アンジャッシュ渡部建vs有吉の抗争「ヒューマンステージの乱」(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


昨日観た番組:「できる」ことに関しては想像を遥かに凌駕する霜降り粗品

『かりそめ天国』有吉vsアンジャッシュ渡部の抗争史。「ポン酢大戦争」から始まり「ヒューマンステージの乱」に至る総集編。有吉を「ポン酢依存」とディスったり、意外にも火種は渡部だった。それに対し「ポン酢の瓶でぶん殴ってやる」「メシを語るようになったら終わり」など何倍もの言葉で返す有吉。
それを受けて渡部「震えましたよ、家で。あんなのオンエアしていいんですか? このご時世。コンプライアンスはないんですか?」。さらに有吉と一緒にマツコまで渡部をディスり始めると渡部は「心が荒んでますよ、ふたりとも。早くヒューマンステージを僕のところまで上がってきてほしい」。信頼関係があるからこその最高のつばぜり合い。

『タモリ倶楽部』も「タモリ倶楽部を踏み台、いや 足がかりにしていった芸人達」の総集編。若き日の今田&東野や出川哲朗、ネプチューンらの貴重な出演シーンが。2000年のアンタッチャブルは山崎が12種類のムチを受けその種類を当てるという企画。お目付け役としているのが伊集院光ってのもいい。
1996年、『ボキャブラ』のころの爆笑問題と海砂利水魚が共演し、太田と上田の「優作選手権」。名作。トガっていたころの雰囲気をほのかに残す太田にたまらない色気を感じる。『かりそめ天国』も含めてこういう芯の通った総集編が観られるのはうれしい。

『太田上田』にハライチ岩井。太田について岩井が「なんてピエロが似合う人なんだろうって」「こうやって成功してなかったらジョーカーみたいになってる」と評すと、うれしそうに笑う太田。

『シンパイ賞』ネタ対決にかが屋とルシファー吉岡。ルシファーのネタは各所で話題になっていた噂の「陰謀論」。40歳を超えて童貞である男ふたりが話している。アポロ11号の月面着陸が陰謀論という話から、自分が経験していないことは簡単に信じてはいけないという話になり「本当にセックスなんてあるの?」とセックスが男をがんばらせるためにでっちあげられた「陰謀」だと主張し始める。「アポロは月に行ったんだな……」というオチのセリフの切な美しさ。もはや純文学! 15分の完全版が観たい!

『霜降りバラエティ』。「プロフィールハンター・ナオト」“にわかゲーマー”を摘発するという『勇者ああああ』っぽい企画はどうなんだろうと思ってしまうけど、それを吹き飛ばすほどの粗品のうまさ。『太鼓の達人』の「おに」「2倍速」設定でフルコンボしてしまう。せいや「“太鼓の達人”ってこいつのこと?」。
本当に粗品は「できる」ことに関しては想像を遥かに凌駕するほどできてしまう(反面、できなかったり知らなかったりする分野はからっきしダメでそのアンバランスさも興味深い)。そのできっぷりが異様でおもしろい。

『脱力タイムズ』にプラス・マイナス兼光。「コミュニケーション能力アップ術」として兼光が“見本”を見せることに。そこに相手役として登場したのが役者サブローこと相方の岩橋。「今日の演者の中で一番声ちっちゃいで」「汗かけ! 大声出せ!」「ビビるな! サラリーマン芸人! 攻めろ! 攻めて死ね!」「レスポンスをとりあえず返せ!」と猛烈なダメ出しに「今日僕、芸人辞めるかもしれないです」と落ち込む兼光。けれど最後に披露した「ひとりトータルテンボス」は絶品。それでも小さなミスを見逃さずダメ出しする岩橋。

今日観たい番組:「事務所対抗ゴシップニュース」の後半戦など

『SWITCHインタビュー 達人達』(Eテレ)は柳家喬太郎×伊藤亜紗。「ウルトラセブン落語」も紹介される模様。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)にザブングル加藤、鬼越トマホーク、空気階段ら。

『ゴッドタン』(テレ東)は「事務所対抗ゴシップニュース」の後半戦。

【毎日更新】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
4月24日 加藤茶「志村には負けちゃうのかなって吹っ切れるまではしばらく悩んだ」
4月23日 品川祐とRGがラップで魅せた名勝負『フリースタイルダンジョン』
4月22日 「ヨッツ・チンバット」(株)マハロのくだらな過ぎる遊び
4月21日 『日向坂で会いましょう』で明かされた“ものまね芸人の生態”


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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