Aile The Shotaのデビューまでを総まとめ。BE:FIRSTも憧れるポテンシャル

2022.1.26

文・編集=QJWeb編集部


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけたオーディション『THE FIRST』に参加し、BMSG所属アーティストとして2022年1月5日にデジタルシングル『AURORA TOKIO』でデビューを飾ったAile The Shota(アイルザショウタ)。

SKY-HIから「一緒にいてくれたら、いろんなことがやれるなと思ってる」と言われた彼のオーディションでの軌跡を振り返る。

【関連】Aile The Shota『IMA』楽曲レビュー。楽曲のカラーを形作っている“主人公になる声”


SHOTAプロフィール

SHOTA(ショウタ)

1998年3月15日、東京都生まれ

『THE FIRST』での順位
・2次審査:18位
・3次審査:5位
・クリエイティブ審査:2位
・擬似プロ審査:9位
・合宿最終審査:4位

BE:FIRSTメンバーによるSHOTAの第一印象

RYOKI ブレイズでいかついのにしゃべり方が爽やかだから、最初のころは怖かったな。
SHUNTO すれ違ったとき、ボイトレの先生だと思ったもん。「この人に教えてもらうんだ!」って。
JUNON SHOTA君が、一番前の席に座っててさ。入りにくくて「マジで最悪!」って思ったもん。
SOTA 俺なんて「君さー、知ってるよ! SOUCHINでしょ? やばー、受けてんだ!」とか言われて。半端ねえやついるじゃんって思ったもんな。
RUI 僕は、やっぱり「YOLO」ですね。めちゃめちゃ積極的なSHOTA君は、僕の憧れの人でした。
RYUHEI SHOTA君は、本当にチームのキャリーですよね。自分が何もしていないのに一緒に連れて行ってくれるから、ついていけばいい。
LEO 「チームに向いてないのかな」って悩んだ時期があったじゃないですか。でも、一緒に過ごしてきた俺らからすると、審査を重ねるごとにSHOTA君はチームにいてほしい存在になっていってたというか。

【『あの日のTHE FIRST』レポート#3】より
BE:FIRST

躍進した3次審査

SHOTAが大きく順位を上げ、最初に頭角を現したのが3次審査だ。SHOTAは、SOTAがリーダーを務めたチームBに所属。SKY-HIからは「実力派ぞろいだからこそ圧倒的なパフォーマンスじゃないと、期待していたほどではなかったと思われる可能性もある。だから、圧倒的なものを見せてほしい」とプレッシャーがかけられたが、一丸となり課題曲SKY-HI「Sexual Healing」に臨んだ。

本番のパフォーマンスでは、オリジナルの立ち位置からスタート。それぞれの個性を強く押し出した表現で勝負に出た。そんなチームBに対してSKY-HIも「SOTAがダンスが素晴らしいのは知っていたんだけど、集団の中でリーダーとしてどうなのかなって思っていて、それを翔太がうまくサポートして、このクオリティのパフォーマンスを24時間で作ったのは誇っていいことだと思います」と絶賛。順位発表では、SHOTA個人としても高い評価を受けた。

SKY-HI「集団の中で輝くものを持っている。そのポテンシャルがあるなら、チームになじまなくてもいい」

【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#7】より

リーダーとしての葛藤

クリエイティブ審査では、自身の作詞作曲経験を活かしてグループに貢献。メンバーのそれぞれのよさを活かしながら意見をまとめていく姿には、SKY-HIも「SHOTAがリーダーシップを完璧なかたちで発揮している」と絶賛だった。

しかし徐々に審査が近づくにつれ、焦りや自信のなさから悩むメンバーの姿も。チーム最年長のSHOTA自身も「自分の中の意識が、メンバーを気遣うほうに傾き過ぎちゃってる。それがクリエイティブなのだろうか」と、不安を口にしていた。

そして積もり積もった想いで、6日目の中間発表の直後に突然の涙。「チームのことを考え過ぎていて、全然自分が出せない」と想いを吐露した。いつになく弱々しい背中にSKY-HIは、「よくあんなチームをまとめてくれたよ」と声をかけた。

そのあとのリーダーSHOTAは、息を吹き返したように動き出す。パフォーマンスのクオリティを上げるためにショウタがメンバーを招集。「一番はみんなが楽しんでほしい。リーダーとしては、5人で次の審査へ進みたい」という熱い想いで再び前進した。

そして迎えた、クリエイティブ審査。チームCが作り上げたのは、「YOLO(You Only Live Once)」という楽曲だ。“人生は一度きり“なんて聞くと重苦しく捉えてしまうかもしれないが、彼らが作り出したのは思わず口ずさみたくなるハッピーソング。

SKY-HIも思わず両手を掲げ、飛び跳ねて、その音楽を楽しんでいた。パフォーマンス後には、「言葉がないです。ひとりの音楽を愛する人間として、こんなかたちの音楽を今日観られたことが本当にうれしいです」とコメント。そしてこのチームのリーダーを務めたSHOTAは、個人評価で「第2位だけど、同時にMVP」と評価を受けた。

SKY-HI「最も大変で最も美しく、最もグループにおいて価値のある行動をこの10日間ずっとしていました。一番感動したのは作詞・作曲未経験のメンバーが楽しそうにクリエイティブへ臨んでいたこと。それをさせられるのは、プロのアーティストでも簡単なことではない」

【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』レポート#11】より

SHOTAにとって『THE FIRST』とは?


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