「Say So」、「春を告げる」、『ヤリチン☆ビッチ部』主題歌…バイラルヒットが世間を揺るがすようになった2020年に印象的だった5曲(柴那典)

2021.1.5

文=柴 那典 編集=森田真規


あれよあれよという間に紅白歌合戦に辿り着いた瑛人の「香水」とYOASOBIの「夜に駆ける」が象徴的だけれど、2020年の音楽シーンは、無名な存在からネット上のバズをきっかけに世間を揺るがす“バイラルヒット”が当たり前になった一年だった。

コロナ禍はつづいていて、フェスやライブハウスやクラブで集まって騒ぐようなことはまだまだ難しそうだ。アイドルグループのCDセールスを支えてきた「接触ビジネス」は成立しなくなった。都心の一等地の広告ジャックみたいな巨大資本を投下したプロモーションも効力を失った。音楽の聴かれ方はパーソナルなものになった。

そうなってくると、必然的にオンラインカルチャーの影響力は増してくる。特に大きいのはTikTok。日本だけじゃなくアメリカや東南アジアなどでもTikTokの存在感は増していて、バイラルヒットをめぐる状況は、世界中でバタフライ効果が起こっているような予測困難なカオスとなっている。Spotifyのバイラルチャートで上位になっている曲を調べて、なんでこれが流行ってるのか?を探っていくと、結果的にTikTokに行き着くことが多い。僕はどちらかといえばそういう現象をおもしろがっているほうで、そういう日々に出会った中で印象的だった5曲を選んだ。

<バイラルヒットが世間を揺るがすようになった2020年に印象的だった5曲>
・ドージャ・キャット「Say So」
・サブ・アーバン「Cradles」
・yama「春を告げる」(作曲:くじら)
・Ado「うっせぇわ」(作曲:syudou)
・アニメ『ヤリチン☆ビッチ部』主題歌「Touch You」(作曲:ゆよゆっぺ)

インドネシアのYouTuberによる日本語カバーも話題になったドージャ・キャット「Say So」


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柴 那典

(しば・とものり)1976年神奈川県生まれ。音楽ジャーナリスト。ロッキング・オン社を経て独立、音楽やサブカルチャー分野を中心に幅広くインタビュー、記事執筆を手がける。主な執筆媒体は『AERA』『ナタリー』『CINRA』『MUSICA』『リアルサウンド』『ミュージック・マガジン』『婦人公論』など。『日..

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