ザコシ、A先生(バッファロー吾郎A)を「木村師匠」と呼ぶ(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


「これはできるものなんだ。きっと私もできるだろう」と思い込むと、なんでもできてしまう森川葵

バッファロー吾郎A、しずる村上、ハリウッドザコシショウによる有料配信『ザコシに聞く』。オープニングで「まじめな話をしてほしいと言われればしますよ」とザコシが言うように、まじめに語るザコシ(実際、筆者が取材したときも、まじめに話してくれた)。今回も「~に聞く」シリーズは濃厚。こんな安い値段でこんな深い噺が聞けていいの?と思ってしまう内容だった。A先生のことを「木村師匠」とザコシが呼ぶ感じがなんだかよかった。「木村師匠は、僕らの芸風の長(おさ)ですから」。

『それって!?実際どうなの課』、森川葵の挑戦企画。今回は「テーブルクロス引き」。正直、これまでのよりは難易度低そうだなと思っていたら、少しの練習(当然のようにノーミスでクリア)のあと、グラスタワーを乗せたテーブルクロスで挑戦。見るからに難しそう。

3段、4段とまたもノーミスで成功させる“ワイルド・スピード”森川。「人はできるんだ、これはできるものなんだ。だから、きっと私もできるだろう」と考えて、実際できてしまうそう。ついに、芸能人では誰も成功したことがない5段のグラスタワーに挑戦。グラスの重さもかなりあるため、女性の筋力ではそもそも引くこと自体が難しいもの。緊張のなか、なんと、森川はこれも一発で成功。本当にスゴい。

AbemaTV『チャンスの時間』。バッドボーイズ清人、ネゴシックス、ジェラードンにしもと、かもめんたる・う大といった絵心に自信のある芸人がエロ漫画に挑戦する「本気エロ漫画王決定戦!」。近況を聞かれ「暇すぎてどうでもよくなってきた」(清人)、「真っ暗な部屋で目だけ開けてます」(ネゴシックス)とコロナ禍の中堅芸人の現実が切ない。

普段『ONE PIECE』のような壮大なマンガを描いている清人は、それを華丸経由で知り合った『キングダム』の原泰久に見せたことがあるという。「2ページ目までの展開がワクワクしました」と言われ、その後の展開に対して細かく具体的なアドバイスをしてもらったそう。ネゴシックスの独特の絵柄と擬音のエロ漫画が妙に印象に残った。「パイ実のパイざさえ」。「この世にないものがすごく好き。パイざさえが決め手」と大悟も優勝に選出。う大が自作のエロ漫画を朗読している際、部屋の奥で子供が泣き出し「2階に戻っといて!」と叫んだのが、最高のオチだった。

『勇者ああああ』、リモートで「ゲーマーの異常な愛情」。ペンギンズ・ノブオは『ライフ イズ ストレンジ 2』をプレゼン。それを聞いて平子が『家、ついて行ってイイですか?』のめちゃくちゃ深い回みたいと表現すると、番組側もBGMで「Let It Be」を流す。相方のアニキに近況を聞くために電話。アニキは「よく飲みに行く社長連中が毎日電話してくるから愚痴を聞いてやってるよ」。その後、ボケ始めるとノブオは苦い顔。「ノブオってアニキが冗談言うときなんでそういう顔するの?」と問われると、「お笑いの感覚合わないんです(笑)」。

今日観たい番組:『世界にいいね!つぶやき英語』で「木村花さん海外からの投稿」特集

『くりぃむナンチャラ』(テレ朝)は『有ジェネ』のパロディ「上田ジェネレーション」。

太田光の『世界にいいね!つぶやき英語』(Eテレ)では、「木村花さん海外からの投稿」を特集。

『ミュージックステーション』(テレ朝)に氷川きよし。「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーを披露。

『全力!脱力タイムズ』(フジ)は、“伝説”のアンタッチャブル復活回を再放送。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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