お正月の思い出は働く人たちのおかげ 「サミット33年ぶり正月三が日休業」のニュースから考えたこと(納言・薄幸)

2020.10.29


クズったれ芸人たちと過ごした今年の年明け

今年の年明けはどうしていたっけな。たしかラジオ局の喫煙所で煙草を吸っていたら、年が明けていた。2019年に煙草に火をつけて、2020年にその火を消した。

その時は、さすがに煙草に生まれなくてよかったと心から思った。元旦の午前3時ごろに仕事が終わった後は、ゾフィーのサイトウさん、岡野陽一さん、ザ・マミィの酒井君という、クズったれメンバーで昼過ぎまで酒を飲んだ。全員、大酒飲み大煙草吸い。

大量の煙で、誰の顔も見えやしない。正体のわからない煙の向こうの人物を声で判断して会話をするという、少々頭の使う飲み会となった。飲み会が終わったあとは、暗くなるまで泥のように寝て、先輩たちと初詣に行き、また酒をたらふく飲ませてもらい、千鳥足で帰宅した。

こう書くとクソみたいな元旦のように思えるけど、こんなことができるのは、正月くらいだ。これこそ正月休みという感じがして、すごくいい思い出になった。

私たちの生活は、スーパーで働く人たちに支えられている

私の家の最寄りのスーパーは、サミット(サミットストア)だ。偶然にも、初めてひとり暮らしを始めたときの最寄りのスーパーもサミットだった。そんなこともあって、サミットは個人的に思い入れのあるスーパーなのだが、そのサミットが33年ぶりに正月三が日を休業すると発表した(一部店舗を除く)。例年は2日まで休業して、3日から営業開始していたとのこと。

生活していく上で、スーパーは私たちにとって、なくてはならない存在だ。それは普段働いてくれている店員さんや社員さんがいるからこそ。スーパーがあるからお正月のごちそうも食べられるわけで。あの、お正月の温かい思い出も、スーパーで働いてくれる、店員さん社員さんのおかげでもある。

店員さん社員さんには、家族がいる方も大勢居る。そんな方たちの子供にとってのお正月が“お正月はママ、パパは仕事でいない”といった寂しい思い出になってしまうのは、あまりにかわいそう過ぎる。年末のスーパーはどこもかしこも大混雑していて、目が回る忙しさだと思う。私たちのためにたくさん働いてくれたぶん、正月三が日は大切な家族に囲まれながら、ゆっくりと体を休めてほしい。

今まで33年も、2日間だけの休みでよくやってきてくれました。ありがとう。任せてください! 3日分くらいどうにかできます! 3日分の食品を1日で食い尽くすような凡ミスもしません!

そして何より、サミットのポスターに書いてある、三が日休業の理由がかっこいい。

サミットは社員の“元気”充電と、社員の家族・パートナーの皆様への“感謝”のため、休業いたします

粋なこと言っちゃって! 痺れるぅー! 仕事よりも大切な家族と、楽しいお正月の思い出を作ってください。そして、4日からまた元気に営業してください。

提供:サミット株式会社 広報室

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