「宝塚の佐藤二朗」“おじさん役”を極めたタカラジェンヌの異色経歴とは?(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『激レアさん』

「宝塚歌劇団にトップスターを目指して入団したのに、ひたすらおじさん役をやり続けそのまま引退した人」として天真みちるが登場。

弘中は彼女のことを「宝塚の佐藤二朗」と形容。これまで彼女が演じてきた「おじさん」は「角刈りジャンピング土下座おじさん」「常に半目の右大臣おじさん」「モヒカン用心棒おじさん」など30パターンあるという。

学生時代、発声練習をしようとして爆睡。バレエ自主練の時間には『ときメモ』をやり込むなどやさぐれ生活を送っていた天真に、若林は「おじさんが学校に混ざってる。異世界転生モノなのよ!」と秀逸な表現。

そして、「観光客のおじさん」役を初めてもらったあと、その才能が開花していく。そんな彼女に若林は「もしもNSCの生徒が宝塚に入ったら、の人」とラベリング。映像の世界でも観てみたい役者さんだった。

ふたり目の激レアさんは「なかやまきんに君と関わるたびに人生に幸運が訪れる人」として「タカトさん」こと米本学仁。

「エドモンド本田」のような風貌を見て、ゲストの池松は「わかっちゃったかも」と、彼が『47RONIN』などのハリウッド映画にも出演した俳優であることを当てる。筆者も見たことあるなあと思ったら『家、ついて行ってイイですか?』だった。

2度の「きんに君チャンス」で道が切り拓かれたという彼。その「幸運のトリガー」なかやまきんに君もスタジオに登場。

若林による「『きんに君チャンス』なのか『学仁さんの実力』なのかどっちかはっきりしてほしいですよねえ」と誰でも気づくようなわかりやすい「筋肉ルーレット」への振りに対し、「どっちでしょう? ……ん?」とまったく気づかないきんに君。

しばらくして「留学は成功だったんですかね、失敗だったんですかね?」と再び「ルーレット」を振るも「どっちかなぁ……?」と気づかない。きんに君「アドリブだけ禁止にしません!?」。

『しくじり先生』

お笑い研究部「オズワルド畠中を考える」。

ボケの畠中のキャラがまったく世間に認知されていないということで、畠中の芸人力を検証。

「売れたい」などの欲がなく、本番前も「やりたくねぇな」と言っていたという畠中は「本当に注目されるのが苦手」「知らない人が50%を超えるとしゃべりたくない」と芸人らしからぬことを言う。そんな彼を「山奥で、ひとりで暮らしたかった化け物」と伊藤は形容。

「即興長渕」「ノーリアクション芸」など畠中の特技を披露。そして自粛期間にギターを始め、オリジナルソングが10曲あるという畠中は、その中から『あたらしいとうきょう』を歌う。

「普通にいいじゃん」と若林が言うように、まったくギャグなしのフォークの名曲。「畠中、歌に嘘つけないんですよ」「コロナが生んだ天才なんです」と伊藤。平子「俺、それなりに刺さったよ!」。

表情は乏しく飄々としているけど『あたらしいとうきょう』のように噛み応えがあってクセになる畠中の魅力があふれていた。


『ガキの使い』

ダイアン津田24時間インタビュー後編。

サプライズで娘からの手紙に号泣する子煩悩の津田、カメラに向かって言葉責めするSだという津田、オイルマッサージににやける津田、おもしろダンスを披露する津田……。

矢継ぎ早に質問を繰り返す男性インタビュアーと険悪になっていき「頭おかしなるわ、次から次へともう……。ロボットとしゃべってるみたいや……」「なんやねん、お前! 帰れよもう!」と壊れ始める。

「津田さんにとって漫才とは?」という質問に、津田は「めっちゃ聞かれるんですよ。漫才は漫才や! そういう質問してくる人めっちゃ嫌い」と答えた。

『オッドタクシー』

1話から最終話まで、密度がものすごかった。ダイアンをはじめとする芸人が当てた声もキャラとハマっていてとてもよかった。

緻密な脚本と練られた構成は、レベルが高かったドラマ作品も含め今期ナンバーワンレベル。アニメならではの表現も素晴らしく、とにかくネタバレせずに観てほしい作品。見応えがハンパなかった。

明日観たいテレビ:『阿佐ヶ谷アパートメント』阿佐ヶ谷姉妹、EXIT、ずん飯尾らが出演

『阿佐ヶ谷アパートメント』(NHK)阿佐ヶ谷姉妹が大家に? 居候EXITと送る新感覚エンタメ。

『水曜日のダウンタウン』(TBS)「突然マネージャーから鬼越トマホークの『うるせえなぁ!』のくだり食らったら、意外とシリアスな状況になっちゃう説」第2弾、「自分の商売道具、完璧に把握していなければプロ失格説」第2弾、「SONY芸人、SONY製品持ってないとは言わせない説 SMA芸人宅を抜き打ちチェック」。

『あちこちオードリー』(テレ東)に星野源。

『お笑い実力刃』(テレ朝)にロバート。

『それって!?実際どうなの課』(日テレ)「森川葵がダイス・スタッキング最強のワザに挑戦」。

『まんが未知』(テレ朝)にゾフィー×しおひがり。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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