11人のパフォーマンスと対峙するSKY-HI「人生の集大成を掲げる日になった」【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#16】



人生を懸けた11人の「To The First」

そうして迎えた、合宿最終審査当日。ボーイズには、河口湖ステラシアターに設置された特別ステージが用意された。本番を前にSKY-HIは、「本来であれば、1カ月に及んだ合宿の課題発表であり、合宿3回目の審査日っていうだけの日だった。でも、想像以上に団結力や絆が生まれた」と感慨深げにこぼした。

本気で音楽ファーストを追求した1カ月間は、SKY-HIを含めた12人をひとつにしていた。それだけ距離が近づくと、情に流されそうになる瞬間が普通ならあるだろう。しかし、SKY-HIは次のように語った。

「合宿だけでなく、これまでの人生の集大成を掲げる日になりました。人生を懸けている彼らに真摯に向き合ったときに、自分も人生を懸けているので、情に流されてしまうことはあってはいけないし、それは彼らに対する冒涜だと思うので、シビアに決断しつづけることに対しては迷いや不安や悩みはあるけれど、最初に抱えた強い意志を絶対に揺るがせないことだけは確かです」

いよいよ迎えた本番のパフォーマンス。ルイからリュウヘイへとつながれる歌い出しは、一気に楽曲の世界観を構築。「To The First」という作品の持つ気高さを、一瞬にして放って見せたのである。ランが力強い視線で王者の風格を滲ませ、11人全員が主役のパフォーマンスを展開していく。

歌割りの秀逸さも光った。ショウタが<居場所がない 行く当てもない なら自分で作るさ 何でもアリ>と歌えば、シュントは<ここじゃ終われない 終わる気すらない>とクールなフロウをかまし、ソウタは<どんな過去があっても今日がスタート>と投下。<君と>というフレーズひとつにしても、手を強く引くリョウキと優しく導くレオで違う景色を描く。まさしく“この人が歌うしかない”と思える歌割りは、楽曲の強度をさらに強いものにした。

流暢な英語をレイが響かせ、マナトは沸々とした感情を甘いマスクの下に揺らし、最後は抜群の安定感でジュノンが締め括る。それぞれの個性が活きた、SKY-HIの「To The First」に負けない1曲を堂々と披露した。

[THE FIRST 合宿最終審査 / ステージ映像] To The First / ショウタ、ジュノン、レオ、リョウキ、ソウタ、マナト、ラン、レイ、シュント、リュウヘイ、ルイ

次回、次の審査に進む10人が決定

7月23日に放送される#17では、ボーイズへのサプライズや合宿最終審査の結果発表の様子が届けられる予定だ。次なる審査へ足を進める10人が誰なのか。ここからさらに加速していくボーイズたちの物語から目が離せない。

【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』#17放送&配信予定】
■2021年7月22日(金)朝8:00~『スッキリ』(毎週月~金曜朝8:00~10:25、日本テレビ系)
番組URL:https://www.ntv.co.jp/sukkiri/
※放送日時変更の可能性あり

■7月22日(金)20:00~『Hulu』
番組URL:https://www.hulu.jp/the-first-bmsg-audition-2021


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