男性芸人にモテモテの向井、兼近。ハナコ岡部のモテ理由は……(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


選ぶ側も選ばれる側も、男性芸人が全員女子化。

『ロンドンハーツ』

9年前に一度行った「もしも俺が女子だったら…この人と付き合いたい!」という大好評企画を再び。「大好評なのに間隔空き過ぎ」と山内がツッコむと、9年前に参加した亮は「なんやねんこの企画?って思ってるでしょ。でも、選ばれると不思議とうれしい」と語る。実際、選ぶ側が「女子だったら」という企画だが、選ばれる側がどんどん「女子」化していくのがおもしろい。

山内は3位にりんたろー。、2位に向井、1位に兼近と「王道」で「面食い」なラインナップ。以下、シュウペイは3位から岡部、濱家、兼近。小宮は兼近、草薙、向井。りんたろー。は兼近、ジャンポケ斉藤、向井。さらば森田は岡部、向井、兼近。四千頭身・後藤は津田、濱家、向井。岡部は松陰寺、シュウペイ、向井という結果。前半を終えて7人中6人(4人が1位)に選ばれた向井と、7人中5人(3人が1位)に選ばれた兼近が激戦。そんな中で「性欲も強そう」とハナコ岡部が2票入っているのがおもしろかった。

『脱力タイムズ』

ゲストは銀シャリ橋本。橋本がVRを体験中、スタジオが変化していくという“間違い探し”に。「DNN」という番組ロゴが「D&G」(ドルチェ&ガッバーナ)になっていたり「VR最前線」というフリップの文字が「CR最前線」になっていたり、スタジオの大きな地球儀のセットがなくなっていたりと、気づくとおおー!とテンションの上がる“ビンカン選手権”を思い出す仕かけ。「こういうバーを開いてほしい」と橋本も必死で間違いを探すが、最後に残った間違いは、スタッフに相方の鰻が紛れ込んでいるというもの。橋本「お前がなじみ過ぎや!」。

さらにVRを体験すると、今度は出演者が青嶋アナらに総入れ替えされ、硬派な報道番組の世界に。さらにVRをすると、『ワイドナショー』の世界に。「何もないとき、そんなわけないやろの東野」「静観のときの松本」など原口とJPのものまねがさらに深化していて絶品。

番組最後にはアリタが橋本に「気づいてほしかったですね」とある“間違い”があったことを指摘。「テレビを観ている人たちはオープニングからツッコんでたと思う」と。実は、橋本にはこれが1月8日にオンエアするものだと伝えていた。確かにオープニングでは、アリタと小澤アナが「この時期といえばお鍋」と語り、どの鍋がいちばんいいか、いつものように言い争いになり「幸先悪いですよ、新年1発目でしょ?」と橋本が制し「あけましておめでとうございます」「明るい年になればいいな」などと挨拶していた。「全然予習してもあかんわ、『脱力』すごいわ……」と脱帽する橋本。カットがかかると「なんかがんばろうって思いますね……」とひと言。

『イグナッツ!!』

りんたろー。に島崎和歌子から番組への感想メールが届くという。その内容は「照明が弱い」。確かにR-指定の顔が暗く映っている。その流れで番組の低予算っぷりの象徴として「カメラが7台だけどカメラマンひとりで撮っている」ことを明かす兼近。「(ラップで)お題7つよりムズい」とR-指定。兼近「気、遣うんだよね、こういう(横の)動きをしたらズレるから」。

番組後半では雑誌取材の模様を公開。「4人の中で今年いちばんモテた人」という質問にCreepy Nutsのふたりは「ダントツで」「日本規模で」兼近と答える。だが、兼近はりんたろー。を選択。本人も「その場に出向いてる。戦ってる」と。逆に兼近は「俺は試合に出してもらってない」。想いを寄せられているだけなら兼近だが、実際に相手と接しているならりんたろー。だと。これを聞いてCreepy Nutsも「めちゃくちゃカッコいい」「物腰柔らかい」「ダメなところ見せてくれる」「優しい人」とりんたろー。を絶賛。

りんたろー。も「じゃあ、俺でいい?」とうれしそう。続く質問は「いちばん調子に乗ってる人は?」これには兼近が「ぶっちぎりでりんたろー。さん」と即答。りんたろー。「その(質問の)順番悪意あるでしょ! 踊らされた!」。

今日観たい番組:『ゴッドタン』で「私の落とし方発表会」など

『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジ)。

『勇者ああああ』(テレ東)はアンガールズ、ドランクドラゴン、はなしょーで「RIFUJIN」。

『ゴッドタン』(テレ東)は朝日奈央、納言・幸、阿佐ヶ谷姉妹・江里子の「私の落とし方発表会」。

『あざとくて何が悪いの?』(テレ朝)にフワちゃん。

『伯山カレンの反省だ!!』(テレ朝)にJO1。

『SWITCHインタビュー 達人達』(Eテレ)は「柄本明×鮎川誠」。

西島秀俊主演『ノースライト』(NHK)前編。



  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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