合宿を終えてボーイズに感謝を伝えるSKY-HI「お互いに最高の人生を送りましょう」【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#18.5】


☆Taku Takahashiがサプライズ登場

最終合宿もいよいよ佳境を迎えたとある日、ボーイズの前に現れたSKY-HIは彼らに「本気でやる君たちに、これを言わなきゃいけない日が来たか……ゲストが来てます」と告げた。すると、「Shining One」のトラックメーカーである☆Taku Takahashi(m-flo)がボーイズの前に登場。

スペシャルなゲストに驚きを隠せないチームShiningの面々だったが、SKY-HIの呼びかけによりパフォーマンスを披露することに。それを観た☆Taku Takahashiは、「この曲はキャッチーにすることにこだわったから、リズムが難しくて音階がすごく広い。ラップや歌の語尾をどういうニュアンスにするのか意識すると、全体がもっとタイトになると思うので、もしよかったら参考にしてください」とアドバイスを送った。

また、ボーイズのことを「みんなしっかりと自分自身を持っていて、発信したいものがある。デビューできるのが全員じゃないとわかっていても、チームとしていいものを作りたいという人間性を目の当たりにした」と、『THE FIRST』を通して育まれてきた人間性を高く評価した。

『THE FIRST』の成功の証は、ボーイズの成長

合宿最後の夕食はバーベキューとなった。オーディションを通して、ターニングポイントごとに設けられてきたバーベキュー。初めてのときは雪も降る冬だったが、季節は夏へ移り変わっていた。ランは「いろいろなことを思い返したバーベキューだった」と語り、ソウタは「最初は15人だったから、人数が少ないと思っちゃった」と漏らした。それぞれにさまざまな感情を呼び起こした“深いバーベキュー”となった。

その日の夜、どうしても伝えたいことがある、ということでボーイズを集めるSKY-HI。彼の口からあふれてきたのは、成長を止めなかったボーイズへの感謝だった。

「この合宿がオーディションの最中ということは間違いないんだけど、育成の側面を一番大事にしたかった。それぞれが“アーティストとして伸びたらどうなるのだろう”と考えてきたが、もう誰がデビューグループに選ばれても遜色ない。その状況にまで持ってこれたことが、まずひとつ『THE FIRST』の成功だと思います」

いつものように丁寧に言葉を選びながらSKY-HIはつづけた。

「俺も1年目だから、たくさん迷惑をかけたと思う。見通しもない会社に懸けていただいて、そして心と体、時間も費やして、ここまで素敵なアーティストになってくれたことが本当にうれしくて、めちゃくちゃ尊敬してるし、心からありがとうございます」

ここで解散かと思われたが、なんと今度はボーイズからSKY-HIへのサプライズ。SKY-HIに向けて書いてきた手紙を、一人ひとりが読み上げ始めたのである。10人から手紙を受け取ったSKY-HIは、即興でボーイズに丁寧なメッセージを返していく。目を真っ赤にした11人は、この瞬間を迎えることができた奇跡を噛みしめているかのようだった。

最後には、ボーイズがSKY-HIを胴上げする一幕も。「たくさん成長してくれて、ありがとうございました。たくさん愛情を俺にくれて、ありがとうございました。最終審査をやって、お互いに最高の人生を送りましょう」と締め括った。

SKY-HIとボーイズが次に会うのは最終審査の会場。どのようなドラマが彼らを待ち受けているのか、ますます目が離せない。

【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』#20放送&配信予定】
■2021年8月13日(金)朝8:00~『スッキリ』(毎週月~金曜朝8:00~10:25、日本テレビ系)
番組URL:https://www.ntv.co.jp/sukkiri/
※放送日時変更の可能性あり

■8月13日(金)20:00~『Hulu』
番組URL:https://www.hulu.jp/the-first-bmsg-audition-2021

この記事の画像(全98枚)




関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

関連記事

最強布陣による楽曲を用意したSKY-HI「完璧にこなすボーイズを披露するのが自分の夢」【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#18】

SKY-HIが下した苦渋の決断「彼自身の人生を考えても、ここで脱落させるしかない」【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#17】

SKY-HIが今、新会社とボーイズグループを作る理由。大切なのは未来へバトンをつなぐこと

ケビンス×そいつどいつ

ケビンス×そいつどいつが考える「チョキピース」の最適ツッコミ? 東京はお笑いの全部の要素が混ざる

「VTuberのママになりたい」現代美術家兼イラストレーターとして廣瀬祥子が目指すアートの外に開かれた表現

「VTuberのママになりたい」現代美術家兼イラストレーターの廣瀬祥子が目指すアートの外に開かれた表現

パンプキンポテトフライが初の冠ロケ番組で警察からの逃避行!?谷「AVみたいな設定やん」【『容疑者☆パンプキンポテトフライ』収録密着レポート】

フースーヤ×天才ピアニスト【よしもと漫才劇場10周年企画】

フースーヤ×天才ピアニスト、それぞれのライブの作り方「もうお笑いはええ」「権力誇示」【よしもと漫才劇場10周年企画】

『FNS歌謡祭』で示した“ライブアイドル”としての証明。実力の限界へ挑み続けた先にある、Devil ANTHEM.の現在地

『Quick Japan』vol.180

粗品が「今おもろいことのすべて」を語る『Quick Japan』vol.180表紙ビジュアル解禁!50Pの徹底特集

『Quick Japan』vol.181(2025年12月10日発売)表紙/撮影=ティム・ギャロ

STARGLOW、65ページ総力特集!バックカバー特集はフースーヤ×天才ピアニスト&SPカバーはニジガク【Quick Japan vol.181コンテンツ紹介】