野性爆弾くっきー!、ウケるウケないではなく基準は「めっちゃカッコええ」かどうか(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


小籔、若手時代の野性爆弾を見て「これ売れるまでにはめちゃめちゃ時間かかるで」

YouTube生配信で能町みね子&高橋ユキの『非週刊 女性ポパイ』と、“公式”となった『もう二度と松竹を辞める人間を出さないでおこうTV』。どちらもアーカイブを残すのが“危険”な内容(実際、後者は10時間足らずで断念)でおもしろい。それにしても配信時代に突入して三日月マンハッタン仲嶺の引っ張りだこっぷりがスゴい。

AbemaTV『しくじり学園 お笑い研究部』、「リモート番組を考える」2回目。平子、リモートに適しているのは「ボケ2:情報8」だと。

『浦和から持ってきて!』、今回は『家、ついて行ってイイですか?』の高橋Pセレクト。『TVチャンピオン』で最も笑った「ゆるキャラ日本一決定戦」が視聴率最低ラインだったとは! 『ギルガメ』、「夜食バンザイ」での憂木瞳のお尻に自粛で修正が入る。『家、ついて~』の原点と紹介されたのは『空から日本を見てみよう』の崖ハウス。そこに住む人の“物語”がおもしろかったから『家、ついて~』が生まれたと。この番組、こうした作り手の原点となった具体的な映像が観られるのがよかった。

『あちこちオードリー』、ゲストは小籔千豊と野性爆弾くっきー!。小籔はビリジアンを解散したときを振り返り、「(相方は)むちゃくちゃな三振も見てるけど、俺の中でのホームランを一番見てるわけやん。俺のことを芸人として全部知ってる奴が(限界を感じて)辞めるってことは、俺は金にならんのや、通用せえへんかったんやなって。だから心めちゃくちゃ折れた」と心境を語る。

1年後輩の野性爆弾とはデビュー当時、千原兄弟をトップとする「2丁目劇場派」(くっきー)と天然素材らの「うめだ花月派」(小籔)で分かれていたため、ほとんど接点がなかったそう。後輩に「お前らの13期(ブラマヨ、チュート徳井、次長課長らがいた)で誰が一番オモロいねん?」と聞くと、全員が「野性爆弾」と答える。実際、舞台袖の芸人にはめちゃくちゃウケていたけど、お客さんは笑っていない。小籔はそれを見て「これ売れるまでにはめちゃめちゃ時間かかるで」と思ったという。くっきー!は「ウケないのは別になんとも思ってなかった」と言う。「1年目の1-1はウケたいと思ってたけど、1-2の時点でもウケへんから、1-5になるとウケないのに慣れてくる。免疫ができちゃってウケないという毒なんて屁でもなかった」。若林と組んだ『ドリームマッチ』でのネタ作りでも「ウケる、ウケないの会話、一切なかったですもんね」と若林。「めっちゃカッコええ」かどうかが基準。

そんなくっきーは自分の芸人人生を『シザーハンズ』の主人公に重ねる。「最初山奥で――僕らで言ったら劇場ですよ、日の目も見ず、誰も見てくれない状態がつづいて、急に手がハサミで芝刈り上手、見た目バケモノだけど、よう見たらかわいいんちゃうって、みんな好きになるやん。結局、誰かをハサミで傷つけちゃって、『バケモンや! こいつやっぱりバケモンや!』って山に追い返されるやん。たぶん、まったく一緒。俺、もうすぐ誰かの耳を切る(笑)。『シザーハンズ』って俺の人生の話」。

今日観たい番組:『水曜日のダウンタウン』で前情報なしの「緊急リモート企画」

『水曜日のダウンタウン』(TBS)が「緊急リモート企画」とだけしか告知していないので、なんか驚くようなことをやりそうな予感。

『有吉の壁』(日テレ)、副音声に三四郎・小宮、アルピー平子、チョコプラ松尾。平子と有吉の絡みが楽しみ。

『家、ついて行ってイイですか?』(テレ東)は新企画「家、本気で撮ってもらってイイですか?」。

『お願い!ランキング』(テレ朝)、「太田伯山」のゲストは麒麟。 

『TOKIOカケル』(フジ)に木村多江。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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