BE:FIRST「Kick Start」振り作りに密着。“最初の曲”として「超える曲はなくていい」【『BE:FIRST Gifted Days』レポート#4】

【『BE:FIRST Gifted Days』レポート#4】

文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけたオーディション『THE FIRST』。そのオーディションによって誕生した7人組ボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」のデビュー後の日々を追いかける番組『BE:FIRST Gifted Days Road to THE FIRST FINAL』。

第4回では、『THE FIRST』の課題曲を新たに生まれ変わらせたBE:FIRSTの楽曲「Kick Start」のダンスレッスンの様子と、『THE FIRST』出演メンバーの『THE FIRST FINAL』(2022年1月29日・30日、ぴあアリーナMM)にかける想いが届けられた。

【関連】BE:FIRSTが語る「Kick Start」と『THE FIRST FINAL』への想い【『BE:FIRST Gifted Days』レポート#3】

「Kick Start」の振り作りに密着

デビューシングル『Gifted.』のリリースに向け、着々と準備を進めるBE:FIRST。この日は、メンバーも作詞作曲に携わった「Kick Start」のコレオグラフ(振り付け)作りとダンスレッスンを行うべくスタジオに集結した。

コレオグラフはSOTAが骨組みを考え、ほかのメンバーが意見を出すかたちで進められていった。クリエイティブ審査のチーム分けを反映したフォーメーションや音・歌詞を感じさせるムーブなど、その振り付けは『THE FIRST』視聴者にとって見どころ満載。

「バランスはあれだな。できてるけど雑かな」とSOTAが話を持ちかければ、LEOが「もうちょっと移動多くてもいいかもね」と提案。意見交換しながら一つひとつの振りを改良し、ひとつの作品として「Kick Start」のクオリティを高めていく。

後日、再びスタジオに集合したメンバー。「今日は絶対に終わらせます」というSOTAの宣言を皮切りに、真剣な空気の中で練習は進められていった。スケジュールの関係でJUNONが不在という状況ではあったが、「人が足りないから」という理由で手を抜くメンバーは見当たらない。

3度目のスタジオ練習で7人がそろい、いよいよ練習は大詰め。SHUNTOがJUNONに難しいパートを事前にレクチャーし、最後の追い込みが進められていく。最終調整を行い、わずか3日間で「Kick Start」の振り付けは完成に至った。

コレオグラフに込めた想い

「Kick Start」のコレオグラフと向き合いながら、彼らは何を感じていたのか。その胸中にも触れることができた。

BE:FIRST / Kick Start -Lyric Video-

RYUHEI 僕らのグルーヴやダンスの質感がそのまま表現されているから、観ていて「誰の考えたダンスだな」ってわかりやすいし、やっていてもすごく楽しい。ここから曲になじませつつ、いい感じになっていければと思います。

そして、初々しさと同時に「あんなころもあったな」となれるのが、この曲のいいところ。「Gifted.」のカップリング曲で自分たちにとって最大の功を発揮できるっていうのは、ロマンがあると思います。

MANATO 日本語と英語のバランスで行き詰まったりもしたんですけど、たくさん試行錯誤して、みんなで歌えるようなすごくいい曲になりました。僕たちにとって原点でもあるし、大切な曲になりそうですね。

「Kick Start」のリハが始まる数日前、名古屋組が集まれなくて東京組だけで振りを作ったんです。基本的にはそれぞれが自分のパートを考えて、SOTA君を中心に気になった部分を直して、今日やっと振り落としができる状態になりました。まだコレオを通して曲の感じを掴めていない感じがしています。まだどうなるかわからないですけど、一緒に盛り上がれる曲には確実になると思うので、僕たちも完成を楽しみにしながら練習していきます。

LEO 「Kick Start」は自分たちで歌詞とメロディを作ったんですけど、BE:FIRSTでも引きつづき「一曲を通して作ることができるんだ」と感じられたので、すごくうれしいです。こういう曲を、僕たちで増やしていきたいですね。

クリエイティブ審査を経てBE:FIRSTとして初めての振り作り、いろいろな面で各々の成長を感じました。「こうやったらかっこいいよね」「ここの振りを変えたほうがいいんじゃない?」と言い合えるのはオーディションがあったからこそだし、改めていいチームだなって。これからも振りや歌詞などをクリエイティブしていくことが多いと思うので、BE:FIRSTとしてももっとうまくなるはずです。

RYOKI (「Kick Start」には)Team A、B、Cどころじゃなくて、「Move On」「Shining One」「Be Free」の振り付けも全部入ってます。意外とちょっと難しい(笑)。今日(レッスン初日)やってみて「ちょっと減らせるな」「こうしたほうがいいな」っていうところがわかったので、それは次までの課題です。

「Kick Start」は、聴いた人がマジで喜ぶ曲になるんじゃないかな。ライブでは、お客さんと一緒にアンコールで歌う曲になる気もするので、そのへんまでイメージしています。

SHUNTO 想像していたより難しく仕上がって、「やばいな」って思ったりもするんですけど、やりがいも感じるし踊っていて楽しいですね。難しさでいえば、審査の「Move On」や「Be Free」「Shining One」に並ぶんじゃないかな。Team A、B、Cの振り付けを取り入れていたりもするので、踊っていてそのころの自分とかグループを思い出すときもありますね。

SOTA 最初に立てたノルマどおりに進められているので、振り付けは順調だと思います。クリエイティブ審査のときは1週間あっても足りないような感覚だったんですけど、今では2日間で詰められるようになって、自分も含めて本当に成長したと思います。「YOLO」で始まり、「“A” Life」のダンスブレイクがあって、「Good Days」の転調。要所要所で思い出を振り返れるような構成や振り付けになっているので、やっていてめちゃめちゃ楽しいです。

曲ができ上がった瞬間に、みんなで「最高傑作だよね」って言っていたんです。思い出が詰まってるっていう時点でエモいんですけど、単純に曲としてすごくいいものになった。『THE FIRST』から生まれた僕らにとって最初の曲ということで、今後どれだけいい曲を作ったとしても「Kick Start」を超える曲はなくていいと思っています。本当に大切な曲になってくるだろうから、何年経っても大事に歌っていきたいです。

JUNON 振り付けは、難しい部分もありますよね。まだ自分のレパートリーに「Gifted.」や「Shining One」しかないから新しい動きが多いんですけど、「2回目だ。似たような振りやったな」と思えるようになれば「いっぱいダンスをやってきたな」と実感できると思うので、これからいろんなダンスレッスンを受けて、どんどん慣れていきたいと思います。

「Kick Start」は合宿中とは違う新鮮な気持ちで作れたと思いますし、わりと明るい曲なので、(オーディションに合格したという)晴れた気持ちがそのまま曲調に表れているんじゃないかな。それにオーディションを通して磨き上げてきたことや手に入れたスキルが、この曲に活かされていると思います。

SHOTA&ナオキ&テンらが語る『THE FIRST FINAL』

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ライター_坂井彩花

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..