Official髭男dismの新曲「ホワイトノイズ」がメタル界隈で話題沸騰!?アップデートをつづけるバンドの意外なルーツ

「ミックスナッツ」がテレビアニメ『SPY×FAMILY』、「Subtitle」がテレビドラマ『silent』の主題歌となり、昨年だけでも一年を代表するヒットソングをふたつも手がけたバンド、Official髭男dism。
彼らが1月11日にリリースした新曲「ホワイトノイズ」(テレビアニメ『東京リベンジャーズ』“聖夜決戦編”のOP主題歌)が今、ヘビィメタル~ハードロックのファンたちからSNS上で話題になっている。その現象を追いかけつつ、「ホワイトノイズ」がポップソングとしてもいかに秀逸なのかを分析していく。
目次
テイストが異なる代表曲をいくつも持つ稀有なバンド
華やかなホーンセクションを取り入れ、ジャズ、ロック、ソウルなどをしなやかに取り込んだ「ミックスナッツ」(テレビアニメ『SPY×FAMILY』OP主題歌)、緻密なコード進行とドラマティックな旋律、<言葉はまるで雪の結晶>というラインが結びついた「Subtitle」(テレビドラマ『silent』主題歌)。昨年も次々と優れた楽曲をリリースし、自らの音楽性をアップデートさせつづけているOfficial髭男dism。
“ヒゲダンといえばこの曲”というイメージを広げつづけているのもすごいが、さらに驚くべきは、代表曲と称される楽曲のテイストがことごとく異なること。“ジャンルに捉われず、〇〇〇(←バンド名)というジャンルを作りたい”というのはバンドのインタビューにおけるクリシェだが、言うまでもなく、それを実現することはとんでもなく難しい。そのハードルをOfficial髭男dismは高い精度とクオリティと共に乗り越えつづけているのだ(ほかにそれをやれているバンド、ちょっと思いつかない。サザンオールスターズとか?)。
「お前ら本当はメタルやりたいんだろ?」SNSで話題沸騰中の新曲
前置きが長くなってしまったが、新曲「ホワイトノイズ」もまた、音楽的なスタイルやサウンドメイクを含め、“ヒゲダンらしさ”の幅が広がりつづけていることを証明している楽曲だ。最大のポイントはヘビィメタル直系のギターサウンドだろう。リリース直後から、ヘビィメタル〜ハードロックのファンとおぼしきリスナーがSNSで「ホワイトノイズ」の感想および解釈を続々と投稿。
「Official髭男dismの新曲、初期Dream Theaterと初期Ozzyソロ(というかランディ・ローズ)を混ぜたような変則リフをオフコース経由でメロディアスハード(JourneyやTNTなど)に接続したような構成」「イントロ完全にSlayerじゃないか。Raining Blood+South of heavenみたいなリフに、音色もギターソロも意識しちゃって お前ら本当はメタルやりたいんだろ?」といったコメントが数多く存在している。
中には「ホワイトノイズ」とSlayerの「Raining Blood」のイントロ聴き比べをツイートしている挑戦的な(?)リスナーも。いずれにしても「ホワイトノイズ」が従来のヒゲダンのリスナー以外の層にリーチしていることは間違いないだろう。
Official髭男dismとヘビィメタルの組み合わせを意外に感じる方もいるかもしれないが、メンバー(特にギタリストの小笹大輔)のルーツには間違いなく、ハードロックやメタル、ヘビィロックが混ざっている。
2019年の楽曲「FIRE GROUND」(テレビアニメ『火ノ丸相撲』OP主題歌)。しなやかなファンクネスで飾られているが、楽曲の根本にあるのは間違いなくハードロックだ。また、「ミックスナッツ」のMVで小笹が“エディ・ヴァン・ヘイレン”モデルのギターを使用したことも話題に。その背景にあるのはもちろん、華麗なタッピングでギターに革命をもたらしたエディに対するリスペクトだろう。
バンドとしてさらなるアップデートを果たした「ホワイトノイズ」
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