『M-1』から2カ月、マヂカルラブリー<痛烈な批判>に対しての本音

2021.2.16
マヂカルラブリー

文=釣木文恵 編集=佐々木 笑


マヂカルラブリーが『M-1グランプリ2020』で激戦を制して2カ月。 

一見「じゃないほう」にも思える村上に早くもスポットが当たっている現状、上沼恵美子との関係の影にあったもうひとつの因縁、1万7千枚ものチケット販売を記録した無観客ライブ『マヂカルラブリーno寄席』について話を聞いた。

マヂカルラブリー
(左)野田クリスタル(のだ・くりすたる)。ボケ担当
(右)村上(むらかみ)。ツッコミ担当

注目を浴びたくない村上

──『M-1グランプリ2020』優勝から1カ月ほど経ちましたが(取材は1月下旬)、今はどんな状況ですか?  優勝した日に野田さんは「どうしたら“芸能人の体力”になれるのか」と先輩方に相談していましたが。

野田 芸能人の体力をつけるというか、なるべく体力を消費しないようになりましたね。

村上 ようやく、若干ですけど忙しさに体が慣れつつはありますね。朝4時半起きとかでもビビらずに、前日12時とか1時に寝ても起きられるようになった。

野田 ただ1回、休みが欲しいっすね。1日も休みがないんで。

村上 次いつ休みがあるのかわかってないのは、ちょっと不安ではあります。

マヂカルラブリー
1月20日『勇者ああああ』(テレビ東京)収録中の1枚。どことなく疲れが見える。(C)テレビ東京

──優勝後、さまざまな番組に出演するなかで「実は、野田さんより村上さんのほうがやばい」など、村上さんにスポットが当たる機会が増えてきたように思いますが。

村上 できれば放っておいていただきたいというのはありますね。ちゃんとした人に見られたいですから……。注目が集まると、ちゃんとした人という認識が崩れる場合も出てくるでしょうからね。そんな品行方正な奴はいないでしょう。

──野田さんはどう思っていますか?

野田 コンビでこうやってお互いが売れていくのはいいんじゃないですか?俺が『R-1ぐらんぷり2020』優勝後、しばらくピンで出てた期間が長かったんで、今後帳尻が合っていけばいいなと思いますけどね。よく勘違いされるんですけど、そもそも俺、別に出たがりじゃないんで。

村上 ハハハ! ひとりでもグイグイ出ていきたい男じゃないの? 「僕だけでも使ってください!」っていう。

野田 がんばらなきゃいけない状況になってるから、前に出てるだけですからね? コンビで出てて俺も黙っちゃったら、ふたりとも無言になるから。

──野田さんとしては、村上さんにももう少しがんばってほしい。

野田 そうですね。村上ってサボっていてもけっしてバレない、怒られないバランス力があるんですよ。だからいつの間にか俺が矢面に立ってることが多いんです。上沼(恵美子)さんとの一件も、俺だけが怒られてるみたいになってましたけど、コンビなんだけどなあ、って。バレないようにしれっと一歩うしろに下がれるのが、村上の強さというか魅力でもあると思いますけど。

村上 僕は心の平穏を第一に考えているんです。本当に心が弱くて、前に出るとすり減っちゃうんで。

──ここまでの1カ月で心の平穏が乱されるようなことはないですか?

村上 収録中とかは今のところ大丈夫ですけど、一回『有吉の壁』に野田が遅刻してきたことがあって。そういうとき、僕はやっぱりすり減っちゃう。気ぃ遣いなんで。

野田 嫌な仕事があるとき、3日くらい前からずーっと言ってるもんな(笑)。

村上 うん。『ぼのぼの』っていうマンガで、アライグマくんっていうキャラクターがいて。そいつが「なんで先々起こる嫌なことを思って今から嫌な気持ちになるの? その時間無駄じゃん」って言うんです。わかるけど、でも無理なんですよ。嫌なことがあるときは、それこそ1週間くらい前からずっとそのことを思っちゃうんです。

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釣木文恵

(つるき・ふみえ)ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。

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