『ラヴィット!』完全パロディで、お茶の間に愛される要素を獲得。真空ジェシカラジオイベントレポート

2022.9.28


なすなかにし「真空ジェシカが好き」

なすなかにしと真空ジェシカのトークでは、「まーごめ」のくだりはもちろんのこと、川北がU字工事の福田薫にハマっていることを明かす。(勝手に)グッズを作りたく、その術をなすなかにしに相談した。

そんな真空ジェシカを、なすなかにしのふたりは「好き」「ワクワクせえへん?」と大絶賛。「お茶の間をマスターしたら真空ジェシカは最強になる」と述べ、最後にはお茶の間に受け入れられるための真のアドバイスを贈った。

「僕いる?」と心配するも、スムーズに進行するトンツカタン森本の姿も

異様なスペシャルセッション

4組が「お茶の間」というワードを入れたネタを披露したあとは、スペシャルセッションへ。

サックスを吹く大鶴肥満に感銘を受け、ヴェノーヴァを始めたガク。ふたりの演奏に加え、オーディションを勝ち上がったリスナー6名がそれぞれの特技をパフォーマンスし盛り上げた。

『サザエさん一家』を演奏するなか、ワープロ全国大会団体8位のリスナーが隙を見て「まーごめ」を挟みながら歌詞をタイピングする。マジック、ヴァイオリン、ボイパと見応えのあるパーフォーマンスを披露する者もいれば、ただ腹を凹ませて膨らますだけの男も出現。そして、明るい大学生は終始明るく場を盛り上げた。

前奏で数を稼ぐ「まーごめ」
スペシャルセッションの様子
明るい大学生(写真中央)

バグこそが真空ジェシカの真骨頂

「45分押している」という衝撃の事実が森本から告げられ、エンディングも早々に終了したと思われたが、その後さらに「真空ジェシカのお茶の間ーちゃんRTA Any%(バグ有)」と名づけられた、ゲームスタートからクリアまでの実時間の短さを競う競技(RTA)が行われ、本公演は4分43秒61(世界新記録)に集約された。

バグ有スペシャルセッションの様子

ここでのネタバレはあえて控えるが、ラッピーの中身が判明した際は、会場から盛大な拍手が。
そして最後には、「こんばんわんこそば」でおなじみ、新宿カウボーイかねきよ(勝則)も登場。

バグのために5時間半待機したかねきよ(写真中央)

驚異の45分押しからさらに20分押し、計2時間半を超える長尺ライブとなったが、舞台転換中もリスナージングルやラジオサムネイル集が映し出されるなど、観客を飽きさせることのない遊び心満載の構成で、あっという間に感じられた。

お茶の間に愛される要素を手に入れた(※ガク談)真空ジェシカを、ぜひその目で確認してほしい。イベントのアーカイブ配信は10月2日(日)23:59まで。チケットぴあで販売中


この記事の画像(全16枚)


この記事が掲載されているカテゴリ

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。