若手芸人の「スベリ」や「ギャンブル癖」を、爆笑問題・太田は全肯定(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


太田「どんどんいくべきだよ」「今調子に乗らなくていつ調子に乗るんだって」

『シンパイ賞!!』

今回は「芸人シンパイニュースショーSP」。細野晴臣も参加したジョイマンダンスとか、海原はるか・かなたの大量に飛沫がかかる息を吹きかけとか、真っ赤な身体に金髪のカズレーザーとか「再現CG」が相変わらずくだらなさの極地で楽しい。

かが屋・賀屋は『Qさま』の自己紹介時にギャグを言ってスベってしまったというニュース。「ここ以外でウケてない」という賀屋に「あれは『Qさま』が悪い」と言い「うしろのヤツら全員芸人なのに(賀屋のギャグに)なんのリアクションも取ってねえ!」と激昂する太田。確かにほとんどのギャグはギャグだけでおもしろいのではなく、まわりのリアクションあってのもの。そこにキレる太田がすごくいい。「(共演者は)どうしたらよかったと思いますか?」と進行の新井に問われると「どうしようもないけどさあ……なんとかするよ!」と太田。悩む賀屋に「どんどんいくべきだよ」。

話題になった、粗品がギャンブルにより3日間で700万負けたニュースも。このときのことを聞かれ「よく覚えてないんですよ」と振り返る粗品。これにせいやは「ホンマに殺人犯のコメントなんですよ」と返す。そんな粗品に対しても「今調子に乗らなくていつ調子に乗るんだって」と理解を示す太田。何かをやろうして失敗する芸人に対して太田はいつもとことん優しく肯定してくれる。

『テレビ千鳥』

鉄板のノブ演技企画。今回は『恋はつづくよどこまでも』の佐藤健っぽい役柄と『半沢直樹』の堺雅人っぽい役柄を演じるノブ。カッコつけようとするとなぜか首がなくなってしまう姿勢になるのがやたらおかしい。そして黒崎風演技だけはうまいノブ。

『ゴッドタン』

「腐り芸人セラピー」に「不仲」で知られる流れ星。瀧上が勝手に「TAKIUE」に改名してしまったという話くらいまではバラエティ番組の範疇の“ケンカ”という感じだったけど、いつものようにTAKIUEがネタを全部自分が作っていると、ちゅうえいの価値を頑なに認めない態度にどんどんヒートアップ。ちゅうえいは相方に目を向けずモニター越しにしか見ない状態に。

同じようにネタをほぼ100%書いている板倉は「ネタ、片方が書くってことに対してイライラする時期があった。でも、もうひとりネタ作れるやつと組んでたらどうなるか?って考えたときにネタで揉める。だったら、俺の考えたことを100%でやってくれる堤下のほうがいいんじゃないかって思ってから全然腹立たなくなった」と自分の体験を語る。

これにハライチ岩井も「俺もその結論に至りました」と同意し「俺がやりたいことをやるためにギャラを半分あげて来てもらってる人だと、澤部のことを思ってる」と語る。

矢作は「TAKIUEが考えたことをTAKIUEがやってもおもしろくないじゃない? ちゅうえいがやったほうが絶対おもしろいんだから、考えた人が偉いと思い過ぎで、それをおもしろくやってくれた人は同じくらいすごい」と諭すが、TAKIUEは納得していない様子。

「俺も『作るTAKIUE、やる俺。だから今の流れ星があるんじゃない? 良くも悪くも』って言ったんです」とちゅうえい。なかなかバラエティ番組では観ることができないヒリヒリ感だった。

今日観たい番組:指原莉乃が「喋りすぎて大後悔」した『霜降りミキXIT』など

『しゃべくり007』(日テレ)に綾野剛、北川景子。

『激レアさん』(テレ朝)は「日本一しつこいボディーガード」「絶対に生えてくる庭の雑草と4年間戦った、絶対に雑草を全滅したい親子」。

『霜降りミキXIT』(TBS)に指原莉乃。

『有田ジェネレーション』(TBS)「再試合芸人下克上ネタバトル」で滝音vs蛙亭、ボーイフレンドvs鈴木バイダン。

『かまいガチ』(テレ朝)は濱家サプライズ誕生日会。



  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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