霜降り・ニューヨーク・EXITの“第七世代論争”「粗品は令和に現れた悪魔だ!」(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。


昨日観た番組:『シンパイ賞』

『あざとくて何が悪いの?』に「“あざとい”をナメてらっしゃる方がいるので物申したい」と千葉雄大が参戦。「わかりやすく言うと弄ぶ系だから」「知った口きかれるのが一番嫌い」などと“あざとかわいい”上級者っぷりをいかんなく披露。『いいね!光源氏くん』でも、その千葉雄大のあざとかわいさが相変わらず最大限発揮されていて気持ちいい。

『シンパイ賞』、今回から特別編として爆笑チーム(賞レース芸人)と霜降りチーム(第七世代)のネタ対決。今回はニューヨークとEXIT。ネタだけではなくトークもたっぷりで、ニューヨーク、霜降り明星、EXITによる“第七世代”論争がめちゃくちゃおもしろかった。
第7世代に入れてもらいたいニューヨークは、せいやにYouTube配信で直談判。第7のリーダーみたいな顔をしたくないせいやは「リーダーになってくれるなら」と利害が一致し、ニューヨークが第7のリーダーと宣言したという。ちなみにニューヨークは霜降り明星より1年先輩で、りんたろー。の1個下。

屋敷 そしたらせいやの隣にいる細長くて黒いやつ(粗品)が「ニューヨークさんは第7じゃない」みたいなこと言い出して。その翌日にネットニュース見たら『第7キングダム』っていうウソみたいな番組が始まるって(笑)。余裕で俺ら入ってないし。

粗品 僕はせいやが弱気になっていくのをあかんなって思ってたんですよ。お笑い第7世代は、(ニューヨークさんも)リーダー候補ですよ。僕らもリーダー候補。2大派閥でバチバチにやり合うときなんです。僕から言わせてみたら、令和元年に20代じゃないとお笑い第7世代じゃないです。

屋敷 りんたろー。さん(現在34歳)、めちゃめちゃアウトやで。

嶋佐 EXITこっちにくれよ、じゃあ!

粗品 りんたろー。さんだけ(笑)。

屋敷 粗品、お前は残酷なことしすぎ!

嶋佐 ホントにいま、深刻なんです。第7世代、7~8組だけのせいで、100組以上の芸人が路頭に迷ってる! お前(粗品)は悪魔だ!

屋敷 マジで入れてくれ! お前だけなんよ!

兼近 俺も粗品さん派。線引き決めないと世代の意味がないんで。だから、もちろんりんたろー。さんも第7世代じゃないです!

りんたろー 待て!

せいや でも、僕が作った言葉でこんだけ先輩と後輩が争ってるって神様になった気分(笑)。

屋敷 みんな「売れてない」ってぼんやりしたくくりで楽しくやってたんですよ。田舎の町工場でわいわい楽しくやってたら、東京の本社からエリート社員・粗品がやってきて今日からAIの時代ですって全員クビになったんですよ。

嶋佐 お前は悪魔だよ! 令和に現れた悪魔!

兼近 ヌルくなると思うんですよ。俺らより上の世代の人たちって2~3分ネタしたあとにみんなで打ち上げって酒飲んでるんですよ。2~3分しゃべっただけで打ち上げすんなって。ぬるま湯に浸かってる!

屋敷 俺らからそんな毎日を奪うな! ライブ行って酒飲んで寝る。それでよかったんや俺らは!

お笑いを世代でくくるっていうのはナンセンスだとは思うけど、「第7世代」っていうのはキャッチコピーとしてわかりやすくて優れているし、何より、自分たち発で作った言葉というのがいい。だからこそ、強い力を持っていると思う。この枠組に入るにせよ、入らないにせよ、ニューヨークのように「第7世代」という言葉をしたたかに利用していけばお笑いシーンがどんどん活性化されてよりおもしろくなるんじゃないかと思う。この“論争”の最後、進行の新井恵理那がニューヨークに対し「コロナ対策で距離取ってるんであんまり立たないでください」と冷静に切り返していてそれも笑った。

今日観たい番組:『関ジャム』「世代別、思春期に刺さった歌」など

『NHKスペシャル』「ヒグマと老漁師~世界遺産・知床を生きる~」ヒグマと共存する老漁師の話。

『関ジャム』(テレ朝)は「世代別で見る、思春期に刺さった歌」特集。

『ガキの使い』(日テレ)は新企画のオリジナルカードゲーム。

『にけつッ!!』(日テレ)に千原せいじ。

【毎日更新】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
4月18日 タモリ「今のテレビ、全部説明するからつまらない」
4月17日 「『いいね!』なんかで喜ぶ人生送りたくない」大悟を切り捨てる平子
4月16日 長州力「形変えてしまうぞ、この野郎!」
4月15日 EXIT兼近「誰かが傷つく指示は断る」


この記事が掲載されているカテゴリ

てれびのスキマ

Written by

てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

「金借り」哲学を説くピン芸人

お笑い芸人

岡野陽一

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

ドイツ公共テレビプロデューサー

翻訳・通訳・よろず物書き業

マライ・メントライン

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

7ORDER/FLATLAND

アーティスト・モデル

森⽥美勇⼈

ケモノバカ一代

ライター・書評家

豊崎由美

VTuber記事を連載中

道民ライター

たまごまご

ホフディランのボーカルであり、カレーマニア

ミュージシャン

小宮山雄飛

俳優の魅力に迫る「告白的男優論」

ライター、ノベライザー、映画批評家

相田冬二

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

若手コント職人

お笑い芸人

加賀 翔(かが屋)

『キングオブコント2021』ファイナリスト

お笑い芸人

林田洋平(ザ・マミィ)

2023年に解散予定

"楽器を持たないパンクバンド"

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

「お笑いクイズランド」連載中

お笑い芸人

仲嶺 巧(三日月マンハッタン)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)
ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん(ランジャタイ国崎和也)
竹中夏海
でか美ちゃん
藤津亮太