かまいたちがLUNA SEAになりきって「ROSIER」を歌い上げる。真矢は本人役で登場(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『かまいガチ』

直前に放送された『アメトーーク!』の「L’Arc~en~Ciel大好き芸人」につづき、この番組では「今こそROSIERを最高に歌い上げんねん!!」というLUNA SEA企画。

山内は河村隆一になりきって登場。完璧な髪型、衣装なのになぜか松陰寺太勇風味が強い。濱家はSUGIZOになるためメイクを施す。が、こちらもミッツ・マングローブ味が強い。

「ROSIER」では高速ラップパートがあるJには、ジョイマン高木が。ちょうどジョイマンの「J」ってことでピッタリ。ちゃんとラップパートが歌えるのがスゴい。INORANは、黒髪で長髪ということで、本当にLUNA SEAファンだったトム・ブラウン布川に。眉毛の角度にもこだわるメイク。

みちおもINORANメイクをするも、濱家が「海原ともこ姉さんやん」と形容する出来で落選しINORANの追っかけファン役に。

そして、最後の真矢役はなんとホンモノの真矢。「来てもらってアレやけどちょっとイメージが違う」と失礼なことを言う山内。「スポーティーな真矢さん求めてない」と「ROSIER」時代のヅラを用意。

実際の「ROSIER」の演奏は、ビジュアルも完璧に仕上げ、5回も撮り直すほどおふざけなし。長身でスタイルのいい濱家SUGIZOや布川INORANはもちろん、ビジュアル的には一番離れている高木のJもカッコいい。なんだか高揚感のあるいい企画だった。最前列でその演奏を見守っていたバンギャのみちお。上半身裸になる際、「袖ごとワイシャツちぎっちゃった(笑)」。

『華大さんと千鳥くん』

恒例企画「6連単ピッタリ当てたら100万円」のゲストはヒロミ。「さすがにヒロミさんやからいつものアイツが吠えれんと思うのよ」という大悟に当の山内は「僕は噛みついているという意識はまったくないんですよ。チームのために動いている」と真顔で答えるサイコっぷり。

いつもどおり、いや、いつも以上に山内が失礼な言動を織り交ぜ仕切っていく。「ひな壇芸人20人が選ぶこの人のMC番組に呼ばれたいランキング」では、6人の最初の予想で4位・大悟、5位・華丸、6位・山内がきれいにそろう展開。

「ヒントチャンス」を使い3位・ヒロミを確定させると山内の意見で1位・大吉、2位・ノブに。しかし、芸人からの千鳥人気は絶大。結果は1位からノブ、大悟、ヒロミ、大吉、華丸、山内と大きく外す。大吉「めちゃくちゃ恥ずかしいです……」。

「ガテン系男子が30人が選ぶカッコいい男は誰?ランキング」では、やはり6人の最初の予想で大悟とヒロミが1位・2位どちらかに集中。「シンプルに顔がカッコいい」大吉がどこにランキングされるかが最初の焦点に。山内の意見どおり4位に「ヒントチャンス」を使うと、意外にも最下位を予想していた山内が4位だと判明。これにより3位以下はノブ、山内、華丸、大吉に決定。

あとは大悟とヒロミ、どちらが1位かということになり、ほかのメンバーの声に推されてヒロミが1位に座ろうとすると「大悟さん1位だと思います!」と山内が制すというのが繰り返される。

本当にこの企画の山内は憎たらしくかき回す役割に徹していておもしろい。ただかき回すだけでなく、妙な説得力があるから予想が白熱する。が、最後に大悟が「いや、山内。ヤンキーと付き合ってきた多さでわかる」と大悟がヒロミ1位を推し予想が確定。

結果、わずか1票差でヒロミが1位で予想的中。34問目にしてついにこの企画初の100万円獲得。喜びを爆発させるなか、「危なーー!」と言われて少し気まずそうな山内。

つづいて「キック力が強いのは誰?ランキング」が行われるも、早々に予想を確定させる6人。濱家「あのー、100万獲れたのでゆるんでません?(笑)」。


明日観たい番組:『マツコ会議』にAdoなど

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)「M-1王者を逃したオズワルドに前王者マヂラブの教え」「初老の王者vsファイナリスト泥沼抗争」。

『マツコ会議』(日テレ)に、Ado。

『千鳥かまいたちアワー』(日テレ)「池田エライザバンド」完結編。

『ゴッドタン』(テレ東)「コンビ愛確かめ選手権」後半戦。

『霜降りバラエティX』(テレ朝)「ぴったり寿司」。

『人生最高レストラン』(TBS)に、高畑淳子。

【関連】かまいたち濱家が新企画を考案。新しいドミノの楽しみ方とは?


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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