若月佑美、挫折経験を語る。「苦しさが半端じゃなかった」女優を志したきっかけとは

若月佑美

文=於ありさ 撮影=佐々木康太 編集=高橋千里


2011年に芸能界入りをし、女優やモデルとして躍進しつづけている若月佑美。

そんな彼女は今年の10月から、約22年ぶりに帯番組として復活したラジオ『MBSヤングタウン(以下:ヤンタン)』の月曜パーソナリティを、元モーニング娘。の工藤遥と共に担当している。

ラジオパーソナリティとしての近況や、活動の幅をどんどん広げていく原動力、その根幹にある学生時代の経験などについて赤裸々に語ってもらった。


『ヤンタン』月曜パーソナリティ・工藤遥さんとは「境遇が似ている」

──ラジオパーソナリティの話をもらったときの気持ちを教えてください。

若月佑美(以下:若月) びっくりしました。歴史ある『ヤンタン』で、週の始まりの月曜日を任せていただけるなんて光栄だなと。

ただ同時に不安でもありましたね。ふたりだけのラジオ番組というものを経験したことがなかったので、トークもちゃんと勉強していかなきゃいけないなと思い、プレッシャーを感じたというか、ぐっと気が引き締まりましたね。

若月佑美

──ペアの相手が工藤さんと聞いたときは、どう思いましたか?

若月 うれしかったですね。ふたり共、今は女優をやっていて……。境遇が似ているので、一緒に生活を送ってきたような親近感を抱いていました。

あとは個人的に声のトーンがすごく似ているなとも思っていました。話しやすさもありますし、仲間意識を感じられる。そういう点でも、工藤さんでよかったなって思っていました。

──最初はプレッシャーを感じていたとのお話でしたが、2カ月ほど経った今はどうでしょう?

若月 工藤さんとの距離も初回に比べたらだいぶ縮まって、かけ合いが心地いいなと感じることが増えました。最近は収録中じゃないときも、ずっとお話しさせてもらっているし、LINEも交換できました。お互いの仕事が落ち着いたら、ご飯に行こうとも話しています。

あとはリスナーさんへの感謝を改めて感じますね。楽しくトークができるのはリスナーさんからのメールがあるおかげなので、もっともっと大事にしたいなと思っています。

若月佑美

「誰かのために時間を使いたい」自分を変えた、学生時代の挫折経験

──女優、モデル、ラジオ……と多岐にわたる活動をしてらっしゃいますが、それぞれどういう心持ちで挑んでいるのでしょうか?

若月 女優業に関しては作品の助けになれたら本望だなと思っています。引き出しを増やしていきながら、監督が求めることに応えられるようになって、結果として観てくれている誰かにいい影響を与えられたらいいですよね。

モデル業は、「誰かの役に立ちたい」と思っています。雑誌『Oggi』の美容専属モデルなので、私を通して、コンプレックスへの向き合い方を知っていただいたり、ためになったと言ってもらえたら素敵ですよね。

ラジオは、ただただ誰かの楽しみになってくれたらいいですよね。演技やモデル業と違って正解がないので、難しさもありますけど、自分を見つめ直すいい機会にもなっています。

若月佑美

──お話を聞いていて、常に“誰か”の存在を意識してらっしゃるんだなと感じました。

若月 そうですね。もともと、この業界に入った理由が「誰かのために時間を使いたいな」と思ったからなので、そのときの気持ちは今も持ちつづけているのかなと思います。

──「誰かのために時間を使いたい」と思ったのはどうしてなのでしょう?

若月 進学校に通っていたので、まわりがすごく勉強できる子たちの集まりだったんですけど、そのときに勉強に行き詰まってしまって、自分に絶望したんですよね。「私が勉強で“100%”がんばっても、頭のいい子たちにとっては“10%”程度なのかもしれない。そこで勝てないなら、ほかのところでがんばったほうがいいんじゃないか」って。

それで、将来使わないかもしれない知識を身につける時間を誰かのために使えたら、もっと有意義なんじゃないかと思ったんです。

若月佑美

──なるほど。もともと誰かに頼られることで喜びを感じるタイプだったのでしょうか?

若月 中学生くらいのときに友達の相談を聞いて、アドバイスをして、それが成功して、お礼を言われたときに、自分が何かを成し遂げるよりも、自分の助けで誰かが何かを成し遂げることのほうが喜びが勝るなと思いました。そのときから“誰かのために”という思いが強まったんです。

女優を志したのは、ひとつの舞台から


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於 ありさ

(おき・ありさ)ライター・インタビュアー。金融機関、編プロでの勤務を経て2018年よりフリーランスに。サンリオ・男性アイドル・テレビ・ラジオ・お笑い・サッカーが好き。マイメロディや推しに囲まれて暮らしている。

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