焦るトランプ
H 10月1日、広報部長のホープ・ヒックスの感染がメディアに出て、彼女から感染が始まったとのことだが、トランプと彼女とは、ハグの挨拶を欠かさない仲だから、プロットとしては無理はない。が、そのあと判明する感染者の「選別」がいささか意図的過ぎる感じがしないでもない。
白けた関係にある妻のメラニアを陽性にして、もっと親しい娘のイヴァンカを陰性にしておくのには意図が感じられる。報道官のケイリー・マクナニーは、トランプのおびただしい「嘘百万言」の言い逃れで疲労困憊しているから、このへんで休養させるにはいいチャンスだ。
ちなみに、彼女の弁解の口調は9月いっぱいで辞任した上級相談役のケリーアン・コンウェイそっくりで、彼女が終始「演技」指導をしてきたことがよくわかる。そのコンウェイも陽性との発表だが、反トランプの彼女の娘クラウディアの最近のTikTok映像では――ちらりとだったが――ぴんぴんしていたな。
H 今、遠避けたい人間を陽性にしたという解釈もできなくはない。6日に、上級顧問のスティーブン・ミラーも陽性反応が出たという。彼はトランプのスピーチライターでもあり、彼の「極右」発言の元凶でもある。この間の状況で「極右」支持がやばいと感じ、引き下げたという見方もできる。しかし、こういう憶測はいささか陰謀理論臭いな。
T 基本的に今回、トランプは焦り過ぎていると思うんだ。10月2日、彼は午後1時のツイートで感染を発表し、ワシントンD.C.のウォルター・リード国立軍事医療センターに入院する。ここまでは問題ない。が、その後の経過については、主治医のショーン・コンリーの明らかに裏のある報告が唯一の情報源となる。これは、操作でしょう。
S そんなの当たり前じゃないか。問題は、そのやり方だ。ショーン・コンリーは、トランプが、彼の言うことを聞かないアンソニー・ファウチを退け、前面に押し出した医師で、ファウチが時期尚早とする学校やレストランの「3密」施設の開放をトランプの言いなりに勧めたんだよね。ホントらしさを装うには力不足だし、こういう身勝手な人選は必ず失敗する。
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