『しくじり先生』の「宮下草薙のラジオを考える」でアルピーがかつてない頼もしさを発揮(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


宮下草薙のために若林、アルピー、澤部というラジオスターが集結

『しくじり先生』は「お笑い研究部」で「宮下草薙のラジオを考える」。宮下草薙のレギュラーラジオ番組は芸人ラジオとしては極めて短い15分番組。だが、15分も持たないときがあるという。それを改善するため、オードリー若林、アルピー、ハライチ澤部といったラジオスターが集結。

「投げかける質問形式はラジオにおいて、タブーだと思ってて。『何やった?』っていうので、草薙が大喜利に感じちゃうのかなって」と平子が語り、“これぞラジオ”という見本を見せるアルピー。「これまでのこの企画のアルピーさんとは、頼もしさが全然違う」と草薙。

一方、宮下草薙と同様、ラジオが苦手というノブコブ吉村も実演。これに「俺、ラジオに元気求めてないわ」と若林。さらに若林が「吉村って人間の話聞いてないよな。空間全体は気にしてくれてるけど」と指摘すると、澤部「テレビスターたるゆえんですよ」、若林「逆にすごいんだよ」。

『有田ジェネレーション』。番組の田村Pが「明らかに勝敗がついているのに再試合となるケースが散見」されることから「単純に笑いだけを基準に」自分が判定するという。そこで田村Pが「もう一度チャンスを与えたい」というコウテイと蛙亭が、「研究生」としてレギュラーのフカミドリとシオマリアッチと対戦。

蛙亭と対戦したシオマリアッチは渾身のネタで対抗。スタジオでも爆笑が起こり、本人も大きな手応えを感じている素晴らしい出来。通常ならシオマリアッチの勝利、あるいは「再試合」になりそうな対決だった。だが、田村Pの判定は「蛙亭」。「覚悟してこの場に来た。蛙亭が欲しい気持ちを変えられなかった」という説明。

この番組は不可解な判定でもそれをするのが有田だからこそよかったし、その結果、ほかの番組ではありえない座組になっていって唯一無二の番組になっていたのに。今キテるコンビを番組レギュラーに迎えるために、「笑いだけを基準に」と前置きしながら恣意的で予定調和な判定をしてしまうのは正直すごく嫌な気持ちになってしまった。新規ファンを獲得して番組をつづけるために悪者になる「覚悟」もあったのだろうけど……。新規ファンと既存ファンとの両立のバランス、とても難しいなと思った。

『伯山カレンの反省だ!!』。広瀬香美の下でボイストレーニングをする伯山。その前に一度歌声をチェック。「私も音痴なので人が下手かうまいかわからない」というカレンだが、「伯山さんがヒドいのはすごいわかる(笑)」。そんな伯山の歌い方に「肩を入れてるのが嫌」としきりにツッコむカレンがおもしろかった。そしてトレーニングの前とあとでまったく同じ点数を出してしまう伯山。

今日観たい番組:『ロンハー』で「М-1ファイナリストの中間報告」など

『ロンドンハーツ』(テレ朝)は「М-1から8ヵ月 ファイナリスト中間報告」。

『テレビ千鳥』(テレ朝)は「桃太郎選手権」。

千葉雄大×門脇麦の『夢の本屋をめぐる冒険』(NHK)は「フランス編」。

『チマタの噺』(テレ東)にビビる大木、中川家・礼二。

『あちこちオードリー』(テレ東)にパンサー、佐藤栞里。

『志村友達』(フジ)に吉幾三。

『テッパンいただきます!』に菅田将暉。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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