『水ダウ』かまいたち、銀シャリらから感じた整形に対する時代の変化(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『水曜日のダウンタウン』

「久しく見ていない女タレントが死ぬほど整形していても指摘しづらい説」に登場したのは新山千春と安西ひろこ。これまた絶妙な人選。ターゲットはダイアン、銀シャリ、かまいたち。

津田は「いろいろあったんやろ……」と心境を慮りながらも、食べる口元がツボに入り爆笑してしまう。同様に笑いを堪えることができないが、一方で橋本の「結局ご本人が満足かどうかだけよ」とか、山内と濱家の「ああいうのがいいって言う人いるやん」「そうか、新山千春さん的にはあれがいいと思ってはるってことやもんな」といった発言がカメラの前でないところで自然と出るというのが時代や意識の変化を感じさせる。

「今ぐらいが一番いい」とやんわりとこれ以上やらないほうがいいと本人に伝える山内は、ロケバスの車中で「漫才と一緒で途中わけわからん時期あるやん。直し過ぎてウケなくなる。直して直して何がおもしろいかまったくわからんようになる」と自分たちに置き換え漫才と整形の類似点を語る。

「売れない芸人対抗、楽屋の弁当持って帰り王決定戦」。楽屋に置いてある弁当などをどれだけ持っていってしまうかを検証。けっしてルール違反をしているわけではないもののうしろめたいのかみんな一様に「万引き犯のような」挙動になるのが可笑しい。

しずる池田が26品、牧野ステテコは43品、インポッシブルひるちゃん30品とつづくなか、マシンガンズ滝沢が登場。相方の西堀は「滝沢ってタダへの執着がスゴいんですよ。身銭を切らないってことに最上級の喜びを見出すんですよね。だからお金がないというよりは得をしたい」と解説すると、そのとおり業者のように慣れた手つきで「分別回収」。

なんと91品もの大量の持ち帰り。汗をかきながらも悪くないと主張し「みんな怒ってるの?」と聞く滝沢に西堀「怒ってないよ。みんなビビってんだよ」。

最後のターゲットはAMEMIYA。さすがに滝沢の記録は破られないと思ったが、それを遥かに凌駕する132品、合計27,208円の持ち帰り。バイきんぐ西村をして「AMEちゃん、同じ事務所の人間として恥ずかしいよ、マジで!」と言わしめる。AMEMIYA「今日はちょっと……ホント、欲出たな……」。

『あちこちオードリー』

ゲストは劇団ひとりと大泉洋。ふたりがそろうと口を開けば罵り合いのケンカコントのようになるのがひたすら楽しい。

そんな流れのなかでホテルでの取材の際、ルームサービスで昼食となっていたところ、大泉は大量に頼み、それをちょっとずつ食べたとひとりが“告発”。「私たちの世界ではよくある」「スタイリスト、ヘアメイクとみんなで頼んで食べた」と悪びれず反論。

「経費の無駄遣い。遊びじゃないんだよ、仕事は!」と激しくツッコむひとり。(で、笑いにしていたけど、『水曜日』の「楽屋弁当持ち帰り」とひとりに割り当てられた経費を過剰に使うという意味では一緒のような気がする)。

筆者は大泉洋のことは『パパパパPUFFY』で初めて認識したけど、「『パパパパPUFFY』ではひとつもブレイクしませんでした」という大泉。最多ゲスト出演だったが、それは同じ男性ゲストの及川光博やガレッジセールはブレイクして抜けていったためだと。

「けっこうな確率でスベってたんで、ツラかった」「落ち込んでもう東京来るのはやめよう(と思った)」と語る。そんな大泉の話の最中、気を抜いていたことを指摘されるとひとり「そんなことより俺の話しようぜ(笑)」。

そんなひとりは、「褒め甲斐がない」と佐久間。褒めても「ウィッス」などとそっけないという。ひとり「俺はそれがやりたいんだから! ウケればウケたほど別に当たり前ですけどって顔したくない?」。

そもそもふたりは、ひとりが監督し、大泉が主演した映画『青天の霹靂』からの仲。マジシャン役の大泉には難しいカードマジックの連続を1カットで撮るというシーンがあった。一日がかりを覚悟していたが早々にOKテイクができたそう。

が、監督的にはOKだが、がんばって技術を習得したのは大泉だから自分が納得できるまでやっていいと言われつづけたところ、結局最終的に70テイク以上も行うことに。

カードを持つ握力もなくなり、これでできなかったら諦めますと最後の挑戦。途中、失敗してしまうが、カットがかからず最後までやり終えると、監督のひとりから「カット、OK!」の声。

「痺れるOKでしたね」と振り返る大泉に「どんなことがあってもOK言うっていうのは30回くらいのときに決めてました」と偽悪的に言うひとり。「ガッカリ」と大泉に言われ「今の照れ隠しで言ってるからそういうところもかわいいですけどね」とひとり。大泉「黙ってろ!」。

本当に名コンビ。


明日観たい番組:『中居正広の金スマSP』に小栗旬が出演など

『全力!脱力タイムズ』(フジ)オリラジ藤森慎吾&佐藤寛太。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)「アニメ業界の秘められたプロフェッショナル「背景さん」心の叫び!」。

『ジロジロ有吉』(TBS)「謎多き女芸人…ぽんぽこ高木の壮絶すぎる過去」。

『全力メイキング』(TBS)「片桐仁持ち込み超進化ジオラマ&ガンプラ企画」。

『ドキュメント72時間』(NHK)「東京・小金井 街角の水くみ場で」。

『中居正広の金スマSP』(TBS)小栗旬×中居と初2Sトーク。

『あさイチ』(NHK)「プレミアムトーク」に、脚本家・大森美香。

『徹子の部屋』(テレ朝)に、佐野史郎。

『和田家の男たち』(テレ朝)最終回。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。