アンガールズ田中の魂の絶叫が『日向坂で会いましょう』名言大賞に(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『日向坂で会いましょう』

先週に引きつづき「第2回 日向坂名言大賞を決めましょう!!」。「あの頃の自分に手紙を書きましょう!!」での濱岸ひよりの「けっこうカットされてました。あっ間違えました」や高本彩花の「(父が)生涯現役でJリーグ目指してる」、上村ひなのの「へこたれやしねぇ」、高瀬愛奈の「それは盛ってるで~」、さらには番組MC・若林の「舞台『あゆみ』どうなってんだよ!?」などがノミネートされていくが、その名場面の数々がやっぱり、どバラエティでスゴい。

そんな中で受賞したのは、昨年末の「アンガールズ田中をメチャクチャにしましょう!」でのスタッフから「いったんカメラ止めます」と言われたときの、田中の「止めるんじゃねぇ!お前に今権限はねぇ!全権限は俺が持つ!止まらねぇんだよ!ずっと回しとけ!カメラを止めるな!」という魂の絶叫。

日向坂のメンバーでも番組レギュラーでもないゲストがまさかの受賞。その理由を若林は「前回(受賞)の『空が上にあって』(高本)というくらいの魂からのひと言を探してました。その流れで観ていくと、アンガールズ田中を選ばないと『どういう目線で見てんだ!』と。ガチでやってますから。みなさんにはあのくらいの魂からの叫びを来年してほしいと本当に普通に審査しました」と語る。

このガチさがこの番組らしさという感じがする。後日、丹生明里からトロフィーを受け取った田中「この歳になると受賞することもないからうれしいよ。ただあの屈辱は一生忘れない(笑)」。

『ゴッドタン』

アンガールズ田中による「勝手にお悩み先生」後編は銀シャリに。東京進出から5年経つ彼らの悩みを「東京でもっとやれると思ってた」と予想する田中。現状に満足できてないのではないか、と。

そんな銀シャリの課題を田中は「テクニックがあり過ぎて本音を出さなくてもすむ」と看破する。今の時代は体重が乗った本音トークが重宝される時代。だから、人間性が見えないと愛されないと分析。「それだと番組を担っていくMCになりづらい」と言う。

そろいの青ジャケットによってマジメでしっかりした人というイメージで、本来はちゃんとした人間じゃないはずなのにそれが出ていない。それこそが「青ジャケの呪い」だと。

田中は『水曜日のダウンタウン』のドッキリで橋本が「生きてて楽しいことがない」と言っているのを観て気になったという。それに対し橋本は「お笑いマニアというかお笑いが大好き。僕はテレビがめちゃくちゃ大好きなんですけど、あまりたくさん呼ばれるわけじゃない。このまま一方的に愛しつづけるのも違うのかなって」と語り、心が折れた段階が過ぎ「もう心が溶けたんです」と「こんな吐露する番組でしたっけ?」と戸惑いながら本音を漏らす。

そんな銀シャリに田中が提示した解決策は「青ジャケと一緒にテクニックを捨てろ」。『日向坂』での魂の叫びも観ると説得力がある(といっても田中流のテクニックが根底にあってのことだが)。

テクニックをどうやって捨てるのかを聞かれた田中は「早めに話をテクニックで落とさない。テクニックを思いついたら全部捨てる。ちょっとスベって自分をピンチにするんですよ。本音でいかなきゃヤバいって。そのほうが自分の本音が出る」と語り、「現場で本音出して帰ると意外と楽しいんだよね」と笑う。

橋本も田中の前で本音を語ったことが「ウソをついてない感じが楽しい」と振り返りつつ「『めっちゃ気持ちいいです。だいぶ薄めのコンドームです』みたいなのがちょっと浮かんだんですけど……」とそのテクニックを垣間見せるが田中「ダメダメダメ、いらないいらない(笑)」。


『もう中学生のおグッズ!』

「からし坊や」ことランジャタイ国崎と、ついにお試しの「おグッズ」を作成。まず缶バッチを作るのだが、その絵柄に国崎は「ナンを食べる高橋英樹」、もう中は「バッジの裏側」の写真を使うなどずっとボケまくり。ふたりが意外なほど相性がよくてずっと観ていたい。

生ワイプ役の森田はひたすら大変そうだけど。

明日観たい番組:『徹子の部屋』にタモリなど

『徹子の部屋』(テレ朝)に、タモリ。

『99人の壁』(フジ)ディズニーSP。

『パンドラTV』(フジ)「調べちゃヤバい年末大調査SP」アンタッチャブル、春日俊彰、ぺこぱ、TAIGA、アルコ&ピース、阿部祐二。

『ロッパグラム 転生したら戦時中の喜劇王だった件』(NHK)に、満島真之介。

『芸人街ぶらリサーチャーズ』(テレ朝)「見取り図&Aマッソがさまぁ~ず指令のムチャ振り街ロケ」。

『清純異性交遊』(日テレ)ヒコロヒー×霜降り明星せいや。

『三四郎&Creepy Nuts 成長紀』(日テレ)。

『空気階段の空気観察×ハマスカ放送部』(テレ朝)。

『イグナッツ!!×あるある土佐カンパニー2』(テレ朝)「同期あるあるで普段はゼッタイ話さない「泥水すすってた頃」の話しちゃおう!!」。

高橋一生・主演『岸辺露伴は動かない』(NHK)「背中の正面」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。