e-Sportsを世に広めたい情熱と芸人へのリスペクトにあふれたプロゲーマー、板橋ザンギエフ

勇者ああああ_板ザン

文・写真=板川侑右 編集=鈴木 梢


アルコ&ピースがMCを務めるテレビ東京のゲームバラエティ番組『勇者ああああ』。この連載では同番組の演出・プロデューサーを務める板川侑右が、主に過去に呼んだ芸人についてエピソードを語る。

記念すべき「『勇者ああああ』芸人キャスティング会議」連載10回目の今回だが、芸人を紹介しない。その代わり、ゲームとお笑いの両立を目指すこの番組にとって、もはや欠かせなくなったプロゲーマーを紹介する。


リモート収録で“まともなゲーム番組”になった

噂のリモート収録ってのが『勇者ああああ』でもついに始まった。出演者は隔離された控え室もしくは自宅から中継をつなぎスタッフは遠隔で現場をコントロール。「三密」を完全に避けた安心安全な形式で収録は行われるため「平子と塚本がポッキーゲームの刑! いえ〜い!」と濃厚接触の権化のような罰ゲームではしゃぐ姿はもうどこにもない。中堅芸人がたったひとり、個室で延々とゲームをしている姿は「テレビ映え」とはほど遠いが収録自体は意外と何とかなるもんである。

最初リモート収録の話が挙がったときにはいつもとあまりに違うその環境に番組のクオリティ低下は免れないと思ったが、不思議なもので編集してみるとこれがなかなか悪くない。現在発売されているゲームのほとんどはオンラインに対応しているし、懸念していた「テレビ映え」問題も普段から謎のカフェや殺風景な会議室を転々とする「流浪の番組」スタイルを取っていたおかげでいつもと変わらなく見える。というか「テレビ映え」を気にするぐらいなら、そもそもラジオスターをMCに据えてんじゃねえよって話だ。実際、視聴者からの反応もよくSNSでエゴサーチをしてみると

  • 芸人同士の悪ふざけが減って観やすくなった
  • この番組でちゃんとゲームしているのを初めて観た
  • リモートのおかげでようやく“まともなゲーム番組”になった

など、これまでの番組の歴史をきっちり否定するかのようなお褒めの言葉がたくさん並んでいた。番組スタートから3年経ってようやく『勇者ああああ』は“まともなゲーム番組”になれたみたいである。

ゲームとお笑いの両立を目指すために欠かせない存在


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

板川侑右

(いたがわ・ゆうすけ)2008年テレビ東京入社。制作局で『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ』などのADを経て『ピラメキーノ』でディレクターデビュー。その後『ゴッドタン』『トーキョーライブ22時』などのディレクター業務を経て特番『ぽい図ん』で初演出を担当。過去に『モヤモヤさまぁ〜ず2』のディ..

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

「金借り」哲学を説くピン芸人

お笑い芸人

岡野陽一

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

ドイツ公共テレビプロデューサー

翻訳・通訳・よろず物書き業

マライ・メントライン

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

7ORDER/FLATLAND

アーティスト・モデル

森⽥美勇⼈

ケモノバカ一代

ライター・書評家

豊崎由美

VTuber記事を連載中

道民ライター

たまごまご

ホフディランのボーカルであり、カレーマニア

ミュージシャン

小宮山雄飛

俳優の魅力に迫る「告白的男優論」

ライター、ノベライザー、映画批評家

相田冬二

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

若手コント職人

お笑い芸人

加賀 翔(かが屋)

『キングオブコント2021』ファイナリスト

お笑い芸人

林田洋平(ザ・マミィ)

2023年に解散予定

"楽器を持たないパンクバンド"

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

「お笑いクイズランド」連載中

お笑い芸人

仲嶺 巧(三日月マンハッタン)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)
ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん(ランジャタイ国崎和也)
竹中夏海
でか美ちゃん
藤津亮太