『ギャルと恐竜』から考える、今“ギャル”が求められている理由(egg編集長・赤荻瞳)

2020.5.18

構成=いつか床子 編集=森田真規



ギャルと恐竜の愉快なルームシェア生活を描いたマンガ『ギャルと恐竜』は、今春にアニメ化されるなど密かに人気を集めています。さらに、ギャルとぼっち女子の友情を描いた『ギャルとぼっち』もSNSで人気に火がつき6月に書籍化されることが決定。

どうして今、ギャルが登場するマンガに注目が集まっているのか? なぜ人はギャルに惹かれてしまうのか? 大のマンガ好きにして生粋のギャルである『egg』編集長の赤荻瞳さんに、ギャルが求められるワケを解説してもらいました。


ギャルらしい自粛生活続行中!

『egg』編集部は全員リモート勤務がつづいていて、『egg Channel』の動画もモデルのおうち撮影に切り替えています。「ギャルのプライベートを知りたい!」って子はけっこう多くて、「ギャルモデル達のコスメの収納&ドレッサー全部見せます♡」や「ルームツアー」企画は評判がいいですね。

最近、ギャルサーをやっていたときの友だちと、すごく久々にリモート飲みをしました。山手線ゲームでギャルサーの名前を出し合ったり、当時の破天荒なエピソードや「あんな事件あったよね」という思い出話をしたり。みんな見た目は落ち着いたんですけど、やりたいことをやっているし、自分を貫くギャルマインドは変わっていないと感じました。普段は化粧品の販売員をしている友だちは、自粛で仕事が休みになったからって髪を明るくしていました。「久々にブリーチしたけどやっぱいいわ〜!」って、元ギャルらしく自粛生活を楽しんでいました(笑)。

最近のお気に入りは『ギャルと恐竜』と『ギャルとぼっち』!

最近は往復3時間の通勤時間がなくなったぶんマンガをよく読んでいて、中でもめちゃくちゃハマっているのが『ギャルと恐竜』です。たぶん同じ「ギャル」だから、『egg Channel』の動画をチェックしていたときに4月に始まったアニメの広告が流れてきて。

アニメは2部構成になっていて、なんと後半が実写パートになっているんです。そこで主役の楓ちゃん役をやっているのが『egg』姉妹メディアである『Happie nuts』でモデルをやっている8467(やしろなな)ちゃんだから、『ギャルと恐竜』はギャルならみんな知っていると思います。

タイトルのとおりギャルと恐竜が主役でふたりでルームシェアする話なんですけど、最初に心を掴まれたのが、ギャルの楓ちゃんが恐竜を普通に泊めちゃうところ。私もマインドは楓ちゃんとほぼ同じなので、ここギャルらしいな〜!って納得することばかりです。いい意味で後先考えないというか、困っている人がいたら見返りを求めないで助けるというか……。自分の環境が変わることをそんなに気にしていないし、やっぱりギャルは場面に強いので。

「場面で〜」っていうのはギャル用語で、「その場のなりゆきで」みたいな意味なんです。たとえば誰かと遊ぶ約束して何をするか相談しているとき、「会ってから場面で~」みたいに使います。そしてギャルは場面が利きます(笑)。

もうひとつ紹介したいマンガが『ギャルとぼっち』です。

主人公はふたりいて、ひとりがギャル、もうひとりがギャルの同級生で人見知りの女の子。ギャルが人見知りの女の子にずかずか近づいて仲よくなっていくストーリー。女の子がギャルにどんどん心を開いてくれるのがうれしいんです! このマンガのギャルも、ほんとギャルらしいギャルですね。テンションが高くて、人の陰口は絶対言わなくて、人のいいところばかり見ている、まっすぐないい子なんですよ。

私も学生時代、友だちがひとりかふたりくらいしかいない子と何かのきっかけでしゃべったら、マンガの話ですごい盛り上がったことがあります。話してみたら天然でかわいくて超おもしろくて、メールのやりとりをしているうちに心を開いてくれて、それがすごくうれしかったです。『ギャルとぼっち』とみたいな話ですね。

ギャルの友情を教えてくれた『GALS!』


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赤荻 瞳

(あかおぎ・ひとみ)平成8年9月6日生まれ、25歳。埼玉県出身。高校1年のころから渋谷の高校生サークルで活動。高校中退後、平成27年に広告制作会社に入社。平成30年3月に『egg』をウェブで復刊させ、編集長に就任。現在は“渋谷女子インターナショナルスクール”という英会話、動画制作など、社会ですぐ使え..

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