ダイアンは「黒電話時代からの付き合い」。ふたりの間に言葉はいらない

2021.6.19
ダイアン

文・編集=佐々木 笑 撮影=TOWA


結成21年目、お笑いコンビ・ダイアン。ふたりから溢れでる“熟年夫婦”のような関係性に、ファンからは「こんな幼なじみが欲しかった」という声が多く上がっている。

インタビュー前編では、ふたりが出会ってから今に至るまでの歴史を聞いたり、「もしも相方がいなくなったら」を考えたりしつつ、ダイアンの関係性を紐解いた。

そして本編では、「唯一のケンカ」や「ユースケが一生感謝しつづけている津田の武勇伝」、「YOU&TUBEへの想い」などを通して、さらにふたりの核心へと迫っている。

取材中、ユースケはこう語る。「結局僕ら、アホやってるだけなんで──」。


コンビ歴21年目。唯一のケンカで津田ふくれる

──今年でダイアン結成、丸21年ですね。

津田 まさか芸人自体をこんなにできると思っていませんでした。45歳まで仕事できているなんて。そりゃ当然売れたいって気持ちはありましたけど、なかなか厳しい世界じゃないですか。だからできていることに、感謝。……って感じ。

(右)ケータリングを食べる手が止まらない津田篤宏(つだ・あつひろ)
(左)「普通取材中にそんな食べへんねん」とツッコむユースケ

──もし芸人にならず、ダイアンとしてコンビを組んでいなかったとしても、友人として連絡を取る関係だったと思いますか?

津田 地元おったらしてると思うけど、おらんと思うねん。たぶん俺はニューヨークとかでバリバリやってるタイプだし。

ユースケ どこがやねん。

津田 西澤はずっと滋賀におるやろな。

ユースケ それお前やん。ずっと実家でおかんと住んでるやろ。おかんに飯作らせてさ。まあでも、地元におる仲いい友達とかもいますけど、状況によって違うでしょうね。もし僕が弁護士とかやってて、相方がずっと実家におったら、やっぱ会いづらい。

津田 ……弁護士?(笑)

──おふたりは、仲が悪い時期はありましたか?

ユースケ この時期、とかっていうのはないですね。

津田 まず、めちゃくちゃベタベタするようなコンビじゃないんで。一定の距離感はずっとある。

──印象に残っているケンカがあればお聞きしたいです。

津田 営業先でケンカしたやん。どの芸人が聞いても「それはあかんやろ」ってなる話ですよ。

ユースケ 今この話を自分からしてきて、ビックリしてます。言ってええんやな? 2ステの営業があったんです。2回目のお客さんが1回目と被ってる感じだったから、1回目と違うネタをやったんですよ、相方に何も言わずに。でもそれも、ようやってるネタですよ。そしたらね、(津田が)ちょっとできへんかったんです。終わったら、すごいふくれた顔してて。キレるとかじゃなくて、ふくれてて。「違うネタやるんなら、言ってくれやぁぁぁあ!」って。いやいや、よくやってるネタなんだからできるやろって僕は思いました。

──これはいつごろのお話でしょう?

ユースケ 一昨年くらい?

津田 辞めてまえよ、そんなやつ(笑)。15年前くらいですよ。 

営業先でふくれた津田。今でもこの件はユースケが悪いと思っているとのこと

津田は、ユースケのニンニク博士


この記事の画像(全27枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

佐々木 笑

(ささき・えみ)1996年生まれ。宝島社ムック局編集部のち、フリーランスの編集者・ライター。笑と書いてエミ読みます。本名通りお笑い大好き人間に育ちました。『フワちゃん完全攻略本』『#麒麟川島のタグ大喜利』『KOUGU維新 公式本で、イザ参ラン!』(すべて宝島社)など。アイコンは川島さんに描いていただ..

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

「金借り」哲学を説くピン芸人

お笑い芸人

岡野陽一

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

ドイツ公共テレビプロデューサー

翻訳・通訳・よろず物書き業

マライ・メントライン

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

7ORDER/FLATLAND

アーティスト・モデル

森⽥美勇⼈

ケモノバカ一代

ライター・書評家

豊崎由美

VTuber記事を連載中

道民ライター

たまごまご

ホフディランのボーカルであり、カレーマニア

ミュージシャン

小宮山雄飛

俳優の魅力に迫る「告白的男優論」

ライター、ノベライザー、映画批評家

相田冬二

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

若手コント職人

お笑い芸人

加賀 翔(かが屋)

『キングオブコント2021』ファイナリスト

お笑い芸人

林田洋平(ザ・マミィ)

2023年に解散予定

"楽器を持たないパンクバンド"

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

「お笑いクイズランド」連載中

お笑い芸人

仲嶺 巧(三日月マンハッタン)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)
ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん(ランジャタイ国崎和也)
竹中夏海
でか美ちゃん
藤津亮太