YouTube登録者数が400万人を超える、水溜りボンド。2020年4月からは『水溜りボンドのオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)、10月からは『水溜りボンドの〇〇いくってよ』(テレビ神奈川)もスタートし、動画クリエイターの枠に収まらない活躍をつづけている。
『クイック・ジャパン』では、トミーが自ら執筆するコラム「日常が水溜りボンド」を連載中。最新号となるvol.153に掲載された「友達の定義」と「シカトされた過去の経験」を明かしたコラムを、『QJWeb』で特別公開する。
※本記事は、2020年12月25日発売の『クイック・ジャパン』vol.153掲載のコラムを転載したものです。
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僕が思う「友達」というもの

こんにちは、水溜りボンドのトミーです。季節はすっかり冬なのに人生初の坊主に挑戦しました。今回は「友達」について書いていこうかなと思います。「大人になると友達って減る」なんて都市伝説だと思ってましたが27歳になりまわりもポツポツ結婚してくるとだんだん現実味を帯びてきました。
活動的に予定や細かいスケジュールが当日まで出ない僕らが友達と呼べる人にはやはりYouTuberが多いです。なかなかほかの職業だと理解できないことも多いなと思います。たとえば前から決まってた夕飯を食べに行く約束してても、そのうちのひとりがその日大食い企画のあとでご飯食べれないなんてザラにあります(お店に罰ゲームでファラオの格好で入ってきた友達には笑いました)。
「同業者」でご飯を食べたりすることは世間一般的には仕事につながるからだったり情報交換のためだったりすると思いますが、ほとんどそういった話はしません。YouTuberはいわゆるそういう感覚と真逆のところに生きている気がします。
動画も撮らない、YouTubeの話もしない、でもみなさんが動画で観るよりも何倍も一緒にいる時間が長いのです。若い世代で一気に広がったからこそではありますが、まわりのクリエイターは年も近く、抱える悩みやハマるドラマも似ています。後輩の悩みを聞くために夕飯食べに行く日もあれば、友達の夫婦のケンカを止めに行く日もあります(もはやケンカを止める動画が一番再生される説すら感じます)。
コラボは仲のいい人と遊びの延長で撮影することが多く、横の結びつきは事務所関係なく非常に強いです。困ったときは助け合いますし、ある種YouTuberとは職業でありながら「ゆるいコミュニティ」みたいなものです。
圧倒的タレント力というよりは共感性と人柄が評価される世界だからいい人ばっかりなのかもしれません。
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