『ギャルと恐竜』から考える、今“ギャル”が求められている理由(egg編集長・赤荻瞳)

2020.5.18


ギャルの友情を教えてくれた『GALS!』

私がギャルとして一番影響を受けたマンガは、小学生のころに出会った『GALS!』です。藤木直人さん主演のドラマ『ギャルサー』も放送していたので、そういうものに触れていくうちに「ギャルってこういうものなんだ、こういう人たちもいるんだ」って自然と知っていきました。だから私のギャル観は、マンガやドラマで培ったところが大きいです。

『GALS!』の17年ぶりの続編『GALS!!』が2019年にスタート。タイトルに「!」がひとつ増えた

高校でギャルサーに入ったときもみんな仲間意識が高くて、困ったときには自分のことのように助け合う姿は『GALS!』と同じでした。『GALS!』の蘭ちゃんと美由ちゃんは昔すごく仲が悪かったけど、のちにすごく信頼し合える関係になりますよね。ギャルサーでも人とぶつかるときはぶつかるけど、ネチネチ引きずったり、後腐れしないようにする空気がありました。自分のやりたいことや好きなファッションを貫けて、ほんとに生きやすくて、楽しかったです。

「ポジティブ分けて!」ってよく言われる

マンガに登場するギャルは、だいたい「最初のイメージはよくないけど、絡んでみたらいい奴」っていう描かれ方をしているものです。最終的にはいい奴……「うんうん、わかってんじゃーん!」って思いながらいつも読んでいます(笑)。

『ギャルと恐竜』に出てくるバイト先の「先パイ」も、最初はギャルの楓ちゃんを怖がっています。でも絡んでいくうちに少しずつ楓ちゃんから影響を受けて、深く悩まずに「まぁいいか」ってポジティブなギャルマインドを身につけるようになるんです。

悩むことがなくて、自分のやりたいことに貪欲に挑戦するギャルの自由さに、憧れを抱いてくれている人が多いと感じています。私自身ギャルじゃない子と遊んでいるときに、「ポジティブ分けて!」とか「細かいこと気にするのがなんだかバカバカしくなってきた」って言われることがよくあるんです(笑)。

ハライチの岩井さんがツイッターで『ギャルと恐竜』について「実写の楓、100点のギャルだよなぁ。」とつぶやいていて、意外性があってうれしかったですね。どちらかというと“ぼっち”側の方だと思うんですけど、そういう人から“ギャル”という存在そのものが褒められている気がしました。


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赤荻 瞳

(あかおぎ・ひとみ)平成8年9月6日生まれ、25歳。埼玉県出身。高校1年のころから渋谷の高校生サークルで活動。高校中退後、平成27年に広告制作会社に入社。平成30年3月に『egg』をウェブで復刊させ、編集長に就任。現在は“渋谷女子インターナショナルスクール”という英会話、動画制作など、社会ですぐ使え..