志村けんと大悟の関係を「恋人」と表現するヒャダイン(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


『こじらせナイト』で語られた“志村さんのときめき”

『久保みねヒャダこじらせナイト』。ヒャダインが語った、いわゆる「志村枠」での志村けんと大悟の話がとてもいい。「僕は『恋人』と呼んでるんですけど」とふたりの関係性を表現し、これまで大概の人が志村にとっては“自分よりおもしろくない、頭の回らない、キャリアの少ない人”だったから物足りない部分があったと分析。だけど「大悟さんが志村さんの言ったひと言に対してすごい被せてきて、しかも予想の斜め上のことを言う。志村さんがそのとき、ホントに少女のような顔をするんですよ。ときめいた顔して。こういうの待ってた、長年っていう」。

ゲストは阿佐ヶ谷姉妹。わからないことをSiriに聞いても「ありがとう」とは言いたくないと美穂「『ありがとう』とか言うと、ちょっとこう、仲良くなっちゃうなと思って。心を許すと脳内に入られちゃったりするんじゃないかと」。この形容しがたい妙な可笑しさ。この日の放送は、配信の視聴チケットを買っていたのにアーカイブ期間を勘違いして見られなかった、6月28日開催「こじらせオンラインライブ」の抜粋版。やっぱり全編観たかったと悔しさがこみ上げてくるおもしろさだった。

『ガキの使い』、「口パクヒットパレード」月亭方正の氷室京介がヒドおもしろい。まさかの登場の新垣隆は平井堅に。なぜか全然口パクが合わない。さらに罰ゲームでタイキックを蹴るいつものタイ人も登場。名前の表記が「タイキック」。

『日向坂で会いましょう』、復帰した影山優佳に番組のことを教える企画。「野球」「セクシー」「大喜利」がこの番組の三本柱だという齊藤京子に「『キン肉マン』が抜けてるだろ」と返す春日。「大袈裟とウソのギリギリを攻めるべし」とか、すぐに動けるよう「イスは浅く座る」など、アドバイスがお笑い番組のそれ。富田鈴花「私的には(イスは)木の箱でもいいくらい」。

『くりぃむナンチャラ』。「アイドル座付き作家選手権」ニューヨーク司会のアイドルによる大喜利番組というテイで、そのアイドルたちにくりぃむしちゅーとかまいたち山内がリモートで指示していく企画。何も知らず、奔放なアイドルたちの言動にあたふたするニューヨークが抜群におもしろかった。「屋敷が生き生きしだした」と有田が言うように、やっぱり彼らは窮地に立てば立つほど光る。途中からは逆にアイドルたちから嶋佐に大喜利が振られるようになるという、あり得ない状況に屋敷「俺が家で見てる夢じゃないよな?」。

『霜降りバラエティ』、「せいやの武田鉄矢リアル再現ショー」。舞台の豪華な幕に対して「キャパ3000の幕!」という粗品の見事なツッコミから始まり、せいやが1978年の『男はつらいよ』、『金八先生』の第8期、『織部金次郎』シリーズ、『ワイドナショー』での一場面、そして海援隊の歌と、武田鉄矢のみならずその場面の共演者まで完コピで演じる。YouTubeチャンネルでの競馬レースの再現なども含め、本当にせいやの再現力には驚かされるし、完全に松村邦洋の系譜にいる。余談だけど、以前、武田鉄矢が何かの番組で言った「失恋したときの男の振る舞い方」が、寅さんのセリフからの引用だということを、まさかせいやの再現で知るとは。

今日観たい番組:衝撃的おもしろさだった「ノブ違和感」再び

『電気ネズミとチーズ泥棒 ~泥棒くっきー!地上10cmのお宅探訪~』(テレ東)は『ハイパーハードボイルドグルメリポート』の上出Pによる野性爆弾くっきー!の「日本で最もカメラの位置が低いネズミ目線お宅訪問番組」。

『クイズ!THE違和感』2時間SP(TBS)、前回衝撃的おもしろさだった「ノブ違和感」再び。

『国民1万4千人がガチで投票!お菓子総選挙』(テレ朝)放送。『しくじり先生』(テレ朝)も「お菓子」。

『芸人クイズプレゼンショーBAKA-MON』(フジ)、出題者としてずん飯尾、かまいたち、くっきー、ナイツ、ロッチ中岡、野田クリスタル、ぺこぱ、宮下草薙。解答者として伊集院光、伊沢拓司ら。

『霜降りミキXIT』(TBS)に又吉直樹。

『有田ジェネレーション』(TBS)にコウテイ、スタンダップコーギー。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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