マツコ「新しい時代を作ってくれるかもしれない人」とフワちゃんを大絶賛(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


フワちゃん「前例を見ないことをやっていきたいのに、すごい鈴木奈々の背中が見える」

『マツコ会議』

ゲストはフワちゃん。「フワちゃんと話したいことがあった」というマツコと話している間もピザを頬張るフワちゃん。「照れ隠しなのか! なんなのか?」と迫るマツコに、「照れ隠しです」と笑うフワちゃんが愛らしくて憎めない。

テレビでやりたいことを問われ「子供大勢番組のMC」と答えるフワちゃん。「お母さんが『アンタそんな言葉どこで覚えてきたの!?』って言ってる光景がめちゃくちゃ好きなんですよ」「親に内緒でちょっと悪いことを教えたい」と語った上で言った「すかしっ屁のやり方も私が教えてあげたいし、握りっ屁を初めて教えてあげる大人でありたい」という言葉に、フワちゃんの哲学のようなものが詰まっているように感じた。

これを聞いて「うんこ」「ちんこ」などで楽しむような「子供の欲求を満たしてあげる子供番組って実はない」とマツコ。確かに、かつての『ドリフ』などは、そういう子供の欲求を満たすような番組だったのだろうなと思った。

フワちゃんがテレビに出始めたとき、「希望」を感じたというマツコは「新しい時代を作ってくれるかもしれない人を、過去のテレビの通り一辺倒のモノにただ組み込んでいるだけっていうのが違うなぁと思って観てる」と語る。それに対して「最高の分析じゃん!」と喜ぶフワちゃんは、自身の現状を「前例を見ないことをやっていきたいのに、すごい鈴木奈々の背中が見える」と秀逸な表現。

「人を選びなさい」と真剣にアドバイスをするマツコに「なるほど。名言先行、そのあと説明型ね!」と横やりを入れるフワちゃんがおもしろい。「テレビ向きにならないほうがいいんだよ。フワちゃんがテレビに合わせようってするんじゃなくて、フワちゃんがテレビ向きじゃないことをしていてもおもしろがってくれるスタッフと仕事をすべき」と言うマツコに、フワちゃんも「テレビにしつこくしがみつくとか、長く生き残るぞっていう意気込みではない」と語り、テレビや海外、どういう方向に行くか、どっちにも舵を切れるようにして「私が選ぶスタンスでやりたい」と。とても刺激的な対話だった。

『勇者ああああ』

「芸能史とセットで覚えるゲーム年表」第3弾は、構成作家の岐部昌幸が「2000年以降の家庭用ゲーム機の歴史」を、山田ルイ53世が「2000年以降の一発屋芸人の歴史」を講師となって解説。

プライム帯になったことで初の番宣ゲストとして『共演NG』出演中の猫背椿が登場。「毎週拝見しております」「自粛期間中に(騒動後のラジオを聴いて)霜降りのせいやさんのことがとても好きになりました」とお笑い好きなのがうれしい。途中、ダンディ坂野ブレイクの陰の立役者として話に出てくるさくらんぼブービーも「『笑金』で観てました」とも。

2000年ころのお笑い界は『電波少年』期が終わり『エンタの神様』期が到来。「知ってる芸人がある日どんどん怪人化していった」時期だと男爵が解説。その中でも重要なのが現在は九州を拠点に活躍している波田陽区だと主張する。なぜなら「エンタっぽい」ネタの大元を作ったのが波田陽区だからと分析。「波田陽区さんのネタに対して『エンタっぽいよね』って言うのはおかしいんです。あれは波田さんの完全なるオリジナル。『エンタ』そのものなんです。当時、波田陽区は“エンタの神様”だったと言っても過言ではない」。

講義の「箸休め」として出てきて当時のネタを披露したマシンガンズに「1個質問がある」とお笑いジャーナリスト魂に火がついた男爵「『めんどくせぇ!めんどくせぇ!MAXめんどくせぇ!』は『エンタ』の打ち合わせで作られたものですか?」と質問し、「話し合いだよな?」と笑いながら西堀が大人の返事。滝沢は「3つのうちから選べって言われて」と『あるっちゃ~ある!』『だとしたら、奥深ぇ~!』そして『MAXめんどくせぇ!』を提示されたことを明かす。まさかの3択!

『伯山カレンの反省だ!!』

ゲストに滝沢カレンが好きな芸人だという三四郎・小宮。小宮家は土地持ちで「総資産10億円」だという話題。週刊誌に報じられただけで実際はその10分の1程度だと語る。

その週刊誌報道といえば思い出すのは、番組とはまったく関係ないけど当該記事中(『Smart FLASH』「三四郎・小宮浩信は練馬大富豪の御曹司『総資産10億円』」)の郷土史研究家の口調。「練馬のあのあたりには、江戸時代に『〇〇五名』(〇〇は地名)と呼ばれる名主が5軒、おってのう。『小宮』というのは、そのうちのひとつでな。もとは本家が広い土地を持っておったが、分家が進んで、それぞれ土地を持つようになった。だから、あのあたりには『小宮』姓が多いのじゃ」 。果たして、本当にこんな語尾を使う人がいるのか気になる。

今日観たい番組:『ガキの使い』に長州力など

『シンパイ賞!!』(テレ朝)は「芸人シンパイニュースショーSP」で粗品のギャンブル700万円負け騒動を徹底追及。

『テレビ千鳥』(テレ朝)は「ノブが頑張る姿見たいんじゃ!!演技編」シーズン2。

『有吉ぃぃeeeee!』(テレ東)は「四天王VS紅一点軍団」。

『ガキの使い』(日テレ)は「長州力のこんなん似合うんやろ選手権」。

『関ジャム』(テレ朝)は「名曲セルフカバー特集」。

『おかべろ』(フジ)に森三中。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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