ファンクラブは、番組を終わらせないための気持ちの表れ
恩田 グッズもイベントも、リスナーによって成り立っていることと関連するんですけど、やっぱり今後、音声も含めたコンテンツがつづくためには、ファンコミュニティに支えられることもかなり重要だと思うんです。ニッポン放送さんも、ファンクラブに力を入れてますよね。
石井 そう。ファンクラブは『三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)』を絶対終わらせないって気持ちの表れ(笑)。
恩田 あのファンクラブはどういう経緯で作られたんですか? 三四郎さんとけっこう打ち合わせしたんですか?
石井 もともと僕はずっと、「ファンクラブをやったほうがいい」と確信を持っていて。だから今の部署に来たときに、最初の企画として上司に出したの。それで「おもしろそうだから、やってみたら?」と言ってもらったと同時に、ちょうど三四郎のマネージャーさんからその相談が来て。
「(ファンクラブをやるなら)『オールナイトニッポン』と組んだほうがいいと思うんですよね」と言っていただいて、「それちょうどやりたかったんです!」っていう話になって、たまたまタイミングが合ったかたちで。だから、本人たちは最初打ち合わせすら入ってない。マネージャーさんは「三四郎はなんでもやります」って最初におっしゃって(笑)。だからまずはこっちでコンテンツを考えて始めた。
まず他部署にも協力してもらってアーカイブの音源を出したのと、ブログを作ったのと、番組とは別でファンクラブ限定ラジオと、全部形にした。いろんなところからの協力を得られるのは、なかなかないことだとは思うけどね。
恩田 「自分たちがやったほうがいいよね」じゃなくて「『オールナイトニッポン』でやったほうがいいよね」っていうの、めちゃくちゃ素敵な話ですよね。最高です。
石井 ずっとニッポン放送、僕とか構成作家の福田(卓也)さんと付き合いがあって、歴史を知っているからこそっていうのもあると思う。三四郎さんとの付き合いは長いから。7年くらいかな。なんなら「ファンクラブの会員100人とかだったらギャラいらないです!」って言うくらいだったから。結果、5000人くらい会員になっていただいて。
恩田 めちゃくちゃ集まってますよね!
石井 こういうものがあれば、安易に「番組を終了する」とはならないだろうし、なったとしても「この抱えた会員たちをどうするんですか?」って話になるはずだから。もっとやれることはあるし、進めてる企画もあるけどね。リスナーの力で番組がつづいたら素敵だなと思う。
関連記事
-
-
天才コント師、最強ツッコミ…芸人たちが“究極の問い”に答える「理想の相方とは?」<『最強新コンビ決定戦 THE ゴールデンコンビ』特集>
Amazon Original『最強新コンビ決定戦 THEゴールデンコンビ』:PR -
「みんなで歌うとは?」大西亜玖璃と林鼓子が考える『ニジガク』のテーマと、『完結編 第1章』を観て感じたこと
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
「まさか自分がその一員になるなんて」鬼頭明里と田中ちえ美が明かす『ラブライブ!シリーズ』への憧れと、ニジガク『完結編』への今の想い
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会『どこにいても君は君』:PR -
歌い手・吉乃が“否定”したかった言葉、「主導権は私にある」と語る理由
吉乃「ODD NUMBER」「なに笑ろとんねん」:PR