津田は、ユースケのニンニク博士
──YOU&TUBEでは、テレビなどの他媒体よりもおふたりの素の部分が見えるような気がします。おふたりは、お互いの言動にものすごく笑いますよね。
津田 確かにな。ほかのコンビがどうなのかわからへんけど……まぁ、おもんないコンビばっかやもんな!
ユースケ すごいな、今日。
津田 でもそういうことやと思うねん。
ユースケ ……え……ちょ、どういうこと?(笑)
津田 なんぼ長くコンビ組んでても、片一方が下に見てるってことがあると思うねん。そういうのがない。対等。ちゃんと相方のことおもしろいと思ってる。
──最近、相方の言動でおもしろかったことがあれば教えてください。
(しばらく沈黙)
ユースケ ……ないかな。
津田 そう言われたらないな?(笑)
──最近でなくても大丈夫です。以前、YOU&TUBE演出・ディレクターの中村拓馬さんにお聞きしたのですが、「ニンニクのお話」をお聞かせいただけますか?
ユースケ あの話、していいんですか? ……いまだにニンニクを見ると思い出すんです。

──中村さんは、「ダイアンまわりのスタッフさんは、ユースケさんから何回もそのお話を聞いている」と仰っていました。
津田 いいって! 話すほどのことやないって!
ユースケ 中学時代、ふたりでラーメン屋さんに行ったとき、カウンターに小瓶が置いてあったんですよ。(津田が)「これ、ニンニクや」って教えてくれて。僕、ニンニクって親父が食べるものだと思ってたんです。子供ってあんまり食べないじゃないですか。「これ入れたら、うまなんねん」って言われて、僕そういうの入れたことなかったんですけど、そこまで言うんやったら……仲いいしって思って入れてみたら、めっちゃくちゃうまなって。びっくりするくらいうまかった。
津田 かっこ悪過ぎんねん、この話。俺の武勇伝みたいにいつも言うけど。
ユースケ 「これ、ニンニクって言うねん! 擦ってるやつや!」って。うんまぁぁと思って、「また入れてもいい?」って聞きました。
津田 俺のもんちゃうねん、別に。
ユースケ で、うれし過ぎてふたりでチャリンコ立ち漕ぎして帰りました。意味なく。別に急いで帰る必要もないのに。
津田 (笑)。俺も教えられたのうれしくて、立ち漕ぎ。
ユースケ いまだに僕、ニンニク見ると思い出すんですよ。入れるときに「ありがとうなぁ」言うて。
津田 俺死んだやつみたいやんけ!!
ユースケ でも、そのとき教えてもらわなかったら、僕もしかしたらいまだに……
津田 入れてるよ!! めちゃくちゃ入れてるよそんなもん!
ユースケ あれを、あの歳に教えてくれてホンマありがとう、って。やっぱ(津田は)お兄ちゃんがいたから、ちょっと大人びてたのかな。
津田 やめてって、それ武勇伝みたいにすんのよぉ! 恥ずかしい。この話のジャンルなんやねん!
ユースケ 昨日のことのように覚えてます。

──不思議と、当時のおふたりの情景が思い浮かびます。このお話もそうですけど、芸人さんのエピソードトークというよりも、とてもいい意味で「おもしろかった友達の昔話を、ただみんなに知ってもらいたい」という印象を受けました。
津田 こんなん芸人のエピソードトークじゃないねん! なんのオチもない!
ユースケ 『すべらない話』とか出る機会あったら、これ話そうと思います。
津田 どうすんねん! みんなキョトンとするわ。ハンコ押されへんぞ。
ユースケ おもしろかったというか、ニンニクを教えてくれた。ニンニク博士。
──最近でいうと、YOU&TUBEの“バード”も印象的です。
ユースケ バードね。津田バード。ムッキムキ。本当すごかったですよ。あれもね、あんなにムッキムキになれるのはやっぱりニンニク食べてるから。

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