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雅紀さんはベンジャミン・バトンになる?
──まだ世間に知られていない、お互いの魅力を教えてください。

雅紀 僕がピックアップされがちなんですけど、隆の普段のトークとか聞いたらもっともっと魅力がわかると思いますけどね。たとえば『(人志松本の)すべらない話』(フジテレビ)とか。あと「リンゴがテーマ」とか、括りのあるトークをするとか。
渡辺 イヤだよ。リンゴがテーマの話。
雅紀 大喜利のほうが少し見つかって、時々番組に呼ばれるようになったので、徐々にわかってきてると思いますけど、一般的にはまだ知られてないじゃないですか。「じゃないほう」なんて呼ばれてるけど、全然そんなことないんですよ。そういうふうに世間に思われてるのは、「違うのになあ」って思います。
──渡辺さんの魅力が世間に伝わるのも、時間の問題ですね。渡辺さんから見た雅紀さんの魅力は?

渡辺 盆栽とかと一緒で、年月を楽しんでいたただいたほうがいいのかな。このまま老いていく過程とか。
──もっと味が出てくる?
渡辺 そうですね。どんな枝が出るのかとか、どんな色になるのかとか、僕もわからないですね。長い年月をかけてじいさんになっていくサマを見てもらえれば、おもしろいんじゃないかなあと。このまんまで大丈夫だと思うんですけどね。
──どんどん、きれいになっていくなと思ってました。

雅紀 いや、お目が高い。
渡辺 そこは同意するんだ。
雅紀 普通はだんだん老いていって、シワとかシミとかができて、腰が曲がってみたいな感じじゃないですか。でも僕は、これから歯を入れていって、あとこれから痩せるんですよ。
──予言ですか?
雅紀 予定ですよ、予定! これから歯を入れて痩せて、着るものもよくなって……だんだん若返っていく人いるじゃないですか、映画であったような。なんだっけ?
渡辺 ベンジャミン・バトン。
雅紀 そう! ベンジャミン・バトン! ベンジャミン・バトンになると思うんですよね。

渡辺 そうなってくるとみんなの思惑と逆じゃねぇかな? 何を聞いてたんだって話よ。
雅紀 申し訳ないけど、盆栽っていうかきれいになっちゃう、若返っちゃうっていう。
──「きれいになる=若返る」ではなくて、年輪の深みを増しながら、清潔感とかそういう意味できれいになっていくってことでした。どうしても貧乏な時代はできないこともあったと思うので、これから歯を入れたり、スキンケア用品がよくなったり、いい髭剃りが買えたりとか。
雅紀 なるほど。それはありますね。

渡辺 あなただけだよ。あなたの話をして、あなただけが今の話を理解してなかったっていう。みんなが思ってるのとすごい違うことを言ってたよ。
──いや、でもベンジャミン・バトンみたいに若返るっていうのを聞けてとてもよかったです。
渡辺 ほら、“突拍子もないこと”を聞けてよかったって言ってるんだよ。予期してないことを言われたって言ってるようなもんだからね。
雅紀 いやいや、でも今日は非常にいい機会というか、会というか。
──自らを知れる会。

雅紀 そう!!!!!! ……今ちょっと声デカかったですね。
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