すゑひろがりずのふたりそれぞれに、1年ぶりのインタビューを敢行。三島達矢につづいての登場は、小鼓&ツッコミ担当の南條庄助。ひとたび鼓を打てば、その場がパッと賑やかになる。「自分は生来の太鼓持ち」と語る南條は、自らが中心に行くよりも、相方を照らし、まわりを照らす男。その一歩引いた感覚はどこで養われたのか。<シリーズ大宮セブン>担当ライター・釣木文恵が聞く。
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目次
「すゑひろがりずだから」で呼ばれ始めた
南條庄助
なんじょう・しょうすけ。1982年、大阪府堺市生まれ。すゑひろがりずのツッコミ&小鼓担当。2006年、当時のコンビ「うずまき」で『クイズ!紳助くん』(朝日放送)の「なにわ突撃隊」のメンバーに。2011年の番組終了までさまざまな過酷ロケを経験。トリオ「ガンセキオープン」を経て2011年、三島とコンビに。2016年に「みなみのしま」から「すゑひろがりず」に改名、『M-1グランプリ2019』で決勝進出。『R-1ぐらんぷり2020』では3位に。2021年6月には双子の女児が生まれ、父親となった。
──以前お話を伺って以降、さまざまな場所でおふたりの活躍を拝見しました。
南條 取材、去年のいつごろでしたっけ? 夏くらいでした?
──6月末だったので、ちょうど1年前です。
南條 あのときより忙しくなっている気はしますね。その前くらい……2019年の『M-1』、2020年の『R-1』後、急にテレビに出るようになってだいぶテンパって。直後にコロナによる自粛期間があったことで、僕としてはいったん落ち着けたんです。
──そこから、再び仕事が増え始めて。
南條 そうですね。この12月、1月は相当忙しくさせてもらいました。今年に入ってから2020年の『M-1』の人たちが活躍し始めたこともあって、今はなんでもかんでもじゃなく、すゑひろがりずに合っていると判断されたものに呼んでいただいている感じがします。
──「すゑひろがりずだから呼ばれる」という番組が増えた?
南條 声をかけていただく仕事の方向性が似てきたといいますか。街なかをブラッとするロケとか、クイズ番組を賑やかに盛り上げるとか。だから、たまにトーク中心の番組なんかに呼ばれるとすごく緊張します。
──ロケはだいぶ慣れましたか?
南條 最初は言われるがままでしたけど、「こういうものを撮りたいんだな」と自分なりに考えるようになりました。「すゑひろがりずのまいるまいる」(静岡放送の夕方の情報番組『ORANGE』内で平日毎日放送されているロケコーナー)なんかは、出ながら勉強させてもらっている感覚ですね。僕らみたいな実力のない者をこれだけ使ってもらえるのは、ほんまにありがたいです。
──静岡では冠番組『すゑ様のお戯れ』(静岡朝日テレビ)もありました。ライブをそのままテレビに持っていったような内容でしたね。
南條 僕らに世間を動かすような企画力はないと思ってるので、やれるのは普段ライブでやっていることくらい。できることは多くはないですが、いつもやってることとか賑やかなことなら任せてください、という感じです。
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