SKY-HIが求めるプロ意識「すべての人を愛する気持ちを持ってほしい」【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#14】

文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけるオーディション『THE FIRST』。その模様を追いかける番組『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』の第13回では、合宿第2審査となる擬似プロ審査へ挑む「Be Free」チームの様子が放送&配信された。

そして7月2日に公開された第14回では、擬似プロ審査へチャレンジする「Move On」チームの様子が届けられた。ダンス経験者ばかりのチームは、高難易度の振り付けに挑むことに──。

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「すべての人を愛する気持ちを持ってほしい」

擬似プロ審査で「Move On」チームになったのは、ショウタ・シュント・テン・リュウヘイ・ラン・リョウキの6人。

ダンスで実力を発揮しているテンは、“ラップの発声の使い分け”が今回の課題に。また、クリエイティブ審査のチームBで衝突することもあったラン・リョウキ・リュウヘイの3人は、それぞれを尊重し合い、甘え合う姿勢を見せてほしいと、SKY-HIから伝えられた。

リュウヘイとの個人面談でSKY-HIは「今後、いろんな考えの人、個性の人とめちゃくちゃ触れ合っていくと思うから、すべての人を愛する気持ちを持ってほしい。愛を持って接してくれているかどうか、ステージの上からでも感じるお客さんもいるから。注目度が上がれば上がるほど、そういうことが大きく人生を左右すると思っている。愛する訓練だと思ってほしい」と伝えると、「ケンカができなかった、というのがチームBで一番悪かった部分でした。ちゃんと毒を吐かないとチームとしてより高いレベルに持っていくことはできないとクリエイティブ審査で感じたので、今回は自信あります」とリュウヘイは応えた。

テンの前に立ちふさがる壁

2日目の朝、ひと際早起きをして練習していたのはテンだった。4時には起きて自主練を開始し、ランニングまで行う。SKY-HIから出された課題をクリアするため、基礎的なことから土台を固めようとしていたのだ。

しかしその甲斐虚しく、3日目のボーカルレッスンではSKY-HIから再び「同じ発声になっている」と指摘が入る。SKY-HIとしては、「ラップがクリエイションを引っ張れないと勝負できない。せめて、このくらいの曲をできるようになってほしい」という願いを込めてのオーダーだったわけだが、まじめ過ぎる性格がゆえにテンはがんじがらめになっているように見えた。

それでも諦めず、愚直に取り組むのがテンのすごいところ。5日目のボイスレッスンのときには、しっかりと自分の色を獲得。積み上げた努力を“自分の色”として定着させたのだった。


6人を悩ませる高難易度のコレオグラフ

「Move On」のコレオグラフ(振り付け)は、s**t kingzのkazukiが担当した。バチバチな本気ダンスに自然と体を揺らし、目を輝かせるボーイズたち。その様子を見て腹を括ったのか、SKY-HIは「ほぼみんながダンス経験者だから、振りの難易度を上げよう」と提案する。急遽、原案よりもレベルアップしたダンスを展開することになった。

1曲を通して激しいコレオグラフに、ダンス経験が豊富なメンバーも苦戦。5時間で前半の振り入れをすると、ボーイズたちは疲労困憊の様子だった。それでも夕食後には集合し、自主練でダンスをすみずみまで詰めていく。シュントとリョウキに至っては、ほかのメンバーが去ったあとも自主練をつづけた。

苦戦しつつも覚えがよい「Move On」チームのメンバーたち。3日目には気になる箇所を指摘し合い、精度を上げていくフェーズに突入しているのだから、ここまで残ったメンバーのプロ意識の高さは計り知れない。

5日目にもなると、高難易度のダンスも徐々に形になってきた。SKY-HIは「とりあえず完成したと思うよ」とコメント。鏡を見ないでのパフォーマンスにも挑戦し、細かいニュアンスや方向性を調整していった。

ようやく仕上がったかのように思われた振りだったが、6日目にはトレーナーから「まじめさが出ちゃっている感がある」と鋭い意見が飛んだ。振りに必死になり過ぎるあまり、全体的に余裕を失っていたのである。

[THE FIRST 合宿擬似プロ審査 / ダンス練習動画] Move On (Prod. SUNNY BOY) / ショウタ、リョウキ、ラン、テン、シュント、リュウヘイ

デビュー前とは思えないハイクオリティなパフォーマンス

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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