『魔改造の夜』が見せた、最高峰の技術によるバカバカしい映像(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


『勇者ああああ』には「本当の天才」が襲来

『魔改造の夜』。以前BSプレミアムで放送されたものが、先日地上波でもオンエア。めちゃくちゃおもしろかった。食パンが焼けるとパンが飛び出すポップアップトースターを改造し、パンをどこまで飛ばせるか競うという企画。挑戦するのは日本の最高学府・T大学、H野製鉄所、自動車会社T社という日本最高レベルのエンジニアたち。実況には格闘技実況などでおなじみの矢野武。やることはバカバカしいのだけど、それ以外は全部本気。

演出も音楽も「魔」を意識した感じで怪しげかつ背徳感があってとてもいい。見守る伊藤沙莉もずっとニヤニヤしている。ちなみにどんなに高く飛ばしても、ちゃんとパンが焼けていなかったり、パンがちぎれてしまったりすると失格。勢いよく下方に飛び出してしまったり、ちぎれたパンの軌道がスローで映されたり、あまりにもバカバカしい画とは裏腹に最高峰の技術と熱さが詰まってた。

『アメトーーク!』。オープニングで「なぜこのタイミングなのか?」というナレーションで始まった「奥さん大好き芸人」。司会の蛍原も「急遽、集まっていただいたわけじゃないです!」と言い、フットボールアワー後藤は「本来、僕の席、渡部さんだった?」。

『勇者ああああ』。この番組で何度か登場しているゲーム「完全爆弾解除マニュアル」。画面を見られない「爆弾分析班」に、画面を見られる「爆弾解体班」が状態を伝え、分析班がマニュアルを見ながら解体班に指示するというコミュニケーションが重要なゲーム。特にコミュニケーションが必要な解体班を、ティモンディ高岸、エイトブリッジ別府といったある意味“天才”と呼ばれる人にやってもらうという企画。

アルピーと共に「研究員」として分析班に加わったのは「隠し切れない凡人感」と平子が評すオズワルド。伊藤「M-1が終わって半年、ほかのファイナリストがテレビに引っ張りだこの状態を指くわえて見てるなかで確信したんですけれども、明らかにこの番組から売れるしかない」。

“天才”たちの中でやはり強烈だったのは、料理研究家の園山真希絵。登場するなりなぜか英語で話し始め、アルピーたちの質問も無視し「日本語でしゃべったほうがいい? 英語でしゃべったほうがいい?」などと話しつづける。いざ、ゲームを始めてもまったく要領を得ず、アルピーたちの話も全然聞かないし、操作方法も理解しようとしない。ついには途中でスタッフが「やめます? もう」とサジを投げる。酒井「これは無理よ。本当の“天才”が来ちゃったもん!」。

TVerで『相席食堂』。久々の新録で「今日いける?  わしなんかこう自粛期間中に、心が優しくなってんのよ」と心配する大悟。「今まで見なかった花を立ち止まって見たり。そうなってくると(「ちょっと待てぃボタン」を)押して『おもんないなぁ!』とか言えるかなと思って」。しかし、須田亜香里のVTRですぐにそれが杞憂だとわかる。青木カメラマンが至近距離で撮影している映像に大悟「ハメ撮りやん!」、その後も須田×青木カメラマンのイチャイチャ展開がつづき、まさかの次回に「つづく」。

今日観たい番組:『魔改造の夜』後編、綾野剛・星野源主演ドラマが開始など

BSプレミアムで『魔改造の夜』後編。歩くワンちゃん人形のおもちゃを改造して25m走。

綾野剛・星野源主演、野木亜紀子脚本の『MIU404』(TBS)放送開始。

『脱力タイムズ』(フジ)は山里亮太、堀田真由。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)は「ストリートビューでオンライン撮り鉄!偶然鉄道フォトコンテスト」。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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