3時のヒロイン福田×EXIT兼近×松本人志「容姿イジリのネタ」について三者三様の意見をぶつけ合う(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『ワイドナショー』

「容姿イジリのネタを捨てる」と宣言し、話題になった3時のヒロイン福田が登場。その真意を「容姿ネタってどんどんウケなくなってるなと劇場でも肌で感じてた。ブスとかデブとかはっきり言っちゃうと前はウケてたけど、今はあんまりウケなくなってるのを感じてて」。3人ともめちゃくちゃイジられたいタイプで、「なんなら私の顔をたとえるネタを見つけたと思っていたのと裏腹にどんどんウケなくなってると感じて、これで誰かが傷ついたりするかもと心配しながらネタを披露するってなんやねんと思って。ウケへんならやる必要ないじゃないですか。おもしろいからやってることであって。どんどん時代の流れで大衆的なお笑いではなくなってしまってるのかな」と説明。

EXIT兼近は「松本さんの前でお笑い語るのは……」と前置きしつつ、「僕たち若い世代からすると、年上世代に迎合するために人をイジったりバカにしたりしてるんですよ。上の世代、いわゆるおじさんと言われる世代が笑ってくれるから人をイジったり、攻撃したり、怒ったりしてみせるんですよ。サービスでやってて。それがお笑いだと思ってたし」と語る。

これに対して福田は、「でも、私はそれも思った上で、なんですよ」と補足。「芸人と視聴者さんの間で価値観のねじれがある。芸人にとってはイジってもらうのは親切だし、助かる。けど視聴者さんは、昔はたぶんテレビの中は箱の中っていうか、フェイクっていうのをうっすらわかってて観てたと思うんですけど、最近はYouTubeとかでリアルを求められる時代になってるんで、若ければ若いほどテレビもリアルに、ドキュメントとして捉えてる。だから、こっちはわかっててイジってくれてありがとうございますなんですけど、視聴者からするとかわいそうでしょ、そんなん傷つくでしょってふうによりなってる」。

さらに兼近が「お笑いってサーカスだなってすごい感じてて。上の世代のおもしろい方々って、芸人同士でサーカスしてるんですよ。だから、ナイフを投げても当たらないし、空中ブランコで飛んでも取ってくれる。これが行われてるのがテレビとかお笑いの世界。これって危険な行為だから一般の人のところで行われるとケガするに決まってるんですよ。芸人の人たちは危険なものだってわかっているけど、それをあえてやるからおもしろくなってる」とつづけると、松本「浜田は(ナイフ)刺さったほうが笑うけどね(笑)」。

そんなふたりの対話を「難しい問題」と唸りながら聞いていた松本は「福田さんがそういう考えになってるんだったら今はそれでいいと思う。でもずっとそれでやる必要もないし、変わっていったら変えたらいいと思う」と語った上で、「ただネタって自分たちの世界だから、ボクシングのリングに上がってお前ら殴り合いやめろって言っているようなもんで、ほっとけよって話」「どんどん世間とねじれているって、このねじれは、このネタをやめたらもっとねじれるんじゃないかなと。このねじれを直すためには、我々はそこは絶対に引かずにがんばるというやり方もあるんじゃないかと思う」と持論を語った。それぞれ立場や世代の違う3人のとても真摯でいい議論だった。

『週刊さんまとマツコ』

初回はさんまとマツコ、それぞれの楽屋風景を。さんま側が江藤Pをはじめビシッとスーツ姿なのに対し、マツコ側の楽屋にいるスタッフがやたらチャラい格好。と思ったら、スタッフロールに『パイセンTV』などを作っていた元フジテレビのマイアミ啓太の名前があって納得。

「フジテレビさんは『悔しいです』って言ってたわ。『フジでやれないのが』」とさんま。そんなさんまの楽屋に『体育会TV』と収録日が一緒ということで今田、蛍原、宮川が楽屋挨拶に。が、宮川がいつの間にかいなくなる。「大輔どこ行った?」と探す今田の奥から宮川「ご挨拶だけだと思ってたら、裏被りしてるって(笑)」(おそらく土曜夕方と勘違い?)。

そして“本番”に向けて衣装に着替えるふたり。その衣装は本当に真裏のサザエ(マツコ)と波平(さんま)風。どんな番組になるのか楽しみ。


『有吉ぃぃeeeee!』

番組冒頭は、4月12日緊急ロケの模様を。有吉への結婚祝いサプライズ。有吉が結婚について直接リアクションをしたのはこれがテレビでは初のはず。

トシがX JAPAN風のメイクで有吉の楽屋を尋ねると、驚く様子もなく、一瞬ですべてを察し微笑むだけで、特にそのメイクにはツッコまず言われるままについて行くのが有吉らしい。「Forever Love」と「紅」の替え歌で祝うタカトシ、アンガールズ田中の3人。有吉は照れくさそうに聞きながら「楽しそうだな、お前ら」「最高のヘッドバンキングだったね」と笑う。「泣けよ!」というタカに笑い崩れる有吉。結婚発表の際、「田中の顔が浮かんじゃってさ。申し訳ないなと思っちゃって」と有吉。田中「ラジオでコメントいただいたんですよ。ケンコバさんには『お先に』って。俺には『くたばれ!』って(笑)」。

結婚発表前に収録された「本編」では、春日がピアノを弾きながら登場。「トゥース!」という第一声に有吉「おー、トゥー太郎!」。

明日観たい番組:『霜降りバラエティ』でマヂラブ×霜降りが初対談

『バナナサンド』(TBS)に阿部寛、川口春奈、横浜流星。

『マツコの知らない世界』(TBS)は「瓶詰グルメの世界」。

『ロンドンハーツ』(テレ朝)は「実は相方が答えてました 芸人お悩み相談」第3弾。

『霜降りバラエティ』(テレ朝)は「新旧M-1王者が初対談 マヂカルラブリー×霜降り明星」。

『イグナッツ!!』(テレ朝)はクイズ企画。

『チマタの噺』(テレ東)に陣内智則。

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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