“デマを信じるメカニズム”カズレーザーが紹介した驚きの「ガム・ミルク理論」(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


デイルマンが提唱した理論とは?

『しくじり先生』

カズレーザーが「ガセネタに惑わされないための授業」。過去にガセネタによって起こった実際の事件などを紹介しながら、「人間はネガティブな情報を信じてしまう傾向がある」とデイルマンという学者が唱えた「ガム・ミルク理論」や、「一部の情報だけを見てすべてを判断しがち」な「いびつなアルマジロ理論」など、デマを信じるメカニズムを解明した理論を解説していく。

非常に体系的でわかりやすい、さすがカズレーザーという授業。デマに対する教科書としてそのまま使えそう。と思った刹那、最後に実は解説した理論は、カズがでっちあげたウソ理論だと明かされる。へぇなるほど、そんな名前があるんだねと思いつつ「ガム・ミルク理論」などと実況ツイートしてたのが恥ずかしい!

見事にデマに騙されてしまった。提唱した学者の写真まで、ファラオやぶっちゃあ、相方の安藤なつを使って捏造する周到ぶり。鮮やか!

『激レアさん』

「18年前に生き別れた父親を何の手がかりもなしに探す旅へと出発したら初日で見つかった人」という紹介だけでおもしろい。しかも、そのときの映像まで残っているのもスゴい。かつて父と住んでいた街に行き、路上ライブをし、「父親を探している」と話し始めると「え、え、知っとる……?」という女性の小声。

「3歳から会ったことがない」「ここに住んどるらしい」などと詳細を語り始めると、映像を撮影していた女性が「私のお父さんです」と名乗り出る。その間、わずか18秒。さすがにでき過ぎじゃないか、なんで映像撮ってたの? と邪(よこしま)な気持ちも湧いてくるけど、いずれにせよ、父親側の家族との関係の築き方もウソみたいに素敵で幸せな映像だった。これに若林がつけたラベリングは「父を訪ねて18秒の人」。これもまた鮮やかだった。

『戦国炒飯TV』

前回から「MUSIC TONIGHT」に登場した「信プレックス」。もちろん布袋寅泰と吉川晃司の「COMPLEX」をパロディにした、上杉謙信と武田信玄によるユニット。もうそれだけで秀逸。前回はトークコーナーに謙信が登場しなかったが、今回は信玄が出てこず。「BE MY BABY」っぽい「シンゲン ケンシン」もよくできてる。

『ゴッドタン』

「企画オーディション」にカカロニ。「心臓が裂けそう」「昨日は眠れませんでした」と、キャラとは相反する栗谷のメンタルの弱さがおもしろい。劇団ひとりの後継者候補として「キス我慢」に挑戦するも、緊張でナルシストキャラは影を潜めまったくセリフが出ない。

「できなかった」という笑いはじゅうぶん撮れたけど、そうではなくちゃんとできるところを見せるため、「もう1回挑戦してみる?」と問われ、栗谷は「やめます」と断言。相方と一緒ならできるんじゃないかと言われても、頑なに「やめます」。ごく近い将来、『ロンハー』などでブレイクしそう。

今日観たい番組:飯尾和樹とサバンナが『あちこちオードリー』に登場など

BSプレミアム『アナザーストーリーズ』は「ザ・ドリフターズの秘密~バンドマンが笑いを生んだ~」。

『マツコの知らない世界』(TBS)は「マッチングアプリ」「コスモス」。

『ロンハー』(テレ朝)はゴールデンSP延長戦。

『霜降りバラエティ』(テレ朝)は「プロフィールハンターナオト」。

『志村友達』(フジ)は「志村クイズ」。

『イグナッツ!!』(テレ朝)は「謎ワードフィクショナリー」。

『チマタの噺』(テレ東)に中井貴一。

『あちこちオードリー』(テレ東)に飯尾和樹、サバンナ。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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