SKY-HIが確信する「日本の音楽業界にとって絶対に必要な一歩」【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#19】

文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけるオーディション『THE FIRST』。その模様を追いかける番組『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』の第18回では、最終審査の内容が判明し、長期間に及んだ合宿の最後にSKY-HIとボーイズがお互いに感謝の気持ちを伝える様子が放送&配信された。

そして8月6日に公開された第19回では、4組に分かれて行われた「クリエイティブ審査NEO」の模様が届けられた。

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それぞれの想いが交差する最終審査前夜

約半年に及んだオーディション『THE FIRST』が、いよいよ終わりを迎えようとしていた。最終審査を明日に控えた夜、ボーイズはそれぞれの想いを明かした。

ショウタは「ここしかないと思い、挑んで間違っていなかった」と語り、ランは「こんな自分でも夢を追っていいのだと思えた」と新たな夢に胸をときめかせる。そのまっすぐな眼差しは、『THE FIRST』に挑戦した自分に誇りを持っていることが伝わってくる。

擬似プロ審査でテンが脱落したとき「合宿で得たものは“仲間”」という言葉を残したが、最終審査へ駒を進めたボーイズも同じような想いを抱えていたようだ。「素敵な仲間に巡り合えたことに感謝したい」というリョウキを筆頭に、このオーディションで出会えた同志にそれぞれが思いを馳せた。

また、自身の成長を感じるボーイズも多かった。リュウヘイは「こんなに短期間で変われるのか、と思わされた」と感想を述べ、シュントは「自分自身を愛する心が持てた」と話す。『THE FIRST』は参加メンバーの歌やダンスのスキルを成長させただけでなく、それぞれの心も大きく成長させていた。

「15人でやるつもりで、最後のパフォーマンスを披露してほしい」

いよいよ迎えた本番当日。「1年目の会社、初めてのボーイズグループプロデュース。興味本位や、なんとなくでやってきたつもりはないです。日本の音楽業界にとって、日本にあふれる才能にとって、絶対に必要な一歩であることを常に感じながら進んで参りました」と告げ、SKY-HIは最終審査の幕を開けた。

最終審査で『THE FIRST』から日本の音楽業界に提示されるパフォーマンスはふたつある。ひとつ目は、3次審査で行った「クリエイティブ審査」を進化させた「クリエイティブ審査NEO」だ。作詞作曲のみならず、トラック選定やチーム編成もボーイズの自主性に任された。

ふたつ目は、10人が5人ずつのグループに分かれてプレデビュー曲「Shining One」のパフォーマンスを披露する。このふたつのパフォーマンスを経て、BMSG初となる、SKY-HIプロデュースによるボーイズグループのメンバーが決定するのだ。

また、合宿を一緒に過ごしてきたタイキ・ルイ・テン・ナオキ・シュンスケも最終審査の様子を会場内で見守った。ひと言ずつコメントを求められた場面では、さまざまな想いが去来したルイが涙を流す場面も。「今までやってきたことをすべて出し切って、がんばってください」という彼の激励は、合宿を共にした仲間だからこその重みがあった。

「結果がどうなったとしても、君たちは僕の財産だし、僕の誇り。合宿審査で脱落した5人も僕の人生の一部だし、最高にかけがえない時間をくれた仲間だと思っています。今日は15人でやるつもりで、最後のパフォーマンスを披露してくれたらうれしいです」とSKY-HIが告げ、クリエイティブ審査NEOがスタートした。

「Show Minor Savage」と「96BLACK」のパフォーマンス


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..