里親探しの裏側、全部見せます!猫の幸せのための重要な手続き〈もらわれていった子猫にこの家を思い出さない未来を望む〉


募集開始 #里親さん募集予定

里親を探すつもりのときは、まずツイッターのアカウントでタグを作ることにしている。

今回の「えん」の場合であれば「#えん保護日記」「#里親さん募集予定」というタグと共に、写真や動画を継続して投稿した。

里親希望の方にダイレクトに届けばラッキーだし、そうでなくても子猫の成長する様子を毎日見ていると「親戚の子供」みたいに思えてきて、応援したくなったり、興味を持ってもらえたりするものなのだ。そういうところから少しでも「保護猫」のことを知ってもらえたら、という気持ちもある。もちろん、成長を記録する、という意味合いもある。

まあ、悪いことがひとつもない。

そうこうしている間に猫が家での生活に慣れて、いよいよ具体的に里親を募集することになる。

余談だけど、ちょうど同じ時期にボス猫「いわ」を保護して、けっこう大変なことになっていたので、「えん」の里親募集の準備がずいぶん遅れた。

ようやく準備が整って、本格的に里親を募集し始める段階で「#里親募集中」とタグを変え、里親募集サイトに登録をした。いざ。

運命の猫との出会いはプライスレス 値札は付いているはずがない

譲渡の条件は猫の幸せ

我が家から譲渡する条件は「うちで飼うよりも猫が幸せになること」の一点だ。逆に言うと「いいと思える人から応募がなければ、うちで飼えばいい」と思っているし、心のどこかでは「そうなれば『えん』とずっと一緒にいられるじゃん」と思っているので、すごく慎重だし、すごく基準が高い気がする。

〈里親の決め手は猫が我が家より幸福になれるかどうかだけ

だって、やっとの思いで保護できて、ようやく慣れてきて、めちゃくちゃかわいくて、しかも我が家で絶対飼えない、というわけじゃないんだよ? 悲しいことだけれど、世の中には「里親詐欺」という犯罪だって存在する。「猫を飼う」ということへのスタンスが違う人だっているだろう。後悔するようなことになったら死にたくなるので、そこは慎重になるよ。

※「里親詐欺」とは、里親になると偽って犬や猫の譲渡を受け、虐待したり転売したりする犯罪行為

正直、譲渡先を探すよりうちで飼ってしまったほうが、ずっと楽。でもそうしたところで、猫と暮らす楽しさを知る人は増えないし、猫のためのパイも増えない。なんの広がりもない。だから、それは最終手段でしかない。

完全にこたつを覚えたえん
完全にこたつを覚えたえん

具体的な条件は、主に下記のような感じ。このへんは、たぶん一般的にもこんな感じだと思う。

・去勢手術、ワクチン接種、ウイルス検査等の費用(実費)をご負担いただける方
・ペット可住宅で完全室内飼いをしてくださる方
・終生、愛情を持って飼育し、病気のときは適切な医療を受けさせてくださる方
・譲渡時、誓約書に署名・捺印していただける方

アンケートでは、けっこう突っ込んだことも聞く。下記は最初に答えていただくもので、このあとも気になることは、どんどん聞く。このやりとりでの印象がとても大事で、それが大きく外れることは、まずない。

先住猫ともすっかり馴染んだえん
先住猫ともすっかりなじんだえん

1.氏名、年齢、職業
2.家族構成(性別、年齢)
3.住所(〇〇県〇〇市等簡単でけっこうです)
4.住居形態 一戸建て(持ち家・借家)or 集合住宅(分譲・賃貸)
5.連絡先(電話番号・メールアドレス等)
6.猫の飼育経験有無
7.同居動物の有無

〈知っている あなたはいつか猫を飼う むろんいつかはきょうだっていい〉

里親希望者現る!

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仁尾智

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仁尾 智

(にお・さとる)猫歌人。1968年生まれ。1999年に五行歌を作り始める。2004年『枡野浩一のかんたん短歌blog』と出会い、短歌を作り始める。短歌代表作に『ドラえもん短歌』(小学館文庫)収録の《自転車で君を家まで送ってた どこでもドアがなくてよかった》などがある。『猫びより』で「猫のいる家に帰り..