ノブコブ吉村が力説「間違えないのがプロではない」。アイデンティティ見浦との攻防(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


挑戦を促す吉村、忘れちゃう見浦

ABEMA『しくじり先生』、「お笑い研究部」。今回は「アイデンティティのその後」を考える。9カ月前にアイデンティティが出演した際、見浦のツッコミが「ロボットみたいに見える」「悟空を殺しちゃってる」と指摘されたことで、コンビ間の不満を言い合う展開に発展。視聴者からは「田島が言い過ぎ、見浦がかわいそう」という感想が寄せられたそう。「立場が100:0で下に見られてる」という見浦だが「すぐ忘れちゃう」から大きな不満はないと言うと、「ここなんですよ」とすかさず口を挟み、“田島のターン”が始まっていく。

前回は「田島のせいで見浦が萎縮して自由にできてない」という結論だったが、「俺に言われたことしかやらない」し、「俺が言わなくてもやらない」と田島が見浦への不満を語ると、ノブコブ吉村が「そうなの! こういう人は自由を与えても自由を使い切れない。束縛したら自由を求める」と、近くにそういう人がいるのか、やけに体重の乗った口調で同調。それに対し、注意されたことをやってしまうし、何回もミスを繰り返してしまうから「もう無理なんです。15年間変われないんですもん」と開き直る見浦。

火に油を注ぐと思いきや、田島は「よく言ってくれたなって思いました。今までこれがなかったんです。この開き直りが。僕はそれを求めてたんです」と言う。自分が言って謝られると、まわりからは反省しているように見える。けれど、長い付き合いだから改善する気がないのはわかっていたと。

それでも挑戦してほしいと吉村は訴える。「チャレンジしてダメだったらダメでいい。間違えないのがプロではない。それをどう取り返すかがプロの力量」だと熱を込めて言う。それに対し「何をチャレンジすればいいんですか?」とどこまでいっても「ゼロ」な見浦。今日のことも「忘れちゃう」だろうと。すごい“攻防”だった。

『有吉の壁』、「ブレイク芸人選手権」ではとにかく明るい安村が「消臭拳の使い手リー」を披露。ネタ後「最後も『アイヤー』がほしかった」などと有吉らがダメ出し。安村「こんなにネタのダメ出しされるんですか? 直して同じネタで来いってこと?」「最後『アイヤー』に変えるだけで同じネタやるんですか? そんなテレビあります?」。

きつねによる2度目の登場の2.7次元ミュージカル「KOUGU維新」がとてもいい。歌い終わったあと「雪が…」という一言の台詞が入ったり、絶妙なパロディ。このところ、この番組できつねは印象的なことをしつづけている。さらにトム・ブラウンの「アナグラム研究所」。「ない言葉を先に言うだけ」なのに有吉が「これおもしろいねえ」と突っ伏して笑うほどおもしろい。

『水曜日のダウンタウン』、「ものまね芸人がレパートリーにするときの常套句『リスペクトしてるから』怪しい説」でどれだけ相手のことを知っているか抜き打ちクイズ。その中で、長渕剛のものまね芸人を集めた「長渕クイズ対決」も。前者では全問正解できなかったときの罰ゲーム(ケツバット)へのリアクションが、後者ではクイズ中の盛り上がるポイントが、お笑い芸人のそれとはズレていて、くしくもお笑い芸人とものまね芸人の感覚の違いが浮き彫りになっているのが興味深かった。VTR中のワイプでも苦悶の表情をしていた原口あきまさ。VTR明けに感想を問われ「ひじょーにオモんなかったです!」。

今日観たい番組:「トレジャーハンター326」など

『有吉の世界同時中継』(テレ東)海外13カ国をリポートとのこと。

『オドぜひ』(日テレ)にスギちゃん、ぺこぱ。

『霜降りバラエティ』(テレ朝)は「上京大阪芸人」としてアイロンヘッド、男性ブランコ、蛙亭が登場。

『勇者ああああ』(テレ東)は地下芸人多数出演の「トレジャーハンター326」。

『アメトーーク!』(テレ朝)は「芸人体当たりマン決定戦」の未公開集。

眞島秀和主演『おじさんはカワイイものがお好き。』(日テレ)スタート。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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