『ごきげんよう』のサイコロトークが生まれた理由は?小堺一機が明かす、生放送の裏側(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

【関連】オードリー若林の本音「もういいかなって思った」。『あちこちオードリー』で明かす


『あちこちオードリー』

ゲストはコサキン(小堺一機&関根勤)。

『いただきます』『ごきげんよう』と31年半にわたりお昼の生放送をつづけてきた小堺。頭がおかしくならなかったですかと聞かれて「結局、(プロデューサーの)横澤さんの言ってることですね。『バラエティではなくドキュメントだと思え。しゃべんないゲストがいてもそれが映ってるから、小堺くんが汗かいて困ってるのがおもしろいんだよ』って」と答える。

やはり小堺は「聞く人」。この日も先輩たちから聞いたいい言葉を、再三モノマネを交えつつ引用していた。

たとえば萩本欽一。『ごきげんよう』でトークを聞いた人数は2万人。つまらない話もあった。そんなとき、萩本の「お客さんが思っていることを言ってあげればいい」「お客さんがお前を信用するようにしろ」という言葉を思い出したという。

話が長いなと思ったら、客やカメラのほうに向けて困った顔をして時計を指差したりする。すると「こいつわかってるな」と客が信用してくれると。

また、堺正章からはこんな言葉をもらった。「富士山登ってるとね、見えてるのよ頂上は。いっくら歩いても着かないんだよ。ツラいよねえ。足元見ててごらん。気がつくと着くよ」「小堺くんね、芸能人ですって言っててさ、芸能人だけで食べてる人、何人ぐらいいると思う? 大体5000人くらい。僕らはその5000人に入っちゃったんだからね、責任があるんだよ」。

そして堺はオチをつけるのを忘れない。「ただね、言っとくけどあなたは5000人だけど、僕は500人の中に入ってるから」。

『ごきげんよう』をもうキツくて辞めたいとスタッフに申し出たこともあったという。そのときのスタッフの返しが「辞めないでくれ」などではなく「えー、困っちゃうな、俺」という力の抜けたものだったから、企画を変えてつづけたのだという。そこで生まれたのが「サイコロトーク」だったそう。

小堺は、関根のすごさはどんなフリに対しても「なんだよそれ?」って言わず、全部乗ってくれることだという。この日も小堺のフリから即興でミニコントを始めるふたり。“仲よしコンビ”の元祖ってこのふたりなんじゃないか。若林「どんな若手もここで即興でネタやってくれたことないですよ(笑)」。

『それって!?実際どうなの課』

人間には難しいとされる動作に春日が挑戦。

「いいじゃない。そそる企画だねえ」と自信満々の春日。「1分間高速で『あ』を書きつづける」「指で額を押さえられて椅子から立つ」「腕を左右別々に回す」は軽々とクリア。

そして女性はできても男性はできないといわれている「壁から2足分離れ90度にお辞儀をし壁に頭をつけ椅子を持って起き上がる」のも「春日はね、男性でも女性でもないから、性別・春日だから」とあっさり成功。

これで用意された半分を成功。「半分人間じゃないってことだね」と満足げな春日。しかし「親指と人差し指で生卵を縦に潰すことができない」「体を壁につけたまま片足立ち」「片目だけ動かす」「ヒジをアゴにつける」は、春日をもってしても失敗。

この日(24日)は朝から『ラヴィット!』にゲスト出演、昼は『ヒルナンデス!』、夜は『水曜日のダウンタウン』でプレゼンター、『あちこちオードリー』、そして深夜にこの番組と春日デーだった。

『ヒルナンデス!』ではスタジオでニトリの電動リクライニングチェアの座り心地をリポート。『ヒルナンデス!』×オードリー×椅子といえば、あの椅子破壊事件が思い起こされる。

椅子を前に体をほぐすふたり。そして春日が「安心感がすごい」と椅子の上で飛び跳ね始めると、体を押そうと近寄る若林。が、すんでのところで手を止め、若林「大人になったの~(笑)」。


明日観たい番組:『ドラフトコント2021』『さんまのお笑い向上委員会』『マツコ会議』ほか

『ドラフトコント2021』(フジ)に小峠英二、千鳥・大悟、オードリー春日、ピース又吉、かまいたち山内。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)空気階段vs蛙亭。

『マツコ会議』(日テレ)にフェムテック起業家。

『千鳥かまいたちアワー』(日テレ)にBiSH。

『ゴッドタン』(テレ東)「私の落とし方発表会」に大島麻衣、吉住、阿佐ヶ谷姉妹・江里子。

『霜降りバラエティX』(テレ朝)「霜降りリベンジャーズ」せいやvsナダル大喧嘩編。

『ももクロちゃんと!』(テレ朝)に錦鯉。

『スペースツヨシの地球人を吸い上げてみたら』(テレ東)に堂本剛、土屋伸之、シュウペイ、イワクラ。

『ストーリーズ』(NHK)ノーナレ「“地方紙は死ねない”▽国を動かしたスクープ舞台裏」。

『人生最高レストラン』(TBS)にハナコ。

『SWITCHインタビュー 達人達』(Eテレ)松重豊×植野広生。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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