次世代アイドルとしての未来をきらめかせた9bic、7m!n、8iper。六花清春「これからも17人でがんばっていきます」【『WAIWAI LIVE 2022』レポート(独占写真あり)】
9bic(キュービック)、7m!n(セブンミニット)、8iper(ハイパー)が所属する事務所WAIWAI inc.による3グループの合同ライブ『WAIWAI LIVE 2022』が、12月27日から29日までの3日間、立川ステージガーデンにて開催された。
ここでは最終日となる12月29日に行われた公演の模様を、QJWeb独占掲載の写真と共にレポートする(掲載写真は12月28日の公演で撮影されたもの)。
目次
長男としての風格を感じさせた9bic
数々のボーイズグループに熱視線が注がれた2022年。それぞれが個性を爆発させ、各々の得意分野を活かして活路を見出していたように思う。そんな年の年末、立川ステージガーデンにはWAIWAI inc.に所属する9bic、7m!n、8iperが集結。12月27日から3日間にわたって『WAIWAI LIVE 2022』が開催され、キラキラしたアイドル性をきらめかせた。このレポートでは、最終日となった12月29日の公演についてお届けする。
トップバッターの9bicは、ARKのフラッグを掲げて客席後方から登場。通路を歩きながら「ARK」を歌うさまは堂々としていて、さすが事務所の長男といった風格だ。この日は、体調不良により仮屋瀬さつきが不在となってしまったが、たとえ5人であったとしてもけっして物足りなさを感じさせない。
六花清春が伸びやかに歌声を響かせれば、四季涼雅はあえての抜きで色気を感じさせる。市川慶一郎が「『WAIWAI LIVE 2022』、まだまだ最後まで盛り上がっていきましょう!」と声をかけ、キラキラアイドル炸裂の「DYNA」へ。全力で歌い踊るさまは、“さつきの分までパフォーマンスで魅せる”という気迫を放っていた。
一方で遠吠えから始まる「WOLF」では、ドキッとしてしまう妖艶な表情を魅せた。ラストには、新曲の「また会いたくなる」を投下。アイドル歴を重ねてきた今だからこそ、歌詞にしっかりと重さを乗せて歌うことができるのだろう。ダンスで回転するたび、ジャケットがふわっと広がりステージに花を咲かせた。
メンバーの個性を爆発させた7m!n
7m!nのステージは、頭をポカポカと叩く振り付けがキャッチーな「圧倒的なんばーわん!」からスタート。大きなモーションで惹きつける水原匡也、エネルギーを全身から発する木瀬怜芽と、出だしからメンバーは個性を爆発させる。
イントロが流れて会場がざわついたのは「heart♥hacker」だ。先ほどと一転してクールかつセクシーな雰囲気を漂わせるメンバーにオーディエンスも骨抜きにされた様子。先日、初披露されたばかりの「翔けろフラヌール」はポップなアイドルソング。なめらかなモーションでは四肢の長い宇佐美健土の美しさが一段と際立ち、<僕らは幸せになりたがってもいいはずなんだ>というリリックでは日之出莉玖の歌声が力強く刻まれる。
「クロノメーター」では火ノ宮夕が「大好きだよ」と愛を伝え、自分たちのカラーをしっかりと見せつけたのだった。
凄まじいフレッシュさで魅了した8iper
「ハイパーアイドルに俺はなる!」で元気に封を切ったのは、11月にデビューしたばかりの8iperである。おそろいの8マークを手の甲に書き、一致団結して行われるパフォーマンスはフレッシュさが凄まじかった。
猪戸周杜が弾ける笑顔でフロアを一気に掌握したかと思えば、岡田隆之介はグループ最年長の余裕を香らせ、吉川巧巳は豊かな表情で観客席に訴えかける。なによりも大きなステージに立つメンバーが楽しそうで、その粗削りなステージングにハンデを感じさせなかった。
ボーカロイドを彷彿とさせる「この世に神様はいない」では、先ほどとは違ったクールな表情を見せた。普段は掴みどころのない田中楓馬に至っては、音が始まるとスッと曲に潜っていくのだから末恐ろしい。デビュー曲の「ultra」では、橘未來唯が安定感のある低音を響かせ、5人で力の限りを尽くした時間を作り上げた。
アイドルオーラで観客を惹きつけたtwi9star
観客席をピンクと紫のペンライトで埋め尽くしたのは、9bicから派生した双葉小太郎と六花によるユニット、twi9star(トゥイックスター)だ。運動量の多い「絶対的アンフレール」のパフォーマンスであっても、ふたりは余裕綽々(しゃくしゃく)。声や動きからは余分な力が抜けていて、リラックスした状態でステージに立っていることが見て取れる。クルクル変わる双葉の表情も、アイドル感満載だ。「ホワイトボナペティ」では息の合ったステップを見せ、まさしく“ツインズ”な時間を作り上げた。
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