SUPER★DRAGONインタビュー――次のステージを目指すために、個からチームのターンへ

2020.6.30

チームとして強くなる

――では最後に。これからのSUPER★DRAGONは、どうなっていくと思いますか。

古川 昨年、UNIT LIVE TOUR『TRIANGLE』をしたことにより、ファイヤードラゴン、サンダードラゴンとしても魅せ方が確立した気がしてます。それぞれの音楽性が違うことも強みになりましたし。『3rd Identity』を経て個も強くなったので、次はチームとして挑戦するターン。

――“チームのターン”ですか。

古川 集合体になったときの強さを鋭利にしていかないと、バラバラになってしまうと思うんです。9人が集まったときのフィット感を、より高めていかなきゃいけないな……って。コロナの影響もあって予定どおりに動けてないですけど、こういうときこそ団結力を高めて乗り越えていくべきだし。みんな一緒の衣装も、僕たちにとっては珍しいんですよ。こういうところからも、“チームとしてのSUPER★DRAGON”を打ち出していきたいです。

松村 新しいことへ飛び込む貪欲さは忘れずに、1曲1曲への理解を深めていきたいですね。もう1回基礎に立ち返って、それぞれの歌やラップ、ダンスのレベルを底上げして、SUPER★DRAGONとして次のステージへ行きたいです。

[MV]SUPER★DRAGON「Don’t Let Me Down」

――『3rd Identity』で個に立ち返ったからこそ、グループとして進んでいくターンに入った、と。

松村 僕的に昨年の7th ONEMAN LIVE TOUR『Emotions』の東京公演が、熱さも出ていてすごくいいライブだったんですよ。一方で今まで雑にしてきた部分が浮き彫りになったから、一人ひとりを磨いていくために『3rd Identity』が始まったっていうのもあって。今は、それをSUPER★DRAGONっていうチームに集約していく段階に入ってます。

田中 外部イベントでも、もっと個性を活かせるようになりたいよね。時間に追われてババババって終わっちゃうような感じだったし。MCももっと極めていかないと! 今まではジャンくんと毅くんに任せっきりだったので、僕ももっと積極的にしゃべっていかなきゃ。

伊藤 アーティストさんから、憧れられる存在にもなっていきたいよね。

田中 そうそう。ファンの方以外からも「すごーい!」って言ってもらえるような。

――素敵ですね。今後やっていきたいことって何かありますか。

志村 ライブの演出とかも自分たちでやっていきたくない? この曲だったらこういう動きがいいかなとか、どういう照明が効果的かなって考えるの楽しいし。

飯島 みんなで『DRA FES』の構成を考えたとき、楽しかったもんね。自分で一緒に演じるメンバーをセレクトして、何をパフォーマンスするか決めて。ステージに立つのとは違う、想像していたものを形にしていく楽しさがあったもんな……。

志村 俺、リハのときにみんなより早く来て、演出の話を聞いたりするの好きなんだよね。まだまだ知識は追いつかないけど、いろいろなアーティストさんのライブを観て、理解を深めて、そういうことに携われるようになりたいですね。

松村 『3rd Identity』で毅くんやジャンくんが制作に携わるようになったし、まずは1曲メンバーだけで作ってみたい。曲もダンスも演出も全部込み込みで作ったものを、ステージでファンの方に届けられるようにがんばります!

SUPER★DRAGON
2015年9月27日結成。超特急、DISH//を輩出するスターダストプロモーションが手がける若手俳優集団EBiDANから生まれた、9人組ミクスチャーユニット。通称「スパドラ」。 ヘヴィロックにラップやダンス、メンバーによるヒューマンビートボックスまで融合させた、Newミクスチャースタイルな楽曲に、目まぐるしく変わる9人のフォーメーションダンス、そしてキャッチーで一緒に踊りたくなる振り付けが魅力。時には、9人が2チームに分かれる変幻自在なスタイルも特徴的。年上メンバー4名による「ファイヤードラゴン」、年下メンバー5名による「サンダードラゴン」、それぞれオリジナル楽曲を持ち、2019年にユニット単独ライブツアーも成功させた。



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