8iper、デビューライブで掲げた小指に込めた覚悟「アイドルにならせてくれてありがとう」【『8iper Debut Live』レポート(独占写真あり)】

2022.12.9


「今日、ステージに立てていることが奇跡のよう」

白熱の勝負を終えると、WAIWAI.incの先輩グループである9bicと7m!nに8iperがパフォーマンスを教わりに行くVTRが映し出された。双葉小太郎、水原匡也、日之出莉玖の思わぬ出演にオーディエンスは大興奮。

会場に充満したワクワクした気持ちを巻き込み、8iperによる9bic「secretlove」のカバーへとつながれた。フォーメーションがクルクルと変わる難易度の高い構成なのに、スムーズにポジション取りをしていく5人。ライブも終盤へと差しかかり、次第に余裕が生まれてきたようだ。そのまま間髪をいれずに7m!nの「クロノメーター」をカバーし、先ほどまでのいたずらな笑顔とは違うキラキラスマイルを一気に花開かせた。

『WAIWAI LIVE 2022』や定期公演『8ipersent』の告知を挟み、ライブはいよいよラストソングへ。導かれたのは、初披露となる新曲「ハイパーアイドルに俺はなる!」だ。キャッチーな振り付けと至るところに差し込まれたコール&レスポンスは、声出しができるようになった世界で大活躍するナンバーになることを予期させた。飛んで跳ねて動き回るアップチューンを、8iperの5人は残る力をすべて注いだパフォーマンスでやり切っていた。

橘 未來唯(たちばな・みらい)2004年生まれ、北海道出身
橘 未來唯(たちばな・みらい)2004年生まれ、北海道出身
岡田隆之介(おかだ・りゅうのすけ)1998年生まれ、大阪府出身
岡田隆之介(おかだ・りゅうのすけ)1998年生まれ、大阪府出身
田中楓馬(たなか・ふうま)2000年生まれ、愛知県出身
田中楓馬(たなか・ふうま)2000年生まれ、愛媛県出身 ※写真中央

本編が終わってしばらくすると、初めてのアンコールを受けた8iperが推しカラーTシャツに着替えて登場した。直前に告知されたJOL原宿ジャックと東名阪ツアーについてメンバーも聞かされていなかったようで、5人は喜びと戸惑いの表情を浮かべていた。

そしてアンコールでは、デビューソングの「ultra」を再び披露。オープニングでは硬さが目立った表情もすっかりほぐれ、メンバーの全身から“楽しい”オーラがあふれ出ていた。これからの成長を期待せずにはいられない、そんなステージングだった。

パフォーマンス終了後は、ひとりずつライブの感想を明かしていった。猪戸が「アイドルにならせてくれてありがとうございます」と感謝を述べると、岡田が「今日、ステージに立てていることが奇跡のように思える」と話す一幕も。5人は瞳を潤ませながら、この日の光景を精いっぱいに記憶に焼きつけているかのようだった──。

『8iper Debut Live』より
『8iper Debut Live』より

「アイドルとしての素質があるから、パフォーマンスは二の次でいいだろう」なんていえてしまうほど、現実は甘くない。正直なところ、歌もダンスもトークも8iperが未熟なのは事実だろう。しかし、完璧でないからこそ、その伸び代に期待せずにはいられないのも、また事実。始まったばかりの彼らの物語を追いかけると共に、アイドルとして多岐にわたって成熟していくさまに期待したい。

イケメンアイドルのリアルすぎる1日に密着…!【8iper】

『8iper Debut Live』セットリスト(2022年11月27日、品川グランドホール)
01. ultra
02. この世に神様はいない
03. secretlove
04. クロノメーター
05. ハイパーアイドルに俺はなる!
──アンコール──
06. ultra


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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