「Gifted.」MV撮影の裏側で語られた、BE:FIRSTデビュー直前の心境【『BE:FIRST Gifted Days』レポート#1】

BE:FIRST Gifted Days』レポート#1

文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけたオーディション『THE FIRST』。そのオーディションによって誕生した7人組ボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」のデビュー後の日々を追いかける番組『BE:FIRST Gifted Days Road to THE FIRST FINAL』。

初回では、『THE FIRST』のメンバーが初めてステージに集結するイベント『THE FIRST FINAL』(2022年1月29日・30日、ぴあアリーナMM)についてSKY-HIの想いが語られると共に、BE:FIRSTのデビュー曲「Gifted.」ミュージックビデオ撮影の様子が届けられた。

【関連】SKY-HIが振り返るオーディションの日々「『THE FIRST』は我々の人生を大きく変えた」【『あの日のTHE FIRST』レポート#12】


『THE FIRST』を終わらせる

ドキュメンタリー番組『あの日のTHE FIRST』の第12回で、BE:FIRSTや『THE FIRST』の未来を尋ねられたSKY-HIは、次のように語っていた。

SKY-HI 最初に生まれるグループが爆発的な人気と支持を得る可能性は想定していたけど、『THE FIRST』というオーディション番組自体が応援されるのは想定していなくて。(中略)我々の人生を本当に大きく変えた『THE FIRST』は、BE:FIRSTが生まれたオーディション番組というだけでなく、母校のような存在でこれからもずっと残っていくものだと思っています。本当に感謝やリスペクトをしているし、愛情を持って『THE FIRST』の話をしてきたけど、いつまでもそこにしがみついているわけにはいかなくて。出身校であるならば、卒業式はしないといけないと思っています。

『あの日のTHE FIRST』で放送されていたのはここまでだったが、実はこの話にはつづきがあり『THE FIRST』の卒業式=『THE FIRST FINAL』にかける想いも語られていた。

SKY-HI オーディションを進めていく段階で『THE FIRST』からデビューするグループが、来年1月くらいのタイミングでアリーナライブをやっても大丈夫な準備はしておかないと、とは思っていました。それでも、(『THE FIRST FINAL』は)想定より大きいですけど。

これだけ前を向いて進んでいるBE:FIRSTを、もう一度『THE FIRST』に戻らせることになるので、「それはいいことなのか」とすごく悩みました。でも、最近のもろもろを見ていて、落とし物を1回拾ってストンと終わらせないと前へ進めないんだと思ったので、必要なことなんだと考え直しました。

そして、『THE FIRST FINAL』を開催するワケを語り始めた。

SKY-HI 理由は3つですね。卒業式として、『THE FIRST』に最後の区切りをつけなきゃいけないというのが1つ。『THE FIRST』からの流れで、たくさんのメディアに取り上げていただいたから、BE:FIRSTのメンバーも区切りをつけづらくなっちゃってると思うんですよね。どの番組を見てもおもしろいし、会社としても関係値としてもいいことなんだけど、「どこまで『THE FIRST』を引っ張るの?」っていうのはあるじゃないですか。『THE FIRST』をもう1回やって「以上!」と区切りをつけることで、それぞれの未来がまた明るくなるんだと思う。このイベントのタイミングで、俺がBE:FIRSTと一緒にメディアへ出ることも減っていくだろうし。

2つ目は、たくさんの『THE FIRST』を応援したいと思ってくださっている方に対して恩返しをしたい。「『THE FIRST』から生まれた彼らにもう1億円かけたい」とクラウドファンディングした際には、約6万人の方が支援してくださり4.5億円が集まった。その恩返しをしたいんです。

3つ目は、BE:FIRSTが生まれて育って羽ばたいていく瞬間を、もう1回しっかり作りたいから。クリエイティブ審査やクリエイティブ審査NEOの曲をライブでやるのは、今回が最初で最後になるんじゃないかな。本当に『THE FIRST』をリスペクトしているのであれば、『THE FIRST』にすがっちゃ絶対にダメじゃないですか。だから本当に、これが最初で最後になると思う。

「Gifted.」MV撮影現場に潜入


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..