TKO木下が地上波出演、“禊”番組となった『脱力タイムズ』(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


『かりそめ』では有吉が「モラルが負けていく」

『脱力タイムズ』

ゲストは伊藤沙莉とナダル。子供たちの疑問に授業形式で答える企画。ナダルが教室に向かうとそこにいたのは、子供ではなく4人のおっさんたち。「おっさんがいっぱいいる!」と驚くナダルだが、話し始めて「あ、すみません。ちょっと今気づきました」。教室にいたのは普通のおっさんではなく、X-GUNとBOOMER。『シンパイ賞』といいこの番組といい、なぜかこのところ登場頻度が高いボキャブラ世代。

だが、ナダルはX-GUNは認識していてもBOOMERのことはわからず、河田キイチを我が家・杉山と間違える始末。「エキストラの人と間違えられるくらいの芸人なんで」と詰める西尾。

彼らがナダルに“相談”した疑問は「どうすればテレビで人気者になれるの?」。これにナダルは「需要の獲得。テレビから求められた需要に対して、自分らが供給する」と答える。すると西尾は「自分たちが目指しているのはナダルクラスではなく、霜降り明星クラス」といつもの感じの嫌味。対して「僕よりだいぶ下にいらっしゃいますんで」「僕のところにも来てないのでそんなこと言う資格もあるのかどうか」と言い放つナダル。

さらに「ケンカしたあと仲直りするにはどうしたらいいの?」という疑問解決のためにナダルが再び教室に向かうと、そこにいたのはTKO木下。もはや新たな禊番組になっている。

ナダルは「誰を呼んでんねん?」「テレビ出して大丈夫なんですね?」とパニックに。木下はYouTubeでの謝罪動画に38万の「バッド」がついたことに触れ、ナダルもバッドを押したらしいと問いただす。「記憶にございません」とごまかすが、「じゃあ、なんで噂になってる?」とさらに追求。

ナダル「『アメトーーク!』で西野が言ったから」、木下「じゃあなんで言った?」、ナダル「僕がバッド押したからです」とすぐに前言撤回。逃げるようにスタジオに戻ってきたナダルは「ちょっと待って! 心もたへんねんけど。オンエアできるんですか? 地上波に出られるんですか?」。

『かりそめ天国』

“試着室で写真を撮ってインスタにアップする行為”に腹が立つという店員からの投稿。理解を示しつつも、今の時代の広告効果を考えれば一概にダメとは言えない、とマツコ。有吉も「悔しいけどね。モラルが負けていくからね」。

“モラルが負けていく”というフレーズが有吉らしくてとてもいい。その後すぐに「でも、お箸の持ち方は勝つよね」と展開していくのも、らしい。正しい箸の持ち方だけは、時代が変わってもうるさく言われると。マツコも「もしかしたら変わっていくものって、変わってもいいから変わってる可能性もあるよね」。

2度の「再放送委員会」を経て「やっぱり川口浩に頼るしかない」ということで、今回から始まった新コーナー「今週の川口浩探検隊」。これは楽しみ!

「洞穴の原始怪鳥ギャロンを追え!」「古代恐竜魚ガーギラスを捕獲!」「密林の王者ターザンをカメラは捕らえた!」「蛇か?トカゲか?魔獣バラナーゴは実在した」、そして『藤岡弘、探検隊』から「ドジ隊員がミスを連発!苦難の末の猿人ジュンマ」と魅惑的なラインナップが並ぶ。

その中から選ばれたのは「怪鳥ギャロン」。「※当時の番組演出を尊重して放送します」というテロップが可笑しい。相変わらずツッコミどころ満載ながらロマンあふれる映像。「2メートルの怪鳥」と言っていたのが、まさかの普通サイズの鳥というオチ。有吉「こういうインチキもあるの?」。

『タモリ倶楽部』

「空耳アワー復活祭」。新作も名作ぞろい。「チンコとれてる チンポコ」に立ち上がって大爆笑する星野源に、タモリが「これ、源ちゃんの歌でいけると思うよ。この雰囲気は得意だと思う」。星野も「見えました、僕も」。タモリが星野源の特性を正確に理解している感じがうれしい。

結局、時間の都合で10年代の名作紹介をカットし、00年代までの作品で「ベスト・オブ・レジェンド作品」を決めることに。選ばれたのは「嫁ブサイクでした」。

タモリ「俺も1票確かに入れたけども、(選ばれるのは)これじゃないと思ってた」、星野「俺も入れましたけど、うーん、ま、これかなって感じで入れたので」、ゲストの松たか子も「私も入れましたけど、あ、これになったんだって」と、誰も積極的に推していない感じがとても『タモリ倶楽部』らしいユルさでよかった。

今日観たい番組:「腐り芸人」に流れ星など

『勇者ああああ』(テレ東)は「芸能史とセットで覚えるゲーム年表」第3弾で家庭用ゲーム機の歴史と一発屋芸人の歴史。

『マツコ会議』(日テレ)はフワちゃん×マツコ。

『伯山カレンの反省だ!!』(テレ朝)に三四郎・小宮。

『ゴッドタン』(テレ東)は「腐り芸人」に流れ星。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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