞賛。Zeebraも「ブルースすら感じる」と。

「でも次も通用すると思うなよ」とせいこうが制するも、2本目も5-0で勝利。優勝候補のゆりやんが1回戦で敗れる波乱。

ずっと顔を覆って下を向いているゆりやん。当然、起き上がったらいつもの変顔が出ると思いきや「悔しいです」とマジ泣き。これがどこまで本気かわからないのがゆりやんのすごみ。ゆりやん「甘え過ぎ……過信してましたよね、自分を。ツラい、情けない、自分が……」。

そしてついに注目の霜降り明星せいやが登場。ラップの実績や経験で遥かに上回るmckjことこりゃめでてーな大江と対戦。

『フリースタイルダンジョン』から憧れだったというせいやは「あっちはもうラッパーぐらいの感じで来るんで、俺は芸人としてのラップの正解で戦いたい」と語ったように、おもしろさを前面に出した「芸人としてのラップの正解」を見せつけ2本とも圧倒。本当に圧倒的な「強さ」を感じた。

明日観たいテレビ:『千鳥のクセがスゴいネタGP』2時間SP、最強新ネタ大連発!

『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジ)歴代チャンピオン大集合2時間SP。

『ダウンタウンDX』(日テレ)男女コンビ芸人の実態調査スペシャル。

『アメトーーク!』(テレ朝)「もっとやれるはずだったのに…2021反省会」品川庄司&わらふぢなるお&ウエストランド&ネルソンズ&コウテイ/バナナマン設楽。

『アウト×デラックス』(フジ)に新庄剛志。

『かまいガチ』(テレ朝)「実家を感じよう」第2弾。

『オドぜひ』(日テレ)「メモリースポーツ世界2位の男と再戦」。

『川島・山内のマンガ沼』(日テレ)「このマンガがすごい!~芸人楽屋編~」下半期大会。

『NEWニューヨーク』(テレ朝)「少食バイキング」。

『野田レーザーの逆算』(テレ朝)「チクショー逆算」「大喜利逆算」「新書逆算」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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