『シン・エヴァ』『鬼滅』から『ウマ娘』まで!緊急事態宣言発令前に開催されたコスプレイベントをレポート

2021.4.27

文・写真=ソムタム田井 編集=森田真規


マンガやアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、日本を代表するポップカルチャーとして、海外でも広く親しまれているコスプレ。一時期は毎週末、全国各地で大小さまざまなイベントが開催されるなど、気軽に楽しめる趣味として根づき始めていたが、昨年はコロナウイルス感染症の影響で、各種催しも軒並み開催中止に……。

2021年3月の緊急事態宣言解除から4月のまん延防止等重点措置の適応までの間には、都内各所でコスプレイベントが実施されていた。ここではそれらのイベントに取材参加して見つけた、ハイレベルなコスプレイヤーたちの写真を掲載しつつ、会場の盛り上がりをレポート形式で紹介しよう。

※本稿で紹介するのは、東京都にて緊急事態宣言が解除された3月21日から、まん延防止等重点措置が適応された4月12日までの間に実施されたイベントになります。

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池袋のコスプレイベントには、話題の“ウマ娘”が続々集結!

最初に紹介するのは、東京・池袋のサンシャインシティにて4月3日に行われたコスプレイベント『acosta!(アコスタ)』

コロナ禍の以前は月に1、2回のペースで開催され、毎回、大勢のコスプレファンが駆けつけていた同イベントだが、今回は政府や東京都が定めるイベント開催のガイドラインを遵守して、参加人数を大幅に制限。入場時の体温測定、ソーシャルディスタンスの確保、マスクの着用&手洗い・消毒の徹底など、安全面にも最大限気をつけるかたちでの実施となった。

ちなみにコスプレイベントといえば、レイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメやゲームを分析できるのも、参加する上での醍醐味のひとつ。

『ONE PIECE』ボア・ハンコック:愛月さん

今回の『acosta!』では、『ファイナルファンタジー』シリーズのヒロインたちや『ONE PIECE』のボア・ハンコックといった、コスプレ界隈ではおなじみのキャラクターに加え、現在、スマートフォンゲームが大ヒットを記録している『ウマ娘 プリティーダービー』のヒロイン(ウマ娘)も人気で、これらのキャラに扮したコスプレイヤーが続々と集結。会場内の各所できちんと距離を保ちつつ、写真撮影や交流を楽しんでいる姿が見られた。

『ウマ娘 プリティーダービー』ゴールドシップ:ぐぐるさん(左)、シンボリルドルフ:照井るゐさん(右)
『ファイナルファンタジーVI』セリス・シェール:フーコさん

東京ビッグサイトには『シン・エヴァ』『鬼滅』レイヤーがずらり

つづいて紹介するのは、4月4日に東京ビッグサイトで行われた『ビッグコスプレ博 2021春』

こちらは、2019年の年末に実施された『コミックマーケット97』以来、久しぶりに同会場で行われるコスプレイベントとして、多くのレイヤー&カメラマンから注目されていた催し。チケット販売を開始するなり予約が殺到したそうだが、『acosta!』と同じく安全面を考慮して、参加人数は大幅に制限。体温測定をはじめとした感染予防対策も行った上で、風通しのよい西ホール・屋上展示場にて開催された。

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』式波・アスカ・ラングレー:安藤ねねさん

参加者の衣装を見てみると、現在、大ヒット公開中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場するアヤナミレイ(仮称)、式波・アスカ・ラングレーをはじめ、テレビシリーズ続編の放送が待ち遠しい『鬼滅の刃』の堕姫、那田蜘蛛山の鬼一家(母)、『呪術廻戦』の釘崎野薔薇といった、話題のアニメ&映画のキャラクターたちが大集結。

『呪術廻戦』釘崎野薔薇:南里さん

その中でも特に印象だったのが、『2.5次元の誘惑』の橘美花莉に扮していたすずねこさん。こちらは『少年ジャンプ+』にて連載中の、コスプレに情熱を注ぐ高校生たちの青春を描いたコスプレコメディ作品で、すずねこさんは今回のイベントに参加するために、急ぎで衣装を制作したという。

『2.5次元の誘惑』橘美花莉:すずねこさん

「せっかく、東京ビッグサイトでコスプレができるので、こちらの会場にちなんだ衣装を用意したい……と思って。もともと大好きな作品だったし、『コミケが再開したら、絶対にこの衣装で参加する!』とも考えていたので、ここで衣装を着て、写真を撮ってもらえることを楽しみにしながら制作に取り組みました」(すずねこさん)


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