マヂラブ野田「俺らごときで『漫才じゃない』なんて言えない」あえて言うなら「出し物」(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2021年のテレビ鑑賞記録。


ABEMA『日村がゆく』

マヂカルラブリー、ゾフィー、空気階段を迎えて「どこよりも早いお笑いサミット」。『M-1』では「勝ちルート」が見えていたという野田。「賑やかしバラエティマン」のおいでやすこが、錦鯉がどの順番で出てくるかがポイントだったと。もし自分たちが1番手になっていたら『吊り革』をやって「大会もろともぶっ壊そう」と思っていたそう。

巻き起こった「漫才論争」では「いろんな芸人に漫才の定義とは?って質問してる」という野田。自分たちで言うなら「出し物」だと言う一方で、「俺らごときで『漫才じゃない』なんて言えない。カッコつけてるみたい」「“漫才じゃないライブ”やって僕ら出たら趣旨ズレっすよ」と語る。

2020年の『キングオブコント』は中止になるだろうと思って新ネタを準備していなかったというゾフィー上田。ほかの出場者たちもそうだろうと思い、「新ネタをやる大会じゃなくて、過去のおもしろいネタをぶつける大会」だと考えていた。が、予選で自分たちの直前に登場した、うるとらブギーズが新ネタだったときに頭を抱えた。空気階段も新ネタを用意していて、ゾフィーが過去ネタをやると知った時点で「ゾフィーには勝った」と思ったそう。

2021年の『キングオブコント』で3冠を狙うマヂカルラブリー。「行くところまで行かないと気がすまない」「そもそもコントが一番やりたい」と野田。一方、「早めに優勝しないと抜けれない」「ラストイヤーのつもりで挑戦したい」という空気階段は「本当にマヂラブさんが怖い」という。この勢いでは決勝に行くであろう今年の『キングオブコント』は「マヂラブ包囲網」になると。

野田はこれを受け、ゾフィーのように2年間溜まったネタで勝負してくる芸人が多くなるため「今年が一番強い年になる」のではないかと予想。俄然、『キングオブコント』が楽しみになってきた。

『しくじり先生』

2006年と2008年、2回にわたって計6カ月の謹慎期間があったとしくじりを告白するしずる。1度目は『タモリのジャポニカロゴス』のシミュレーションで呼ばれたとき、ふたりそろって遅刻。それを取り返そうと、シミュレーションにならない変なボケを繰り返し、「会社に泥を塗った」と吉本から激怒され3カ月の謹慎に。

生徒役ゲストの日向坂・齊藤京子は高校生のころ、池田が夢に出るほど好きだったそう。「今はもう全然好きじゃない」と言うが、池田のヤバいエピソードが次々と語られ、「コント師(村上)とクズ(池田)」とノブコブ吉村が呼ぶなど池田=クズの流れになりそうなところ、「村上さんのほうがクレイジーのような気がしてきました。全部池田さんのせいにしているように感じました」とキッパリと言い放つ。先日の『サンジャポ』でも大人びた口調を太田に気に入られていたけど、堂々とした佇まいがとてもいい。

しずるはその後、『レッドシアター』の前身である『スリーシアター』のレギュラーに抜擢。だが、両方がネタを書けるためネタ作りの主導権争いでコンビ仲が悪化していく。そんなとき、営業で村上が大遅刻。それをマネージャーに隠蔽したことを問題視され、3カ月の謹慎とレギュラーの取り消し処分に。

けれど『スリーシアター』の総合演出・藪木健太郎は「知りません。吉本さんが勝手に謹慎と言ってるだけ。うちはしずるを使いたいだけです」と、この番組だけはしずるを使いつづけたそう。なぜ彼が、芸人から厚い信頼を寄せられているかがよくわかるエピソード。


『深イイ話』

M-1王者のマヂカルラブリーと準優勝のおいでやすこがに密着。

野田クリスタルの癒やしは、昨年7月にひと目惚れして飼い始めたハムスターの「はむはむ」。当初は動物番組に呼ばれるかもというよこしまな気持ちもあったが、現在はストレスをかけ寿命が縮まってしまうのは嫌だと「全断り」しているそう。

彼の母は電話で、マヂラブの漫才について「しゃべくり漫才をしてほしい」と言う。「身内にいたぞ!」と苦笑する野田に、「自分だけがカッコいい、オモシロイと思ってる漫才じゃダメだよ」と「上沼さんより」辛辣な助言。

小田の母は「お金がたくさん入っても、税金(を納めるお金)は残しておいてください」と確定申告の大事さを説く。その時、ワイプに映っていたのはチュートリアル福田。

「反省って言うとネガティブなイメージがある。でも反省っていうのは、前向きだからこそできること」と語る野田に対して、「ずっとヘコんで引きずるタイプだった。それをやめた瞬間よくなった」という小田との対比もおもしろかった。

今日観たい番組:『ロンハー』『霜降りバラエティ』『あちこちオードリー』で話題回の後編

『アナザーストーリーズ』(NHK BSプレミアム)は「突然あらわれ突然去った人~向田邦子の真実~」。

『ロンドンハーツ』(テレ朝)は「芸人未来予想図」後半戦。

『霜降りバラエティ』(テレ朝)は「大阪第七世代芸人」後半戦。

『あちこちオードリー』(テレ東)はハナコ&アンジャッシュ児嶋の後編。

『チマタの噺』(テレ東)に山田邦子。

『志村友達』(フジ)に渡辺徹。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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